ここから、HIV感染ルートについて次の4回に分けてあなたにお話したいと思います。

1.HIV感染ルート(基本編)⇒基本が分かれば、どんなときに感染して、どんなときに感染しないか分かります。

2.HIV感染ルート(性行為感染)⇒最も多い感染ルートである性行為感染について説明します。

3.HIV感染ルート(母子・血液感染)⇒母子感染と血液感染について説明します。

4.HIV感染ルート(番外編)⇒性風俗における感染について説明します。

◇HIVは感染力が極めて弱いウイルス

まず、初回はHIV感染の基本についてのお話をしたいと思います。ここをあなたにしっかり理解してもらえると、日常生活の色んな場面で感染の危険がどの程度あるのか、応用がきくと思います。

すなわち、あなたがHIV感染予防をするのにも大いに役立つはずです。同時に、HIV感染者やエイズ患者に対する偏見や差別をなくすことにも役立つと思います。

私もいろんなエイズ情報から、初めて感染ルートを正確に知ることが出来ました。それまでは何となくのイメージだけで知った積りになっていたと再確認しました。

まず、HIVとは、ヒト免疫不全ウイルス(ヒトめんえきふぜんウイルス)のことで、英語では、Human Immunodeficiency Virus=HIVと略します。

つまり、HIVとはウイルスの名前です。インフルエンザウイルスや、ノロウイルスなどはよく聞くと思います。このウイルスが人から人へと感染していくのです。

ただ、HIVはインフルエンザウイルスと比べると感染力は非常に弱く、あなたがエイズ患者のくしゃみや咳などから感染することはありません。

HIVは空気中や水中、食べ物の中などでは活動出来ないのです。HIV感染者や、エイズ患者と日常生活を共にしても感染することはないと言われるのは、このためです。

「エイズの歴史」のページにも書きましたが、日本でエイズ患者が初めて見つかった頃にはエイズパニックがありました。エイズに関する情報が不十分だったこともあって、マスコミに煽られた多くの人々がHIV感染者やエイズ患者に対して偏見と差別を持ちました。

HIV感染者は正当な理由もなしに学校や職場、地域から閉め出される被害にあったのです。また、感染の疑いがある人を拒否する病院やホテルまで出てきました。みなHIVの感染ルートを正確に知らないがゆえの誤解から生まれた、HIV感染者やエイズ患者に対する差別でした。

◇HIVは体液から粘膜へ感染する

さて、HIV感染者の体の中で、ウイルスが存在するのは血液中か、体液中です。血液は分かりますが、体液とはいったい何でしょうか。具体的には、次のようなものを体液と言います。

汗、涙、尿、鼻水、唾液、精液、膣液、母乳

これらが体液です。しかし、汗や涙、唾液などを経由してあなたにHIVが感染することはありません。HIVが感染するには、体液中のHIVの量がある程度多くないと感染しないのです。

従って、実際には、精液、膣液、母乳、そして血液が感染の可能性のあるものと言えます。唾液は該当しませんから、キスをしても感染しません。もちろん感染者が泳いだプールやお風呂に入っても感染はしません。

いま書いたように、HIV感染者から感染する可能性があるのは、精液、膣液、母乳、血液だけであることを知っておいて下さい。

これらのHIVに感染した体液や、血液が、あなたの粘膜部分や傷口に直接接触すると、あなたがHIVに感染する可能性が出てきます。粘膜部分とは、口の中、ペニス、膣、尿道、肛門、直腸などを言います。

つまり、HIV感染者の精液、膣液、母乳、血液が、あなたの口の中、ペニス、膣、尿道、肛門、直腸に直接接触しない限り、あなたはHIVには感染しません。これがHIV感染ルートの基本です。

エイズの予防にコンドームを使うことが非常に有効なのは、体液と粘膜部を物理的に遮断するからです。しかし、オーラルセックスにおいても体液と粘膜部(口の中)が接触するため、HIV感染の可能性があります。

あなたはオーラルセックスにもコンドームを使っていますか?確率は低いですが、オーラルセックスでもHIVは感染することを知っておいて下さい。

また、HIV感染者の血液や体液を指で触ったり、皮膚につけたりしても、それだけでは感染しません。人間の皮膚を通してHIVが体内に入ってくることはないからです。(ただし、皮膚に傷があると、そこから侵入してくる可能性はあります。)

この事実はHIVの感染ルートが非常に限定されていることを示しています。感染ルートは、性行為・血液感染・母子感染この3つだけです。そして、普通の日常生活の中では、性行為感染しか起こりません。

では、このページの最後に、もう一度まとめておきます。

◆HIV感染者から感染する可能性のある体液

精液・膣液・母乳・血液

◆HIVが体内に入る可能性のある粘膜部

口の中・ペニス・膣・尿道・肛門・直腸・傷口

◆感染ルート

性行為感染・血液感染・母子感染

◇HIV感染はHIV検査でしか分からない

HIVはあなたが仮に感染しても自覚症状がありません。つまり、あなた自身ではHIVに感染したか、していないのか分からないのです。

風邪をひいたら咳が出たり、くしゃみが出たり、あるいは熱が出たりします。その体調異常から「風邪かな?」と気が付きます。でも、HIVはその自覚症状がありません。

従って、あなたにHIVに対する不安や、自覚症状がなくても、感染の可能性や思い当たる過去があるなら、一度は念のためにHIV検査を受けておくことをお勧め致します。

「自分に限っては大丈夫・・」なんて根拠のない気休めや自信に頼っていると、「まさか自分が・・」となる危険性もあります。

2010年の厚生労働省の調査結果では、HIV感染者の30.1%は自分がHIVに感染したことに気がつかず、「いきなりエイズ」を発症しているのです。

「いきなりエイズ」発症前にHIV感染が見つかればエイズ発症を防ぐことも出来ます。近年エイズ発症までの潜伏期間が短くなっており、より早期のHIV検査が重要になっています。HIV検査はあなたにとって救命的検査になるかも知れません。

最後に、私が自分のHIV感染を疑ったときに使用した検査キットをご紹介します。あなたが保健所に行く時間がなかったり、誰にも知られたくない、誰にも会わずにHIV検査を受けたいと思うならこれがお勧めです。

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