発疹や帯状疱疹はHIV感染?

「全身に出た原因不明の発疹と、その直後に発症した帯状疱疹」
これが私が自分のHIV感染を疑うきっかけでした。
どちらも生まれて初めての経験であり、私はてっきりHIVに感染したために出た症状だと思い
込みました。しかも感染したかも知れない行為に心当たりがあったのです。
「きっと、あのときに感染したにちがいない・・・」
私は自分の軽はずみな行為にどれだけ後悔したか知れません。
そんなかつての私と同じように、突然の発疹や、帯状疱疹を発症して、もしやHIV感染では・・・
そんな不安を感じているあなたに、私の体験を参考にして頂けたらと記事にしました。
さて、私たちがHIVに感染すると、感染後数週間してから発熱、発疹、倦怠感、リンパ腺の腫れ、
下痢、頭痛といった症状が出ることがあります。また場合によっては帯状疱疹が出ることもあります。
これらを急性HIV感染症と呼びます。
急性HIV感染症は、HIVが体内で急増し、血液中に入って全身に回り、ウイルス血症を起こすこと
が原因とされています。
急性HIV感染症の症状は、放置しておいても1週間から2週間くらいで自然と治ります。
むろん、自覚症状がありますから、異常を感じて病院にかかる場合もあるでしょう。
でも、病院では必ずしもHIV感染を疑う訳ではないので、一般的な診察だけで終わることも多い
のです。
事実、私の場合も全身発疹と帯状疱疹を診察してくれた皮膚科の先生は、HIV感染の可能性を
まったく指摘してくれませんでした。
さて、こういった急性HIV感染症に悩む人はけっこう多くいます。
例えば、
「風俗でコンドームなしで遊んでしまい、その後微熱が続いています。下痢もするし、何だか身体が
だるい状態です。これはHIVに感染した症状でしょうか?」
こんな感じの質問がネット上でいっぱい目につきます。
私自身、自分のHIV感染が不安だった3ヶ月間は同じような質問を書き込みしたり、他人の質問を
探したりしていました。HIVに感染したのではないかと、不安で仕方なかったのです。
私の場合はまた、運が悪すぎというか、よくもまぁ、これだけいっぺんに連続したなと感心するくらい
症状が出ました。
病院に行った症状だけでも、全身発疹、帯状疱疹、頭痛、肝機能低下、下痢。これだけ続けて
発症して診察を受けました。
これだけ症状が続けば私が自分のHIV感染を疑うのもムリはないと思いませんか?
先ほども書いたように、感染の心当たりもありました。
「あそこで無防備に遊んだのが失敗だったか・・・」
と、どんなにか悔みました。
私が特に不安になったのが、全身発疹と帯状疱疹の2つの皮膚疾患です。
この2つはどちらもHIV感染による症例が多い皮膚疾患だからです。
それでも私はHIVには感染していませんでした。結局、どんなに疑わしい症状があったとしても、
HIV検査を受けるまでは単なる思い込みかも知れないのです。
だからあなたにも同じような症状が出たとしても、決してHIVに感染しているとかってに決めつけ
ないでください。絶望したり、やけっぱちになったりしないで下さい。
でも、その一方で、それらの症状はHIV検査を受けるきっかけとしては無視できません。
HIVに感染していないかも知れないけど、もしかしたら本当に感染しているかも知れないのです。
『HIV感染に伴う皮膚疾患』(Visual Dermatology 秀潤社)によると、HIV感染者の90%が
何らかの皮膚疾患を発症しているそうです。
帯状疱疹や発疹はむろん、斑点や腫瘍になる場合もあります。口腔カンジダ症(口の中に白い
カビが繁殖する)もあります。
しかし、あなたにそんな皮膚疾患の症状が出た時、あなたを診察した皮膚科の医師がHIV感染
まで視野に入れて診てくれるかどうか、それはその医師によります。
必ずHIV感染まで考慮して診てくれるとは限らないのが現実です。
そして、実際にかなりのケースで医師がHIV感染を見逃すことが多いのです。
なぜなら、多くの皮膚科の医師はHIV感染者、エイズ患者と医療現場で接する機会が少ない
からです。
HIV感染者を診察した経験がなければなかなかそこまで注意が回らないのです。
(いくつかのHIV感染医療の専門書で指摘されている問題点です。)
繰り返しますが、私の帯状疱疹を診てくれた個人クリニックの医師も、全身発疹を診てくれた
総合病院の皮膚科の医師も、HIV感染の可能性については一言もありませんでした。
ですから、あなたに何かの皮膚疾患が出た場合、仮に皮膚科の先生がHIV検査を指示しな
くても、あなた自身で用心してHIV検査を受けることをお勧めいたします。
私の場合だって、幸運にもHIVに感染していなかったので大事に至りませんでしたが、もし感染
していれば早期発見のチャンスを逃す所でした。
今やHIV感染は致死的疾患ではなく、早期に見つかればエイズ発症を防ぐことだって可能に
なりました。その一方で発見が遅くなれば感染は進行し、重症化のリスクは高くなります。
まさに早期のHIV検査は、あなたにとって救命的検査になるかも
知れないのです。
あなたが突然、全身の発疹や帯状疱疹を発症したら、必要以上にHIV感染を恐れる必要はありま
せんが、しかしHIV検査を受けるサインとして見落とさないよう、ご注意下さい。
これがこのページで私からあなたにお伝えしたかったことです。
最後に、私が自分のHIV感染を疑ったときに使用した検査キットをご紹介します。
あなたが保健所に行く時間がなかったり、誰にも知られたくない、会わずにHIV検査を受けたいと
思うならこれがお勧めです。
*私が帯状疱疹と全身発疹でHIV感染を疑ったときに使いました。
・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)
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帯状疱疹だからHIV感染とは限りません。しかし、HIV感染に帯状疱疹が多いのも事実です。
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