NAT検査のウインドーピリオドについて、私の疑問が1つ解けました。

今まで、献血で集められた血液が全数NAT検査にかけられていることは知っていました。よく分からなかったのはNAT検査ウインドーピリオドです。

◇血液センターではNAT検査をしている

現在、血液センターが保有するNAT検査の設備は、北海道、東京、京都、福岡の4ヶ所にあります。その4ヶ所で全国から集まった献血による血液を検査します。

NAT検査の対象となるのはHIVの他に、HBV(B型肝炎ウイルス)、HCV(C型肝炎ウイルス)の3種類の感染症ウイルスです。いずれもかつて薬害被害を出しており、血液感染防止のためにNAT検査が導入されています。

日本赤十字社のホームページによると1999年11月から導入が始まったとあります。


◇NAT検査のウインドーピリオドは?

今まで血液センターのホームページにNAT検査のウインドーピリオドが明記されたのを見たことがありませんでした。従来の抗体検査よりも短くなっているとだけ表記されてあり、具体的な日数まで書かれていませんでした。

それが最近になって、ハッキリとNAT検査のウンドーピリオドを明記したホームページを見つけました。もしかしたら以前から公開されていて、ただ私が見つけられなかっただけかも知れません。

では、ここに血液センターのNAT検査によるウインドーピリオドをご紹介しましょう。HIVついでにHBV、HCVもご紹介します。また、従来の抗体検査や抗原検査との比較も合わせてご紹介します。(日本赤十字社 九州ブロックホームページから引用)

ウイルスの種類 検査方法 ウインドーピリオド
HIV 抗体検査 約22日
HIV NAT(HIV RNA) 約11日
HBV(B型肝炎) HBs抗原検査 約59日
HBV(B型肝炎) NAT(HBV DNA) 約34日
HCV(C型肝炎) HCV抗体検査 約82日
HCV(C型肝炎) NAT(HCV RNA) 約23日

この表は血液センターのホームページの数値をそのまま引用しています。ウインドーピリオドに「約」とついている割には妙に細かい数字です。全然、「約」じゃないような気がするのですが。

それに一般に言われている抗体検査のウインドーピリオドよりも短いです。HIV抗体検査のウインドーピリオドは2ヶ月から3ヶ月に設定されているところがほとんどなのに、血液センターでは約22日となっています。これは抗体検査の方法が保健所などとは異なるのでしょうか。そこまでは調べても分かりませんでした。

細かいところはともかくとして、HIV、HBV、HCV、3つともNAT検査によってウインドーピリオドがかなり短縮されているのが分かります。


◇それでも献血をHIV検査代わりに使うのは禁止

確かにNAT検査によってウインドーピリオドは短くなりましたが、それでもゼロではありません。もしもHIV感染から10日以内の献血者が現れると、HIVに感染した血液がNAT検査をすり抜ける可能性があります。

従ってHIV感染が不安なあなたは絶対に献血をHIV検査代わりに使うことなく、保健所か病院で検査を受けて下さい。

以上、血液センターで行っているNAT検査のウインドーピリオドをご紹介しました。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

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