TOP>性感染症一覧>子宮頸がん

このページでは、子宮頸がんの説明をします。文中の情報については、主に「性感染症」(利部輝雄著 悠飛社)を参考にしました。

なお、悪性型のヒトパピローマウイルスは自宅で簡単に検査が出来る検査キットがあります。ページの最後に製品情報を載せましたので、ぜひご覧ください。

1.子宮頸がんとはこんな病気です

子宮頸と言うのは、子宮のずっと下の方、膣へとつながる細長い部分です。ここにがんが出来たものを、子宮頸がんと言います。ヒトパピローマウイルス(HPV)が性行為によって感染し、子宮頸部の細胞をがん化させることによって発症します。日本では子宮がん、と呼ばれる7割以上がこの子宮頸がんです。

子宮頸がんは、国内では毎年15,000人が発症すると言われ、約3,500人が死亡しています。特に近年は20代、30代の患者が急増しているそ うです。(8/13読売新聞社説から)

しかし、子宮頸がんは、がんの中では比較的、治しやすいのだそうです。むろん、早期発見が出来れば当然治療による生存率は上がります。

予防にはワクチンがありますが、5万円ほどを全額自己負担しなくてはならず、あまり普及していません。そこで、2011年度から国が公費で支援する動きが強まっています。

2.子宮頸がんの病原体

ヒトパピローマウイルス(HPV) 16型、18型

HPVは種類が100種類ほどもあって、6型、11型は良性型で尖圭コンジローマの原因となります。16型、18型は悪性型で、女性の子宮頸がんの原因となります。ただし、HPVに感染したからと言って、必ず子宮頸がんになる訳ではありません。

むしろ、ほとんどの場合には感染しても免疫力がウイルスを抑えて発症することはありません。中に長期感染したまま、長い時間をかけて細胞をがん化させる場合があるのです。

3.HPVの感染ルート

性行為感染が主な感染ルートです。HPVの感染はそれほど珍しくありません。他の性感染症同様、若い世代への感染が広まっています。

4.子宮頸がんの検査方法

細胞診と言う方法で検査を行います。子宮口周辺の細胞を綿棒や特殊なブラシなどで摩擦して細胞を採取し、これを顕微鏡でがん細胞がないか検査します。

また、がん化の原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染有無を検査することもあります。これも、細胞診同様、膣の分泌物を綿棒でこすり取って検査を行います。

子宮頸がんは、早期発見が出来れば完治する可能性が高いがんです。しかし、現実には子宮頸がんの受検率は2割程度なのだそうです。(8/13読売新聞社説から)

5.子宮頸がんの症状

子宮頸がんの初期症状は極めて少なく、7割から8割の人で全く症状が出ません。初期に肉眼での診察でもがんとする所見を見つけることは困難だと言われています。細胞を採取して検査しないと分かりません。

初期状態からがん化が進むと、6割から7割の人でおりものが増えてきます。性行為の際に出血が見られることもあります。更に進行すると、腰や下腹部の痛みを伴う出血が顕著になります。

また、がん細胞によって尿管が圧迫され、腎臓の働きにも障害が出てきます。「水腎症」と言われる、尿管が圧迫されて尿が下へ降りずに逆流する症状や、最後には腎臓が機能しなくなる「無機能腎」となります。

そして、子宮頸がんもがんの一種ですから、当然転移もあります。子宮頸部から膀胱、直腸、そして肺などの臓器に転移することがあります。がん細胞はリンパ管に入り、リンパ節づたいに転移することも多いそうです。

初期に自覚症状が乏しく、なかなか病気に気が付きませんが、毎年3,500人が子宮頸がんで亡くなっています。

6.子宮頸がんの治療法

主な治療法は3つです。手術によるがん細胞の摘出、放射線治療、抗がん剤治療です。

手術を行う場合には、がんの進行具合を検査して手術方法を決めます。発見が初期の場合には、子宮体部にはメスを入れない子宮頸部円錐切除術と呼ばれる手術を行います。この手術は、子宮頸部を円錐状に切除してがん細胞を摘出します。この方法では患者さんは将来妊娠することが可能です。

しかし、がんが更に進行してしまった状態では、子宮の全摘出、または子宮だけでなく、がんの進行した患部(膣や卵巣など)も切除する必要があります。

一方、放射線治療においては、放射線でがん細胞を殺します。ただ、この治療法ではがん細胞だけでなく正常な細胞まで障害を与える可能性があり、後遺症が出ることもあります。治療中の副作用も、下痢、頻尿、食欲不振などが見られることがあります。

この放射線治療と抗がん剤を併用する化学療法は最近効果が確かめられつつあるそうです。

7.子宮頸がんの注意点

がんでありながら、原因はヒトパピローマウイルス(HPV)が性行為によって感染して発症することが解明されています。近年、他の性感染症同様、HPVの感染も低年齢化が進行しています。10代で感染し、20代で発症するケースが増えてきているそうです。

他の性感染症同様、セーファーセックスに注意して感染を予防する、またはワクチンを接種するなどの予防策が大事です。むろん、1年に1回、または2年に1回の定期検診も大事です。

とにかく、このがんは早期発見さえ出来れば、かなりの確率で治療が可能です。

なお、このサイトの情報利用は自己責任でお願い致します。当サイトではいっさいの責任を負いかねますので、検査、治療のご相談は専門医へお願い致します。

 

子宮頸がんの原因となる、悪性型のヒトパピローマウイルスの検査には、自宅で検査キットによる匿名検査が可能です。HIVや他の性感染症と組み合わせて検査することも出来ます。

HPV(悪性)の検査キット STDチェッカー TypeI(女性用)

HPV(悪性)専用の検査キットです。ヒトパピローマウイルスの感染自体はそんなに珍しいことではありません。非常に多くの感染事例が見られます。感染してもほとんどの場合は免疫力によって増殖は抑えられ、自然治癒します。しかし、中には持続感染して、長い時間をかけて細胞をがん化させることがあります。

何より早期発見、早期治療が出来れば完全に治療することが出来ます。感染ルートが性行為であること、感染しても自覚症状が乏しいことなど、検査を受けないと自分ではなかなか感染に気付きません。

 

HPV(悪性)の検査キット STDチェッカー TypeT(女性用)

悪性型のヒトパピローマウイルスだけでなく、HIV、クラミジア感染症、淋菌感染症、トリコモナス症、カンジダ症、B型肝炎、C型肝炎など、合計12種類の検査が可能な検査キットです。

検査1つあたりの費用が2000円以下とお得な検査キットで、女性用では売れ筋第3位の人気キットです。ヒトパピローマウイルスも、HIV他その他の性感染症も感染ルートは同じです。この際に全て検査して安心されてはいかがですか。