よくある質問(1)
ここでは、HIVやエイズに関する疑問、質問で、ネット上でよく見かけるものをまとめてみました。あなたの参考にして頂ければと思います。なお、回答内容につきましては、管理人が自分で専門書や公的医療機関のサイトなどで調べたものであり、100%の正確さを保証するものではありません。
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1.HIVやエイズの基本的な質問
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Q1:HIVはどこで生まれて、どこで人間に感染したのでしょうか。
A1:HIVには、HIV-1と、HIV-2の2種類があります。現在、日本はじめ世界中に広まっているのはHIV-1であり、HIV-2は西アフリカを中心に広まっています。
まず、HIV-1ですが、カメルーンでチンパンジーから人に感染したと言われています。HIV-2については、スーティーマンガベイと言う、西アフリカに住むサルから人に感染したと言われています。
HIVの起源には諸説あるようですが、私はあまり詳しく知りません。例えば、こういった記事がご参考になるかも知れません。
⇒「HIVの起源」
関連記事:「HIV-1とHIV-2」:HIV-1とHIV-2の違いについて説明しています。
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Q2:HIVとエイズの違いがよく分かりません。
A2:基本中の基本ですが、HIVとエイズの使い分けが完全に出来ていないケースは多々見受けられます。
HIV=ヒト免疫不全ウイルス(ヒトめんえきふぜんウイルス)のことです。すなわち、ウイルスの名前です。
英語では、Human Immunodeficiency Virus=HIVと略します。
一方、エイズですが、
エイズ=後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)
英語では、Acquired Immune Deficiency Syndrome=AIDS と表記されます。
エイズとは、HIV感染による免疫不全によって起こる指標疾患の総称です。つまり、単独の病名ではなく、症候群を意味します。
繰り返しますが、HIVはウイルスの名前であり、そのHIV感染による免疫不全が引き起こす疾患群をまとめてエイズと呼びます。
この本来の意味からすると、次のような表現は間違いです。
×エイズウイルス=エイズはウイルスではなく、エイズウイルスなるものは存在しません。
×エイズに感染する=感染するのはHIVです。
×エイズ検査=保健所で行うのは、HIV検査であり、エイズ検査ではありません。
×エイズで亡くなる=人はエイズで亡くなるのではありません。あくまでエイズは症候群を意味するものであり、死因となるのは個別のHIV関連疾患、エイズ関連疾患です。
×HIVウイルス=HIVのVはVirus(ウイルス)であり、HIVウイルスと言う表現は同語反復です。
まぁ、あまり細かいことを気にせず、一般に分かり易い表現が使われているケースが多いです。
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2.一般的なHIV感染ルートについての質問
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Q3:感染した人の尿や、便にはHIVは入っていないのでしょうか。
A3:目で見て分かるほどの血尿、血便でなければ感染源にはなりません。
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Q4:HIVは涙でも感染するのでしょうか。例えば、感染者の使用していた眼鏡などに涙が付着して、そこから感染することがあるでしょうか。
A4:涙に含まれるHIVの量では感染しません。
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Q5:近いうちに、歯の治療をするのですが、HIVは歯医者でも感染すると聞きました。本当でしょうか。本当なら、感染しないようにするのはどうすればよいでしょ うか。
A5:皆さんもご経験があると思いますが、歯の治療中に歯ぐきから出血することは珍しくありません。ここにHIV感染の可能性が出てきます。
例えば、出血した患者に使ったピンセットやその他のツールに血液が付着したまま、他の患者に使用した場合です。その患者も同じく出血したとすると、最初の患者がHIVに感染しているとすれば傷口から感染する可能性はあります。
あるいは、歯を治療する医者や看護師が患者の出血した血から感染する可能性はあります。
しかし、こんなことは歯医者の現場では常識であり、十分な注意が払われています。私たちが歯医者で治療を受けて、HIVに感染することはありません。
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Q6:肺炎で入院中の姉がいます。どうもHIVに感染しているようなのですが、本人は否定しています。担当医に聞いても、「本人から聞いて下さい」の一点張り です。退院した後に私の赤ちゃんと同居します。何か注意することはあるでしょうか。
A6:まず、HIVに感染しているかどうかは、原則本人にしか告知されません。本人以外に告知する場合には、必ず本人の同意が必要です。これは法律で医師の守秘義務が明確になってます。例え家族であっても、守秘義務は守られます。従って、あなたがお姉さんの同意なしに医師に聞くことは出来ません。
しかし、仮にあなたのお姉さんがHIVに感染していたとしても、同居するあなたや赤ちゃんが普通に生活する中でHIVに感染することはありません。赤ちゃんがいても、特別注意することはありません。お風呂やトイレ、洗面所の共用なども問題ありません。
食事を共にして、食器を共用するのも問題ありません。HIVはインフルエンザみたいに飛沫感染することはないのです。
ただ、HIVに感染しているお姉さんが出血したような場合には注意が必要です。他の家族がどこかに傷を持っていて、そこに血液が付着するとHIV感染の可能性が出てきます。
HIVは非常に感染力が弱く、感染ルートも限られています。性行為感染、血液感染、母子感染、この3ルートしかありません。すなわち、あなたの家族にHIV感染者がいても普通の生活の中ではHIV感染は起こりません。可能性があるのは夫婦の性行為による感染だけです。
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Q7:HIV感染者、エイズ患者、ともに男性が圧倒的に多いのですが、それは何故でしょうか。
A7:確かに、HIV感染者、エイズ患者ともに男性が多いです。その理由は2つあります。
理由その1:かつて血友病患者の間で薬害エイズ事件があり、多くのHIV感染者を出しました。この血友病は99%が男性患者と言われています。そのため、HIV感染者もまた、ほとんどが男性でした。
理由その2:男性の同性愛者にHIV感染者、エイズ患者が多いのです。これは、コンドームなしのアナルセックスがHIVに感染しやすいためと言われています。性器よりも直腸は小さな傷がつきやすく、そこからHIVが感染するのです。
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3.オーラルセックスでのHIV感染に関する質問
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Q8:風俗でオーラルセックスをしました。HIV感染がとても心配なのですが、感染の可能性はあるのでしょうか。
A8:これも非常に多く目にする質問です。答えは、「感染の可能性アリ」です。私が確認した限りでは、全ての専門書、公的医療機関のサイトで「感染の可能性アリ」と書かれています。
中四国エイズセンターのサイトでは、オーラルセックスの感染確率は、1回あたり0.01%から0.1%となっています。
⇒「エイズ検査について」(中四国エイズセンター)
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Q9:性行為のときに、精液や膣分泌液を飲み込んだ場合、HIVに感染する可能性はあるでしょうか。例えば胃に潰瘍がある場合には、より感染の可能性が高いで しょうか。
A9:これもQ8と同じ回答になります。飲み込んだ精液や膣分泌液が、口の中、のどなどに傷や炎症があって、そこに接触すれば、感染の可能性があります。ただし、胃の中に入ってまでHIVが活性状態でいられると言う記事にはお目にかかったことがありません。
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Q10:ファッションヘルスでフェラチオをされました。コンドームはなしです。これでHIVに感染する可能性があるでしょうか。
A10:相手の女性が口の中に傷があって、出血でもしていれば可能性があります。唾液だけでは感染しません。
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4.HIV検査に関する質問
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Q11:パートナーのHIV感染が心配です。でも、「HIV検査に行って」とは言いにくいので、パートナーにはナイショで検査する方法はないでしょうか。
A11:本人にナイショでHIV検査を行うことは出来ません。本人の同意が原則です。ただし、未成年者や、意識不明者などの場合には、保護者や家族の同意があればHIV検査を行うことは出来ます。
パートナーの場合には、いずれのケースも該当しないため、必ず本人が自分の意思でHIV検査を受けると判断しない限り、ナイショでは出来ません。あなたがパートナーを説得するしかありません。
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Q12:結婚を前提にお付き合いしている彼がいます。その彼に、HIV検査を希望してもいいものでしょうか。むろん、私も同じHIV検査を受ける積りです。HIV 検査を受けてと言うと、彼を疑っているようで傷つくのが心配です。どうしたら、一番いいでしょうか。
A12:誰かと、一度でもセックスをしたら、それでもうHIV検査を受ける理由としては十分です。本人が知らない間にHIVに感染している例はたくさんあります。彼を疑っているのではなく、これからの安心のためにHIV検査を受けるのだと説得して下さい。
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Q13:風俗で遊んだ後に、会社で健康診断がありました。血液検査で脂肪肝の疑いがあると言われました。もしかしてHIV感染による症状ではないかと気になってい ます。健康診断の前には発熱もあって、余計に心配です。
A13:HIV感染の有無は、HIV検査を受ける以外は絶対に分かりません。会社の健康診断の結果は、あくまでも脂肪肝の疑いを示すものであり、心配ならHIV検査を受けて下さい。
また、発熱等の症状は、HIV急性感染症でよく見られる症状であり、それをきっかけにHIV検査を受けるのは正解です。ただし、実際にHIVに感染しているかどうかは、HIV検査を受けてみないと分かりません。
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Q14:即日検査では、100人に1人、偽陽性が出るそうですが、本当に陽性だった人も即日検査では偽陽性と判定されるのですか?それとも、明らかに陽性の人は陽性と判定されて、微妙な人だけ偽陽性となるのでしょうか?
A14:スクリーニング検査の即日検査では、確かに100人に1人の確率で偽陽性が出ます。しかし、偽陽性か、本当の陽性かは確認検査の結果を見ないと分かりません。つまり、即日検査で陽性が出た段階では、偽陽性なのか、本当の陽性なのか分かりません。むろん、本当に陽性の人は即日検査では陽性となります。(ただし、ウインドーピリオドを過ぎていること)
関連記事:「HIV検査の偽陽性と偽陰性」
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5.献血とHIVに関する質問
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Q15:献血ではHIVに感染していても告知してくれない、と言うのは本当ですか?現在付き合っている彼がいますが、彼は以前風俗によく通っていました。私は HIV検査を受けて欲しいのですが、彼は献血を何十回も受けているけど、一度も告知されたことがないし、献血を拒否されたこともないから、絶対に感染 していないと言い張ります。これは本当でしょうか。
A15:この質問も数多く目にします。日赤血液センターの公式見解は、「HIV感染は告知せず」となっています。理由は献血をHIV検査代わりに使われることを防ぐため、輸血用の血液にHIVで感染した血液が混じるのを防ぐためです。
しかし、一方で、「本人に告知しないと二次感染が広まるので、実際には告知する」と言うネット上の書き込みも多く目にします。しかし、それを確かめる方法がないので、「告知はしない」と言う正式見解をこのサイトでは回答にしています。
関連記事:「献血でHIV感染が分かる?」
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6.抗HIV治療に関する質問
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Q16:エイズは治療不可能なのでしょうか。HIVは駆除出来ないのでしょうか。治療法があれば教えて下さい。
A16:残念ながら、今のところHIVに感染すると完全に駆除することは出来ません。しかし、エイズ発症を抑えることは出来るようになりました。これは、3種類の薬を同時に飲む、多剤併用法(HAART)と呼ばれる抗HIV療法によるものです。
この療法が効果を出す前は、25歳でHIVに感染した患者の平均余命はわずかに7年という致死的疾患でした。現在では平均余命は40年と言われており、致死的疾患ではなくなりました。
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Q17:HIVに感染してから、エイズを発症するまでにどのくらい期間があるのでしょうか。また、薬を飲むとエイズ発症を遅らせることが出来るそうですが、永久に 抑え続けられるのでしょうか。
A17:HIVに感染して、何も治療をしなければ、5年から10年の潜伏期間を経てエイズを発症します。薬を飲んでどのくらいまでエイズ発症を抑えることが出来るのか、それを解説した記事を見たことがありません。(注:近年、エイズ発症までの潜伏期間が短くなっていると報告されています。詳細はこのページの一番下からどうぞ)
現在の多剤併用法(HAART)が始まったのは1997年頃からです。つまり、まだ10年とちょっとしか経っていません。薬の効果の持続性、長期の副作用については、今後の研究課題ではないでしょうか。
ただ、現在の治療法によって、25歳でHIVに感染した場合の平均寿命は65歳だと予想する記事を見たことがあります。
こちらから⇒「進む治療法」(NHK健康ホームページから)
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以上、17の質問を取り上げてみました。やはり、一番関心の多いのは、性行為におけるHIV感染の可能性ではないでしょうか。
何しろ性行為と言う感染ルートは、余りに日常的であり身近でもあり、あなたの関心が大きいのは当然です。
どんな行為がどのくらい感染リスクがあるのか、知っておきたいところです。逆に、どうすれば安全かも知りたいところです。
これについては、非常に詳しく、具体的に解説してくれるサイトがあります。オーラルセックス、アナルセックスなど、知りたくてもなかなか教えてもらえない感染の危険度が説明されています。ぜひご覧ください。
こちらから⇒「あなたと、あなたのイイひとへ。」
最後になりますが、HIV感染はあなたが検査を受ける以外に確認する方法はありません。あなたがどんなに不安に思っていても感染していないかもしないし、その逆に全く気にもしていなかったのに感染していることもあり得ます。
発熱、下痢、頭痛、皮膚疾患など、怪しい症状が出ても私のケースのように感染していないこともあります。でも、全く何の自覚症状も出ないまま、いきなりエイズを発症する人もいます。
繰り返しますが、HIV感染は検査を受けることでしか判定出来ません。根拠のない情報に振り回されて、安易に安心したり、必要以上に不安になることがないようにご注意下さい。
ご参考までに、私が利用したHIV検査キットをご紹介しておきます。私は誰にも知られず、自宅でわずか10分の作業で終わりました。簡単便利でしかも安全です。
*誰にも知られず、いつでも、どこでもHIV検査ができます。私は10分で終わりました。
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