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このページでは、成人T細胞白血病について説明します。

なお、成人T細胞白血病には自宅で簡単に検査が出来る検査キットがあります。ページの最後に製品情報を載せましたので、ぜひご覧ください。

 

1.成人T細胞白血病とはこんな病気です

感染してから発病するまでの潜伏期間は数十年と非常に長い病気です。ただ、感染しても実際に発病する人は少なく、日本では感染者数が100万人、年間の発症者は700人程度と言われています。国内キャリアは、沖縄、鹿児島、宮崎、長崎に多く地域性があることが知られています。発症すると、人間の免疫細胞が破壊され、免疫力が低下して日和見感染症を発症します。

 

2.成人T細胞白血病の病原体

HTLV-1が病原体です。Human T-Lymphotropic Virus type Ⅰ(ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型)を略してHTLV-Ⅰと呼んでいます。このウィルウを最初に発見したのは日本人で、1981年京都大学の日沼頼夫教授 によって発見されたそうです。

 

3.成人T細胞白血病の感染ルート

性行為感染、母子感染、血液感染の3ルートがあります。性行為感染では、ほとんどが男性から女性への感染であり、その逆はないそうです。母親がHTLV-1に感染している場合、あかちゃんに母乳を飲ませると、母乳の中にHTLV-1が含まれている為、母子感染します。従って、母親が感染者と分かっていれば母乳は避けます。

血液感染については、HIV同様、献血の際に感染を調べるため、輸血で感染することはなくなりました。

 

4.成人T細胞白血病の検査方法

血液検査によって感染しているかどうか、検査を行います。

 

5.成人T細胞白血病の症状

潜伏期間が何十年と長く、成人になって感染しても発症せずに寿命を迎える人がほとんどです。従って、発症した人の年代では、60代、70代が最も多いそうです。

発症すると「HTLV-I関連脊髄症」を起こし、歩行障害から病状が進行してやがて両足が麻痺してします。膀胱直腸障害も起こして、膀胱や直腸の機能障害に陥ります。

また、リンパ節が腫れたり、肝臓、脾臓が腫れます。ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型(HTLV-Ⅰ)に感染したT細胞(免疫細胞の一種)が、血液やリンパ液によって全身の臓器に広がっていきます。そして、免疫細胞がウイルスによって破壊されるため、最終的には免疫不全による日和見感染症を発症します。病状が急性となった場合には、1年ほどで亡くなります。

 

6.成人T細胞白血病の治療法

いったん発症すると治療法は難しく、抗ガン治療や骨髄移植などを行います。病院は、内科(血液内科)、母子感染に関しては産婦人科に行きます。

 

7.成人T細胞白血病の注意点

成人T細胞白血病の病原体である、HTLV-1の感染については、献血を受けると検査結果を教えてくれます。ただし、希望者のみであり、事前の献血申し込み書で検査結果を希望として申し込みます。当然ながら、検査結果が陽性であれば、以後献血をすることは出来ません。

この情報はあくまでもご参考程度にとどめて、ご心配なら専門医にかかって下さい。情報をどう使うかは、自己責任でお願い致します。