性感染症の病原体

このページでは、「性感染症」の原因となる4種類の病原体について説明します。

性感染症の病原体は、次の4つです。

◆ウィルス ◆細菌 ◆真菌 ◆寄生虫/原虫

さて、それぞれはどんなものでしょうか。簡単に説明します。

まず、ウィルスと細菌についてです。何となくイメージ的には似たような同じものと思いがちです。歴史的には、細菌の方が先に発見されています。感染病の多くはみな細菌によって起こり、細菌によって次から次へとうつるものだと思われていました。それが解明され始めたのが19世紀の半ばから後半にかけてです。

そして、細菌とは違う、ウィルスなるものが発見され、研究されたのが19世紀の終わりから20世紀始めです。そして、この2つはまるで異なる病原体であることが分かりました。では、その違いをご存知でしょうか。

ウィルスと細菌の違いを一口で言うと、細菌は微生物ではありますが、れっきとした生物です。しかし、ウィルスは生物学上では、非生物の扱いとなっています。(ただし、反対意見でウィルスも生物だと異論をとなえる学者も多くいるそうです。)

何か、ややこしいのですが、ウィルスは生物として必要な細胞を持っておらず、単にたんぱく質と核酸から構成されているのです。あまりに原始的、単純すぎて、生物とは呼べないレベルと言うわけです。

ウィルスは自分でエネルギーを生み出すことも、自分で増殖することも出来ません。取り付いた宿主の細胞を借りて増殖していくのです。

ウィルスが宿主の細胞に取り付くと、自分の増殖のために宿主の細胞を壊したり変形させたりします。これが様々な病気の原因となるのです。HIVやインフルエンザ、日本脳炎などもウィルスが原因です。

一方、細菌はバクテリアとも呼ばれ、大腸菌などがおなじみです。こちらはウィルスとは違って、自分自身で分裂を繰り返しながら増殖していきます。そして細菌自身が作り出す有毒な成分が病気の原因となります。赤痢、コレラ、結核などはみな細菌によるものです。

ただ、細菌の中には病気の原因となるものの他に、チーズや納豆、ヨーグルトなどを作る際の発酵に利用されるものもあります。また、体内で食べ物の消化に役立っている善玉細菌もいます。

次に真菌です。あまりなじみのない名前ですが、実はキノコ、カビ、酵母などの生物を言います。感染症としては、ある種のカビが体内に入って発病させます。カンジダ症などがそうです。

最後に、寄生虫/原虫です。寄生虫と言うと、これは何となくイメージ出来ると思います。その寄生虫の中でも、単細胞なものを原虫と言って区別しています。

寄生虫が原因の病気としては、ケジラミ症、アメーバー赤痢などがあります。原虫が原因の病気としては、マラリア、トリコモナス症などがあります。

以上が、私がモロモロの情報源から仕入れた病原体に関する説明です。素人説明なので、多少表現や事実が間違っているかも知れません。

ウィルスが生物じゃないって、今回調べて始めて知りました。
ただし、「生物学上では」と注意書きが付くんですね。何やら非常に難しい世界のようです。

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⇒次は「クラミジア感染症」