2012年第3四半期(7月~9月)のエイズ動向が、エイズ動向委員会より発表されました。(11月22日付け)

その概要を速報であなたにお届け致します。最新のエイズ動向としてご覧下さい。

今回新規に報告されたのは、2012年6月25日から2012年9月30日までのエイズ動向実績です。従って2012年の第3四半期(7月~9月)にあたります。

では、今回は報告書の概要を説明し、引き続き数回に分けて詳細をあなたにお伝えしたいと思います。

1.概要

2.感染ルート別データ

3.年代別データ

4.都道府県別データ

5.保健所検査/相談数

なお、前回第2四半期のデータはこちらです。⇒『2012年第2四半期エイズ動向』

・・◇エイズ動向委員会岩本委員長コメント


今回の報告書におけるエイズ動向委員会岩本委員長コメントは以下の通りです。

1.AIDS患者数はほぼ横ばいであるが、HIV感染者数は前回より増加している。

2.早期発見は個人においては早期治療、社会においては感染の拡大防止に結びつくので、HIV抗体検査・相談の機会を積極的に利用していただきたい。

3.社会におけるHIV/エイズへの関心が希薄になっている。12月1日は世界エイズデーであり、厚生労働省や自治体等において、「“AIDS”goes on…~エイズは続いている~ 」をテーマに、世界エイズデーに合わせたキャンペーンが予定されている。国民の皆様にはこの機会を通じて、HIV/エイズに関心をもっていただきたい。

以上の3点です。この委員長コメントもほぼ毎回同じ内容が繰り返されており変わり映えがしません。私の個人的な感想ですが、もっとインパクトのあるコメントを出して欲しいと思います。

では、以下エイズ動向委員会から発表されたデータから、今回は主要数値をまずはご紹介したいと思います。

・・◇2012年第2四半期 新規HIV感染者とエイズ患者の人数

項目 4月-6月 7月ー9月 1-9月
新規HIV感染者数(人) 225 273 744
新規エイズ患者数(人) 115 111 331
合計数(人) 340 384 1,075
いきなりエイズ発症率(%) 33.8 28.9 30.8

表1.新規HIV感染者とエイズ患者

●新規HIV感染者 273件

前回、4月~6月の第2四半期では225件でしたから、48件の増加です。昨年(2011年)の同時期と比べると265件だったので8件の増加となります。

●新規エイズ患者 111件

前回第2四半期の発表では115件だったので、4件の減少です。また昨年同時期は108件だったので3件の増加となっています。

●いきなりエイズ発症率 28.9%

前回が33.8%で 4.9%下がりました。


HIV感染者とエイズ患者の累計は1,075人となりました。単純計算でこのままのペースだと、2012年の年間件数は1,400件前後になります。昨年が1,544件だったので、100件以上減少となります。

ただし今回のデータは速報値なので、正式版が出たときには必ず何件か増えているはずです。

取りあえず今回は主要数値のみご紹介しました。次回から感染ルートや都道府県別データなど、詳細にご紹介していきたいと思います。

1.概要

2.感染ルート別データ

3.年代別データ

4.都道府県別データ

5.保健所検査/相談数

*「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」

あなたがHIV検査を先延ばしに出来ない3つの理由とは?


・・HIV(エイズ)検査完全ガイド  TOP