あなたや私が保健所や病院でHIV検査を受けるとき、一般にはHIV抗体の有無を検査します。あるいは同時にHIV抗原を検査することもあります。

もしもHIV検査で陽性となり、HIVに感染していることが分かれば抗HIV治療を始めることになります。

抗HIV治療においてはCD4値とHIV-RNA量の測定を行います。今回は抗HIV治療におけるCD4値とHIV-RNA量の意味について概要を説明したいと思います。

抗HIV治療の一般情報としてお読み下さい。

◇CD4値とは?

CD4値については「図解・HIV感染とCD4の推移」と言う記事で詳しく説明しています。一言で言えば、あなたや私の免疫力を測る指標です。

普通の健康状態ならCD4値は700~1300くらいあります。これがHIVに感染して徐々に免疫力が低下するとCD4値も500、300、200と低下していきます。

このCD4値は抗HIV薬の投与時期を見極める判断材料としても重要視されています。つまり、CD4値が下がることで日和見感染症のリスクが増すわけで、それはエイズ発症のリスクを意味します。

エイズ発症を抑えるためには免疫力があるレベル以下に下がることを防ぐ必要があります。その指標がCD4値と言う訳です。

「HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア」(岩田健太郎 編・南山堂)によれば、

●抗HIV治療開始後、最初の1年でCD4値が25~50/μL増加すること

これが治療の目標となるそうです。

そしてもしもこの目標に達しない場合や最初のベースラインよりも低下することを、

「免疫学的な失敗」

と呼ぶのだそうです。

ただし、まれに体内のウイルス量が抑制されているのにCD4値が上昇しないことがあり、この場合は免疫学的失敗とは呼ばないそうです。

 

◇HIV-RNA量とは?

HIV-RNA量は体内のHIVの量を測る指標です。これも「図解・HIV感染とCD4の推移」と言う記事の中で詳しく説明しています。

抗HIV治療におけるHIV-RNA量の目標値は、ウイルス量が25~70コピー/mL未満を保つことです。(同書による)

更に細かく言えば、

●治療開始後の最初の6ヶ月 ⇒ 200コピー/mL未満

●最初の1年 ⇒ 50コピー/mL未満

この数値が望ましい目標値となります。

そしてこの値を達成できない場合、

「ウイルス学的失敗」

と呼ぶそうです。

このウイルス学的失敗に関しては、HIVが薬に対して耐性を持っていたり、ウイルス学的セットポイントが高い値だったり、患者が医師の指示通りに薬を飲まなかった場合などが原因としてあげられます。

実際のHIV陽性者における抗HIV治療でCD4値とHIV-RNA量がどのような値をたどるのか、国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センターのホームページに症例が公開されているのでご覧ください。

今回は抗HIV治療における重要な2つの指標、CD4値とHIV-RNA量について説明しました。

あなたがHIV検査で陰性であればまずこの2つの指標と関わり合いになることはありませんが、万一陽性となれば管理指標となります。

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