ネット上でちょっと興味深い記事を見つけました。

それは、近年イギリスにおいては50歳以上の年齢層にエイズ患者が増加しているという記事です。

では日本ではどうなのでしょうか。

今回はイギリス、日本の両国における50歳以上のエイズ動向のお話です。

【今回のテーマと目次】

●テーマ:イギリスと日本の50歳以上のエイズ動向

1.イギリスにおける50歳以上のエイズ動向

2.日本における50歳以上のエイズ動向

3.まとめ

1.イギリスにおける50歳以上のエイズ動向

私が見つけた興味深い記事と言うのがこちらです。

『50歳以上の「節操のないセックス」でHIV感染が拡大』

何ともドキッとするタイトルの記事です。

でもこれは日本の話ではなく、イギリスでのお話です。

記事の詳細はオリジナルをお読み頂くとして要点のみ書きだします。

●高齢層のHIV感染者数は、2015年までの12年間で平均3.6%増加した。若年層では同期間に、4%のペースで減少している。

●専門家は高齢層のHIV感染の拡大を、シルバースプリッター(熟年離婚した人)の急増が根底にあると見ている。

●この世代は「コンドームを避妊のためだけだと思い込んでいる」、「HIVがいまだに問題であることを認識していない。HIVが消滅したと考えている」と指摘されている。

●2004年時点のイギリスでは、50歳以上の10万人あたり約3.1人のHIV感染が確認されたのに対し、2015年には10万人あたり4.3人にまで拡大している。

まぁ、ざっとこんな記事となっています。

要するに、50歳以上で離婚した自由な身の上の中高年が、HIV感染の危機感も知識もなく無防備な性行為で感染を拡大させている、と言う指摘です。

指摘の中で興味深いなと思ったのは、50歳過ぎて離婚した人は、それまでの結婚生活からコンドームは避妊目的としか思ってなくて、性感染症に対する危機感が乏しいとする指摘です。

なるほど、ずっと結婚したパートナーとしか性行為をしてこなかった人たちは、いざ中高年になって避妊の必要がない性行為に及んだ時、性感染症の感染予防にコンドームを使うと言う発想が少ないのでしょうね。

でも、これは決してイギリスだけの話ではないように思います。

 

2.日本における50歳以上のエイズ動向

では、日本における50歳以上の中高年の実態はどうでしょうか。

さっそく厚生労働省エイズ動向委員会の発表データから見てみましょう。

新規HIV感染者、及び新規エイズ患者における50歳以上の割合をグラフにしてみました。

●新規HIV感染者における50歳以上の割合

HIV50歳以上
図1.HIV50歳の割合

図1をご覧頂いてお分かりのように、この15年間はほぼ横ばい、13%前後の割合です。

すなわち、日本においては新規HIV感染者の7.7人に1人が50歳以上と言うことになります。

冒頭にご紹介したネットの記事によると、2015年のヨーロッパ全体では、新規HIV感染者の6人に1人が50歳以上だったそうです。

それから比べるとまだ日本では50歳以上の比重が小さいのかなと思います。

 

●新規エイズ患者における50歳以上の割合

エイズ50歳以上
図2.エイズ50歳の割合

一方、新規エイズ患者における50歳以上の割合を見ると、こちらも多少の凸凹はあってもほぼ横ばい状態です。

新規エイズ患者の、およそ4人に1人から3人に1人の割合で50歳以上となっています。

まぁ、このデータを見るとあなたがすぐに思い浮かべるのは、

「エイズ発症までの潜伏期間は長いから、当然エイズ発症が中高年に多いのは当然だ。」

と言うことではないでしょうか。

むろん、その一面が存在することは当然あります。

しかし、反面今の医学ではHIV感染が早期に分ればエイズ発症を防ぐことが可能になっています。

従って新規エイズ患者と言うのは、自分のHIV感染に気付かないままエイズを発症してしまった人たちを指します。

HIV感染が分かった時点ですでにエイズを発症してる、いわゆる「いきなりエイズ」状態を意味するのです。

50歳以上の中高年に新規エイズ患者の比重が大きいのは、その年代の人たちが早期のHIV検査を受けていないからだとも言えます。

次のグラフをご覧ください。

50歳以上のHIV感染者の中で、「いきなりエイズ」の割合をグラフ化したものです。

高齢いきなりエイズ
図3.いきなりエイズの割合

図3のグラフをご覧頂いてお分かりのように、全年代のいきなりエイズの割合が凡そ30%なのに対して、50歳以上では実に50%近い割合になっています。

つまり、50歳以上のHIV感染者は、2人に1人がHIV感染が分かった時点ですでにエイズを発症していたことになります。

もっと早期にHIV検査を受けていればエイズ発症を防げた可能性が高いだけに残念な状況だと思います。

イギリスでは50歳以上の新規HIV感染者が増加傾向にあるとして問題指摘されています。

日本ではむしろ「いきなりエイズ」の比率が高いことが問題であると言えるのではないでしょうか。

 

3.まとめ

今回はイギリスにおいて50歳以上の新規HIV感染者が増加しており問題となっている、と言う記事をご紹介しました。

それと比較する意味で、日本における50歳以上のHIV感染者、エイズ患者の動向を調べてみました。

先ほども書いた通り、日本国内において50歳以上の新規HIV感染者はほぼ横ばい状態であり増加傾向にはありません。

しかし、「いきなりエイズ」の割合は50歳以上では50%近くもあり、全体平均の30%を大きく上回っています。

このことから言えるのは、50歳以上においてはHIV感染予防はむろん大事ですが、少しでも不安を感じたら早期にHIV検査を受けることも大事だと言うことです。

例えば何も自覚症状が無いことを根拠に全くHIV検査に関心がないのは危険過ぎます。

HIV感染症は症状が出た時にはすでにエイズを発症している可能性大です。

むしろ、症状が出る前にHIV検査を受ける、と言う認識が必要かと思います。

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