2015年第4四半期(10月~12月)のエイズ動向が、厚生労働省エイズ動向委員会より発表されました。(2月29日付け)

その概要を速報であなたにお届け致します。最新のエイズ動向としてご覧下さい。

今回報告されたのは、2015年9月28日から2015年12月27日までの約3ヶ月間のエイズ動向情報です。

従って2015年の第4四半期(10月~12月)にあたります。

情報源はこちらです⇒『エイズ動向委員会報告』

今回の発表では新規HIV感染者は266件、新規エイズ患者は102件となり、前回(2015年第3四半期)より新規HIV感染者は30件の増加、新規エイズ患者は1件の減少となりました。

詳細は本文にてどうぞ。

今回の報告でエイズ動向委員会岩本委員長コメントに特筆すべきものはなかったと思います。ただ、例によって毎回必ず出てくるコメントは今回もやはり載っていました。

『早期発見は個人においては早期治療、社会においては感染の拡大防止に結びつく』

そう、このコメントです。早期のHIV検査は救命的検査となります。

では、エイズ動向委員会のデータから主要なものをご紹介しましょう。

本文のグラフ、表は全て管理人がエイズ動向委員会から公表された数値を元に作成したものです。

また、このページはかなり長文です。そこで目次を作りました。

あなたが読みたい項目をクリックすると途中を飛ばして読むことが出来ます。時間のないあなたはどうぞご利用下さい。

なお、第4四半期の動向が出てきましたので、第1四半期からのデータと合わせて2015年エイズ動向速報版として4期を集計したデータも公開します。

そちらもぜひご覧ください。

■2015年エイズ動向速報版

◇2015年第4四半期エイズ動向 目次

1.2015年第4四半期(10月~12月) 新規HIV感染者とエイズ患者の人数

2.2015年第4四半期 新規HIV感染者とエイズ患者の感染ルート

3.2015年第4四半期 新規HIV感染者・エイズ患者年代別分布

4.2015年第4四半期 都道府県別新規HIV感染者・エイズ患者数

5.保健所などの抗体検査数

6.献血件数、及びHIV抗体検査陽性件数

7.まとめ

1.2015年第4四半期(10月~12月) 新規HIV感染者とエイズ患者の人数

項目 10-12月 前回 昨年同時期
新規HIV感染者数(人) 266 236 265
新規エイズ患者数(人) 102 103 117
合計数(人) 368 339 382
いきなりエイズの割合 27.7% 30.4% 30.6%

表1.新規HIV感染者とエイズ患者

表中の前回とは2015年7月~9月(第3四半期)を指します。

前回から比較すると新規HIV感染者は30人の増加、新規エイズ患者は1人の減少となっています。

では、2015年の第1四半期(1月~3月)、第2四半期(4月~6月)、第3四半期(7月~9月)、第4四半期(10月~12月)の新規HIV感染者、新規エイズ患者の推移をグラフで見てみましょう。

サマリー
図1.2015年第3四半期までの推移

第1四半期から第4四半期までの通期合計

●新規HIV感染者 990人(過去9位)

●新規エイズ患者 423人(過去8位)

両方の合計は1,413人(過去9位)となっています。2014年の通期合計が1,546人でしたから133人の減少となりました。

ただし、今回の2015年データはあくまで速報値です。今年の8月くらいに正式版が出てきますが、例年正式版の方が件数が増えています。

それでは個別にデータをみていきましょう。

【↑目次に戻る】

 

重複感染は単独よりも危険です!
タイプO ・HIV
・梅毒
・B型肝
(男女共通)

¥7,750+消費税
矢印STDチェッカー タイプO

2.2015年第4四半期 新規HIV感染者とエイズ患者の感染ルート

2-1)新規HIV感染者感染ルート

2015年第4四半期(10月~12月)の新規HIV感染者の感染ルートは以下の通りです。

感染ルート 件数 比率 (%)
異性間性的接触 45 16.9
同性間性的接触 188 70.7
静注薬物使用 1 0.4
母子感染 0 0.0
その他 3 1.1
不明 29 10.9
合計 266
100.0

表2.2015年第4四半期 新規HIV感染者の感染ルート

表2をご覧頂いてお分かりのように新規HIV感染者の最大感染ルートは同性間の性的接触で全体の70%以上を占めています。

188件は全て男性同士の性的接触となっています。

なぜ男性同士の性的接触によるHIV感染が多いのか?毎回その理由を説明していますが、避妊の必要がないのでコンドームを使用しないことが多い、アナルセックスは小さな傷や出血が多い、こうしたことがHIV感染の確率を高めています。

また、前回はゼロだった静注薬物使用が1件報告されています。

表2をグラフにしたものが図2です。

HIVルート
図2.2015年第4四半期 新規HIV感染者の感染ルート

図2の黄色と青が性的接触による感染です。

合計87.6%となります。不明が10.9%ありますから、分かっている感染ルートで言えばほぼ全て性的接触によるものだと言えます。

従ってHIV感染の予防はいかに性的接触による感染を防ぐか、と言うことに尽きます。

しかし、未だにHIVの感染ルートとして、血液感染・母子感染・性行為感染、この3つを同列にして説明しているサイトが見られます。

確かに血液感染も母子感染もHIVの感染ルートとしては存在しますが実際の件数は表中の通りです。どう考えても同列で説明するのは変ですよね。

2-2)新規エイズ患者感染ルート

2015年第4四半期(10月~12月)の新規エイズ患者の感染ルートは以下の通りです。

感染ルート 件数 比率 (%)
異性間性的接触 21 20.6
同性間性的接触 63 61.8
静注薬物使用 2 2.0
母子感染 0 0.0
その他 0 0.0
不明 16 15.7
合計 102
100.0

表3.2015年第4四半期 新規エイズ患者の感染ルート

新規エイズ患者の感染ルートもまた男性同士の性的接触が最大感染ルートとなっています。

全体の60%以上を占めています。その理由は先ほど説明した通りです。

表3をグラフにしたものが図3です。

エイズルート
図3.2015年第4四半期 新規エイズ患者の感染ルート

新規エイズ患者の方も性的接触による感染合計は82.4%であり、不明が15.7%であることを考えると、ほとんど性的接触によって感染していることが分かります。

【↑目次に戻る】

 

一番人気の5項目検査キット!
タイプE ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌

¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから

3.2015年第4四半期 新規HIV感染者・エイズ患者年代別分布

新規HIV感染者とエイズ患者の年代別分布データをご紹介します。

3-1)2015年第4四半期 新規HIV感染者の年代別分布

年齢区分 件数 比率 (%)
10歳未満 0 0.0
10歳~19歳 2 0.8
20歳~29歳 82 30.8
30歳~39歳 93 35.0
40歳~49歳 60 22.6
50歳~59歳 17 6.4
60歳~69歳 9 3.4
70歳以上 3 1.1
不明 0 0.0
合計 266
100.0

表4.2015年第4四半期 新規HIV感染者の年代別分布

この表だけでは分布が直観的に分かりずらいのでグラフにしてみました。図4をご覧下さい。

表4をグラフにしたものが図4です。

HIV年齢
図4.2015年第3四半期 新規HIV感染者の年代別分布

グラフをご覧頂いてお分かりのように、新規HIV感染者は20代から40代に集中しています。それでも50代以上にも全体の10%にあたる感染者がいます。HIV感染に年齢は関係ないことが分かります。

3-2)2015年第4四半期 新規エイズ患者の年代別分布

年齢区分 件数 比率 (%)
10歳未満 0 0.0
10歳~19歳 0 0.0
20歳~29歳 14 13.7
30歳~39歳 23 22.5
40歳~49歳 44 43.1
50歳~59歳 13 12.7
60歳~69歳 7 6.9
70歳以上 1 1.0
不明 0.0
合計 102
100.0

表5.2015年第4四半期 新規エイズ患者の年代別分布

こちらも表では感覚的に分かりずらいのでグラフをご覧頂きましょう。

表5をグラフにしたものが図5です。

エイズ年齢
図5.2015年第4四半期 新規エイズ患者の年代別分布

新規エイズ患者は40代に最も多いのですが、注目すべきは50代以上にも多いことです。全体の20%以上が存在します。

50代以上ではHIV感染が分かった時点ですでにエイズを発症していた「いきなりエイズ」の割合が40%を超えています。

50代以上に「いきなりエイズ」が多いことは毎回書いているのですが、やはりHIV検査を受ける人が少ないのでしょうね。

自分で危険だと思わないことや、他人の目が気になって検査場へ行きにくい、などの理由があるのだと思います。

しかし、HIV感染、エイズ発症に年齢は関係ありません。

どうしても人の目が気なるようでしたら自宅で使えるHIV検査キットもあります。

検査を受けずに放置することが最も危険です。

【↑目次に戻る】

 

一番人気の5項目検査キット!
タイプE ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌

¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから

4.2015年第4四半期 都道府県別新規HIV感染者・エイズ患者数

2015年第4四半期(10月~12月)の都道府県別HIV感染者、エイズ患者の動向を表にしてあります。

また今回までの累計データも載せました。赤字は特に感染者の多い都道府県です。

区分 新規HIV感染者 新規エイズ患者
都道府県 今回 累計 今回 累計
北海道 14 270 3 155
青森県 1 49 0 30
岩手県 1 28 1 32
宮城県 3 123 4 88
秋田県 1 22 0 23
山形県 0 25 0 23
福島県 0 68 0 45
茨城県 6 528 1 321
栃木県 0 242 1 193
群馬県 4 188 1 134
埼玉県 7 502 4 341
千葉県 10 766 6 525
東京都 101 6,652 13 2,022
神奈川県 5 1,208 5 593
新潟県 0 90 0 58
山梨県 1 108 0 47
長野県 0 303 0 196
富山県 0 37 1 29
石川県 2 76 2 38
福井県 0 48 0 34
岐阜県 4 141 1 118
静岡県 4 408 2 201
愛知県 16 1,047 18 544
三重県 1 149 0 84
滋賀県 0 73 1 61
京都府 5 231 2 114
大阪府 45 2,277 14 738
兵庫県 3 386 1 214
奈良県 4 107 0 71
和歌山県 2 61 2 49
鳥取県 0 14 0 16
島根県 0 18 0 7
岡山県 2 131 0 74
広島県 4 209 2 111
山口県 1 58 0 21
徳島県 1 35 0 21
香川県 00 57 0 45
愛媛県 2 74 1 54
高知県 0 35 1 24
福岡県 7 465 6 230
佐賀県 1 30 0 14
長崎県 1 49 1 32
熊本県 1 77 0 57
大分県 1 50 0 26
宮崎県 0 49 1 38
鹿児島県 2 79 1 59
沖縄県 4 205 6 108
合計 266 17,848 102 8,056

表6.都道府県別新規HIV感染者・エイズ患者数

なお、このデータはあくまでも報告地ベースであり、新規のHIV感染者、エイズ患者が報告された都道府県に居住しているとは限りません。

例えば北海道に住んでいる人が東京に遊びに来てHIV感染が見つかれば東京でカウントされます。

表6から、新規のHIV感染者、エイズ患者の多い都道府県は、東京、大阪、神奈川、千葉、愛知などです。

また、あなたのお住まいの都道府県でHIV感染者やエイズ患者が少ないからといって、それはあなたがHIVに感染するリスクが少ないと言うことではありません。

どうぞ誤解されないようにお気をつけ下さい。

【↑目次に戻る】

 

一番人気の5項目検査キット!
タイプE ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌

¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから

5.保健所などの抗体検査数

2015年第4四半期(10月~12月)に保健所や地方自治体の実施するHIV抗体検査を受けた件数は以下の通りでした。

◇2015年10月~12月の保健所などにおける抗体検査件数

時期 今回 前回 昨年同時期
件数 35,240 29,335 37,569

表7.保健所抗体検査数(保健所以外の自治体が実施する検査を含む)

ご覧のように、前回から5,905件増加、昨年同時期から2,329件の減少となっています。

保健所でのHIV検査は無料・匿名だしスタッフも揃っています。まずは保健所でのHIV検査がオススメです。

でも、どうしても保健所に行けないあなたには自宅で使えるHIV検査キットもあります。心配や不安があれば放置しないで下さい。

【↑目次に戻る】

 

6.献血件数、及びHIV抗体検査陽性件数

2015年の1月~12月に献血を受けた件数、及びHIV陽性が発見された件数をご紹介したいと思います。

◇2015年1月~12月の献血件数

時期 献血件数 HIV陽性件数 10万人当り
件数 3,670,194 35 0.954

表8.献血件数とHIV陽性件数

献血はHIV検査の代わりにはなりません。HIV感染が心配なあなたは献血ではなく保健所で検査を受けて下さい。

 

【↑目次に戻る】

 

7.まとめ

以上、厚生労働省エイズ動向委員会が2月29日付で発表した2015年の第4四半期(10月~12月)のエイズ動向をご紹介しました。

前回(2015年7月~9月)と比較すると新規HIV感染者は増加、新規エイズ患者は1件ながら減少しています。

エイズ動向委員会、岩本委員長のコメントにもありますが、あなたに少しでも不安があるなら早期のHIV検査を受けて下さい。

現在、HIV感染は致死的疾患ではありませんが、それでもエイズを発症してからの治療は困難です。

死に至らなくても重大な後遺症が残ることもあります。

早期のHIV検査はあなたにとって救命的検査であることを忘れないで下さい。

【↑目次に戻る】

アイコンボタン不安があれば今すぐ!エイズ発症前のHIV検査は救命的検査です。
バナー2

いきなりエイズ発症前にHIV検査
タイプJ ・HIV検査専用です。(男女共通)
・私はたったの10分で終わりました。

¥4,600+消費税
矢印STDチェッカー タイプJ
重複感染は単独よりも危険です!
タイプO ・HIV
・梅毒
・B型肝
(男女共通)

¥7,750+消費税
矢印STDチェッカー タイプO
一番人気の5項目検査キット!
タイプE ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌

¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから