HIV検査はいつ受ける?これは多くの人が悩んでネット上で質問したり相談しています。

一般に保健所でのHIV検査は感染の可能性があった日から3ヶ月後とされています。

でも、同じ保健所でも2ヶ月後で大丈夫とするところもあります。さて・・・・??

◇一口にHIV検査と言っても・・・

HIV検査にも色々な種類があります。一般的にはHIV抗体を調べる抗体検査、それからHIVの核酸の有無を調べる核酸増幅検査、この2通りがあります。保健所や一般の病院で行うHIV検査はたいていHIV抗体検査です。

1987年に保健所で開始されたHIV抗体検査ですが、あれから27年経って随分と進化しました。現在のHIV検査は第四世代と呼ばれています。世代交代が進むたびにHIV検査が可能な時期(ウインドーピリオド)は早くなってきました。そして検査精度も向上してきました。

以前、当サイトでも『第四世代HIV検査ってなに?』という記事で、第一世代から第四世代までの変遷をご紹介しました。その記事で使った表があるので、ここに再掲してみます。

●表1.HIV抗体検査の世代変遷(2010年2月調査)

検査項目/対象 第一世代 第二世代 第三世代 第四世代
HIV-1
HIV-2 ×
(注1)
IgG抗体
IgM抗体 × ×
p24抗原 × × ×
ウインドー
ピリオド
不明
(注3)
90日 90日 30日
(注2)

注1)HIV感染後30日以内ではHIV-2の検査は不可。
注2)HIV-2の検査に対しては90日
注3)ネットで探したのですが資料が見つかりませんでした。恐らく90日?

こんな感じです。

この記事を書いたのが2010年の2月ですから、もう丸4年以上が過ぎています。そこで、改めて最新情報からHIV抗体検査のウインドーピリオドを調べ直してみました。

なお、HIV抗体検査と並んで核酸増幅検査という方法もあります。(NAT検査と呼ばれています)。こちらはHIV抗体を検出するのではなく、血液中にHIVの核酸が存在するかどうか調べるものです。血液中の微量の核酸でも人工的に何万倍にも増幅して検査するため非常に精度が高く、かつHIV感染からわずか11日目には検査可能と言われています。

ただし、それなりの設備が必要とされるため、検査可能な医療施設が限られています。詳しくはこらからどうぞ。

『NAT検査とは?』

では、HIV抗体検査の最新ウインドーピリオド情報を説明したいと思います。


◇最新ウインドーピリオド情報

私が最近手に入れた本、『HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア(南山堂)』からの情報です。この本の出版が2013年12月です。従って2013年時点での最新情報だと思います。

先ほどの表1と見比べてみてください。

●表2.HIV抗体検査の世代変遷(2013年調査)

検査項目/対象 第一世代 第二世代 第三世代 第四世代
HIV-1
HIV-2 ×
(注1)
IgG抗体
IgM抗体 × ×
p24抗原 × × ×
ウインドー
ピリオド
35日

45日
25日

35日
20日

30日
15日

20日

注1)HIV-2の検査については第三世代と同じ。

同書によると、このような設定になっていました。現在の第四世代ではHIV感染の15日~20日後に検査可能ということです。しかし、この表2を先の表1と見比べると、第一世代から第三世代まで全ての世代でウインドーピリオドが短く記載されています。

第四世代は研究が進んでウインドーピリオドが短くなったと説明できても、第三世代までが説明できません。これは素人の私が思うに、ウインドーピリオドも個人差があるはずで、そのマージンをどれだけみるかで期間が違ってくるのだと思います。

現在、保健所におけるHIV抗体検査は第四世代が多いと思われます。どこの保健所もHIV検査の世代まではホームページに載せていません。だから確信はないのですが、よりウインドーピリオドが短い検査を導入するのは自然なことです。

そして、保健所におけるHIV検査のご案内は、感染の可能性があった日から90日後か60日後の2通りに分かれています。これはマージンをどのくらい見るか、という差だと思います。

HIV感染症というのは徐々に免疫力が低下していく病気です。ハッキリ言って、HIV感染が60日後に分かっても90日後に分かっても、それほど治療に影響はありません。ならば確実に検査が出来るように、なるべくマージンを大きくとっておきたい、そう保健所が考えるのも分かります。

万一、HIVに感染しているのにウインドーピリオドにかかって陰性と判定してしまったら大変なことになります。そのリスクを避けるにはマージンを大きく取ることです。

◇それで、HIV検査はいつ受ける?

では結論です。あなたにHIV感染の不安があるとき、保健所にはいつ行けばいいでしょうか?あなたの気持ちに余裕があれば感染の可能性があった日から90日後に行って下さい。そこで陰性になればもう安心です。あなたはHIVには感染していません。

でも、あなたがHIV感染の不安を大きく抱き、もう心配で心配で仕方ない、という場合はどうでしょう?一刻も早く検査を受けたい、ハッキリさせたいと思う場合はどうでしょう。

この場合は、感染の可能性があった日から30日後に保健所に行って、まずは検査を受けてみてください。ここで陰性になれば、かなり安心です。まだ絶対安心とは言えないまでも、あなたはHIVに感染していない可能性が高いと分かります。それであなたの心もかなり落ち着くはずです。

そして90日後にもう一度保健所に行って下さい。そこで陰性となればもう安心です。間違っても30日後の検査だけで終わらないで下さい。HIV抗体検査が30日で確実としている保健所は全国探しても一ヶ所もありません。

ただ、保健所によっては60日後で問題なし、としている所もあります。その場合は90日後まで待たなくても60日後でいいと思います。どちらの設定か分からない場合は事前に保健所まで電話で問い合わせてください。問い合わせにあなたの個人情報は一切不要です。名前や住所を聞かれることはないのでご安心下さい。

■あなたが保健所にHIV検査に行くタイミング

●感染の可能性があった日から90日後⇒◎ 結果が陰性ならあなたはHIVに感染していません。安心できます。

●感染の可能性があった日から60日後⇒〇 結果が陰性ならあなたはHIVに感染していません。ただし、その保健所の案内が90日後になっていれば、保健所に相談の上、指示に従って下さい。(90日後に再検査の指示をされる可能性あり)

●感染の可能性があった日から30日後⇒△ 結果が陰性ならあなたはHIVに感染していない可能性が高いです。でも、90日後に再検査を受けて下さい。

●感染の可能性があった日から30日未満⇒☓ 検査を受けて陰性になっても安心できません。せめて30日後まで待ちましょう。

以上、今回は『HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア(南山堂)』からの情報による最新ウインドーピリオド情報をお届けしました。あなたが保険所にHIV検査を受けに行く参考にしてもらえれば幸いです。

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