HIV感染が怖いあなたへ
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かつて私もHIV感染が怖くて、怖くて、3ヶ月間もHIV検査を受けられずに悩みました。
夜も眠れない、食事も喉を通らないくらい怖かったのです。
つい、風俗でコンドームなしのセックスをしてしまったあなた。
まるでHIV感染のことなど考えもせず、オーラルセックスをしてしまったあなた。
そしてその行為の後に、熱が出たり喉が痛くなったり、下痢の症状が出たあなた。
そんなあなたが自分のHIV感染を疑うのは当然です。
そして、HIV検査を怖いと思うのも無理ありません。
国立国際医療センターエイズ治療・研究センターの医師である、本田美奈子さんの著書に
「エイズ感染爆発とSAFE SEXについて話します」と言う一冊があります。
この中で、自分がHIVに感染しているかも知れないと悩む若い女性が本田さんにこう言います。
「自分は平気だ」と思っている人ほど、HIV検査を受けに行くと思う。私は怖くて怖くて、ほんとに
感染していたらどうしようと思うと、その一歩が踏み出せない。
私にはその女性の気持ちが痛いほど分かります。
HIV検査を受けなくては、そう頭では分かっているけど、どうしても怖くて検査に行けない。
HIV感染が確定してしまうことが怖くてたまらないのです。
私は自分でHIV感染を疑い出してから、実際に検査を受けるまで3ヶ月ほどかかりました。
その間は、夜もぐっすり眠れないし、仕事にも集中出来ませんでした。
誰にも相談することが出来ずに一人で悩み続けました。
「もしも本当にHIVに感染していたら・・・・」
そう考え出すと、胃が痛くなって食事も喉を通りませんでした。
何だか自分の人生がもうここで終わってしまうような絶望感さえ湧いてきました。
今のあなたはどうですか?
もしかしたら、本に出てくる女性のように、あるいはかつての私のように、HIV検査の結果を
知るのが怖くて検査を避けていませんか?
不安だけが大きくなり、眠れない夜を過ごしていませんか?
家族や友人にも相談出来ず、たった一人で悩みを抱え込んでいませんか?
でもそれは、決してあなたが弱い訳でも、悪い訳でもありません。
本当にHIV感染の危機が自分の身に降りかかれば、誰だって怖いのは当たり前です。
そしてHIV感染のリスクは今やごく普通の日常生活の中にあり、あなたが何か特別悪いことを
した訳でもありません。
私は自分自身の体験から、あなたがHIV感染の不安を抱えていながら検査に行けないでいる、
その気持ちがとてもよく分かります。
だけど、それでもあなたには何とかHIV検査に行って欲しいと思います。
どんなに検査結果が怖くても、検査から逃げないで欲しいと思います。
もし、今から15年以上前だったら、もしかしたら私はあなたにHIV検査をお勧めしなかったかも
知れません。私自身もHIV検査を受けていない可能性が高いです。
なぜなら当時は、
HIV感染⇒エイズ発症⇒死
こんな図式だったからです。HIV感染は数年先の死の宣告だったのです。
HIV感染の結果を知ることは決定的な絶望感を背負うことに等しかったのです。
それならHIV感染を知らない方がずっといい、そう思うことでしょう。
しかし、この15年間で現代医学はHIV感染を完治させることは出来ないまでも、エイズの
発症を抑えることは出来るようになりました。
HIVに感染していても、薬を飲めば学校に行ったり、仕事を続けることが出来るのです。
でも、検査をためらっている間にエイズを発症してしまえば、その後の治療が難しい場合も
あります。
だからこそ、どんなに検査結果を知るのが怖くても、あなたには早くHIV検査に行って欲しいと
思うのです。
私は幸いにも検査結果が陰性でした。しかし、それは単に幸運だっただけであり、当時の状況から
すれば陽性になっていてもちっとも不思議ではありませんでした。
3ヶ月もHIV検査を怖がって避けていた私が、最後の最後に検査を受けることが出来たのは、
「助かりたい」
「死にたくない」
と言う思いが強く働いたからです。
HIVに感染していても、早期に見つかれば死ななくても済む。エイズを発症しなくても済む。
だったら、1日でも早く検査を受けた方が助かる確率は高いはず、そう思ったのです。
今、私は当時の気持ちをあなたに伝えたくて文章にしていますが、本当はそう簡単に思い
切れた訳でありません。
「検査を受けよう」
「いや、やっぱり怖い、止めよう」
その2つの思いを行ったり来たり。でも、最後には「助かりたい」と言う気持ちの方が大きくなり、
衝動的とも言えるように検査を受ける決心がつきました。
HIV検査を受ける以外に私が助かる道はない、そう悟ったのです。
HIV検査を受けることは怖いです。もしも陽性だったらと考えると、あなたの足がすくむ思いに
なるのも分かります。
でも、あなたが運悪く陽性だったとしても、そこであなたの人生が終わる訳ではありません。
「もしもHIV検査の結果が陽性だったら・・・」
その結果を受け入れる覚悟があなたに出来たら、私はあえてその逆のことを言いたいと思います。
確かに日本ではHIV感染者は増加しています。毎日どこかで誰か4人が新たにHIVに感染して
います。これは事実です。
しかし、日本の成人が約1億人もいて、運悪くHIVに感染する人は年間にたったの1500人
なのです。
あなたがその1500人に入る確率は限りなく小さいはずです。
今のあなたにどんな怪しい症状が現われていたとしても、HIV検査を受けてみたら陰性だった、
と言う可能性の方がずっと大きいのです。
私の場合だって、全身に発疹が出てその後帯状疱疹まで発症し、下痢や発熱も続きました。
まさにHIV感染の急性期に見られる症状を連発していました。
それでも私は陰性だったのです。
確かに私が発症した帯状疱疹は、HIV感染による免疫低下でよく見られる病気です。
帯状疱疹をきっかけにHIV検査を受けることは大正解です。
しかし、だからといって帯状疱疹を発症する人の多くがHIV感染者だと言う訳でもありません。
帯状疱疹患者の圧倒的多くはHIVには感染していないのです。
私は、あなたがHIVに感染している可能性は低いから、HIV検査は不要だと言っているのでは
ありません。
実際にHIV検査を受ければHIVに感染している確率の方がずっと小さいのだから、1日でも早く
思い切って検査を受けて欲しいと、そう言いたいのです。
あなたがもしもHIVに感染していれば早期の治療が可能であり、あなたが助かる可能性はぐっと
高くなります。
むろん、あなたがHIVに感染していないと分かれば、もう不安な夜を過ごすこともありません。
心からの笑顔を取り戻すことが出来るのです。
どちらにしてもあなたには早期のHIV検査がプラスの結果をもたらします。
その逆に、
あなたがHIV検査をためらって先延ばしにしても、何もプラスはありません。
エイズ発症のリスク、重症化のリスクが増すばかりです。
どうぞあなたは勇気を出して、HIV検査を受けて下さい。
その勇気の先にはきっと新しい道が開けてきます。
あなたがHIV検査を受ける決心はしたけど、でもどうしても保健所や病院は嫌だと言うなら自宅で
HIV検査も可能です。
誰にも会いたくない、知られたくない、保健所の職員や医者との対面検査は嫌だと思うなら迷わず
HIV検査キットを使って下さい。
やっとの思いでHIV検査を決心したのに、世間体や羞恥心から検査をためらうのは残念過ぎます。
あなたがHIV検査を受けられる方法を自由に選べばいいのです。何より大事なことは、早期に検査を
受けることです。
実は私も3ヶ月悩み続けた後に、自宅でHIV検査キットを使いました。
この検査キットで自分がHIVに感染していないと分かったときの嬉しさは今でも忘れられません。
思わず涙がこぼれ落ちそうになりました。
3ヶ月間悩み続けた私は、たった1個の小さな検査キットによって救われました。
*あなたの不安を晴らす方法はHIV検査だけです。
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私が思うに、一番危ない人はHIV感染を何も怖がらない人です。
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