年令層別の「いきなりエイズ」報告率を調べてみました。あなたの感染予防にお役立てください。

HIV感染、エイズというと何だか若者の感染症みたいなイメージがあります。確かに感染者の絶対数ではそう言えるかも知れませんが、こと「いきなりエイズ」の発症に関してはそうとも言えません。

◇高齢者にも多いエイズ患者

もともとエイズはHIVに感染してからの潜伏期間が長いため、エイズ発症の年齢層は高いものがありました。

例えば厚生労働省エイズ動向委員会が発表した平成24年(2012年)の速報値をグラフ化してみると、こんな感じです。

2012年新規エイズ患者年代別分布
図1.2012年新規エイズ患者年代別分布

図1をご覧頂いてお分かりのように、50歳以上の新規エイズ患者は非常に多く、全体の30.8%にも達しています。エイズは決して若者だけの病気などではないのです。


◇深刻な「いきなりエイズ」

そして更に深刻なのが「いきなりエイズ」です。「いきなりエイズ」とは自分がHIVに感染していることに気がつかず、エイズを発症してから気付くことを言います。

現在の医学ではエイズ発症前にHIV感染が分かればエイズを防げる可能性が高いだけに、「いきなりエイズ」はとても残念なことです。その「いきなりエイズ」の発症率を年齢層別にグラフにしたものが下図です。


図2.年代別「いきなりエイズ」報告率

いかがでしょうか。一目瞭然ですね。年齢層が上がるほど「いきなりエイズ」の報告率も高くなっています。

近年、「いきなりエイズ」報告率の全平均は凡そ30%ほどです。40代、50代以上の「いきなりエイズ」報告率は平均を大きく上回っています。(いきなりエイズ報告率とは、HIVに感染したと報告された人の中でいきなりエイズを発症していた人の割合を言います)


◇HIV検査を受けない高齢者たち

私には50代の友人、知人が沢山います。お酒を飲んだときなどに、半分冗談交じりでHIV検査を聞いてみるのですが、まず検査を受けたという友人、知人はいません。

ほとんどの友人たちはHIV感染やエイズに対して無関心であり、完全な他人事、自分のリスク管理として認識などしていません。この点は若い世代の方が危機感を持っているのではないでしょうか。

あるいは、仮にHIV検査に関心があり、検査を受ける意思があっても今度は年齢が高いがゆえに世間体が障害になっています。「いい歳をして・・・」みたいな目で見られることを嫌がるのです。

こうした気持ちを持つことはある意味仕方ないことかも知れません。私の古くからの友人にもこうした人がいました。

でも、HIVは年齢には関係なく感染し、エイズも年齢に関係なく発症します。40代、50代、60代以上でもリスク管理は必要なのです。

日本は今後ますます高齢化社会を迎えます。高齢者が元気であることは大変いいことですが、元気な余りHIV感染の機会も増えているかも知れません。

早期のHIV検査が救命的検査であることは高齢者にも言えます。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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