HIVワクチン、ついに登場?
スペインで開発中の最新HIVワクチンに関するニュースからお届したいと思います。
ニュースソースはこちらです。
■『初臨床でなんと90%に免疫!』
■『エイズワクチンついに登場?』
HIVのワクチンは世界中の研究者たちが開発しています。
しかし、残念ながら現在までのところ決定的な成功報告はまだありません。
HIVが発見されてから約30年、未だにワクチンが完成出来ない理由については、
当サイトでも過去に何度か記事にしてきました。
例えばこんな記事です。
■『HIVのワクチンができる?』
どうしてHIVワクチンの開発が難しいかと言うと、一言で言うならHIVが非常に耐性を
持ちやすい、変化しやすいウイルスだからです。
研究者がせっかく苦労してワクチンを完成しても、すぐにそのワクチンが効かない
ウイルスに変異を遂げてしまうのです。
さて、今回ニュースになっているのは、スペイン科学研究高等会議バイオテクノロジー
国立センターのDr.マリアノ・エステバン(Mariano Esteban)率いるチームが開発している
ワクチンです。
臨床実験では、HIVに感染していない30人の志願者に対して、24人に開発中のワクチンを
投与し、残り6人にはプラセボ効果確認のために偽薬を投与しました。
実験の結果、プラセボ効果確認用の6人には何の変化も見られず、本物のワクチンを投与した
24人のうち90%にHIVへの免疫反応が現れたそうです。
どんな免疫応答なのかと言うと、人の免疫細胞の一種であるB細胞を活性化させ、HIVに対する
抗体を作らせるのだそうです。
B細胞とはリンパ球の中にあって、ウイルスや細菌を攻撃する抗体を作る働きがあります。
また、免疫機能を長期間記憶する働きがあるメモリーT細胞も48週間後の検査で85%の人に
応答反応があったそうです。
これはワクチンの効果が48週経過しても継続出来ていることを意味します。つまり、1年くらい
効果が持続する訳です。
例えば、1年に1回の投与ですむならインフルエンザワクチンなどと同じ頻度であり、十分
実用的だと思います。
なお、文中に出て来たプラセボ効果と言うのは、本物の薬じゃなくても患者が本物だと信じて
飲むと、出るはずのない副作用や薬の効能が現れることを言います。
よく、
「病は気から」
と言いますが、
「薬も気から」
と言う部分があるのですね。
ですから、どんな医薬品であっても、開発途中の臨床試験ではこのプラセボ効果を確認します。
本物の薬を飲んだ患者に現れる効果は、偽薬を飲んだ患者以上でないと本当の効果とは
言えないですよね。
今回の臨床実験の結果に対して、Dr.エステバンは慎重だそうです。
「まだわずか30人の臨床試験であり、本当にHIVワクチンとして使えるかどうかはまだ分からない。」
と述べているそうです。
そして、今度はHIV感染者に対してこのワクチンを投与し、効果を確認する臨床実験に着手している
そうです。すなわち、予防効果だけでなく治療効果の確認です。
このワクチンはまだまだ研究段階であり、実用化までは時間がかかりそうですが期待したいものです。
そう言えば、今年の6月にこんなニュースを当サイトで取り上げました。
■『HIVのアキレス腱発見?』
このニュースもHIVが変異を繰り返すことに対する研究でした。
このように世界中で優秀な研究者がHIVワクチン、新治療薬の開発を続けています。
もう少し時間はかかるのかも知れませんが、そう遠くない時期にHIV感染予防薬が現れるかも
知れません。
それまではあなたの身はあなた自身で守るよりありません。
HIVの最大感染ルートである性行為感染には、セーファーセックスで予防して下さい。
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「もしかしたら、HIVに感染したかもしれない・・・」
ある日突然私の目の前に現れたHIV感染の恐怖。
検査結果が怖くて3ヶ月間、保健所に行くことが出来なかった私でした。
でも、3つの事実を知って、ついに踏ん切りがつきました。
○「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」、この3つをご存知ですか?
あなたがHIV検査を先延ばしに出来ない3つの理由とは?
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