第四世代HIV検査ってなに?
第四世代HIV検査というのをご存知ですか?たまにネット上で目にします。もしかしたら、あなたも見たことがあるかも知れませんね。第四世代の検査って、いったいどんな検査でしょうか。
そして第四世代って言うくらいですから、当然第三世代や第二世代もあるのでしょう。それと第四世代はどう違うのでしょうか。
私も非常に気になるところだったので、ネット上であれこれ調べてみました。その調査結果をまとめたのが下の表です。可能な限り信頼出来そうな公的な医療機関や、公的なHIVサイトを参考にしました。
・・◇世代別 HIV検査
| 検査項目/対象 | 第一世代 | 第二世代 | 第三世代 | 第四世代 |
| HIV-1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| HIV-2 | × | ○ | ○ | ○(注1) |
| IgG抗体 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| IgM抗体 | × | × | ○ | ○ |
| p24抗原 | × | × | × | ○ |
| ウインドーピリオド | 不明(注3) | 90日 | 90日 | 30日(注2) |
注1)HIV感染後30日以内ではHIV-2の検査は不可。
注2)HIV-2の検査に対しては90日。
注3)ネットで探したのですが資料が見つかりませんでした。恐らく90日?
・・1.検査の世代が変わると何が変わった?
現在、あなたや私が保健所や病院に行ってHIV検査を受けると、たいていは第三世代か第四世代の検査になります。第二世代から前の検査は行われていません。
検査の世代が変わって何が変わったかと言えば、HIV-2型が検査可能になったこと、ウインドーピリオドが短くなったこと、この2つです。
私たちが普通に「HIV」と呼んでいるのはHIV-1型です。しかし、HIVにはHIV-2型と言うタイプもあり、HIV-2型は第一世代の検査では見つけられませんでした。
実際には日本国内で見つかったHIVはほとんどがHIV-1であり、これまでにHIV-2が見つかった例は数件しかありません。
世界的に見てもHIV-1が世界中に感染しているのに対して、HIV-2は西アフリカを中心とした感染となっています。詳しくはこちら⇒『HIV-1とHIV-2』
次にウインドーピリオドと言うのは、あなたがHIVに感染してから、確実に検査でHIV感染を見つけることが出来るようになるまでの期間です。
つまり、ウインドーピリオド中にHIV検査を受けて「陰性」になっても、本当に感染していないとは言い切れません。検査の確実性を得るには、ウインドーピリオドが明けてから検査を受ける必要があります。
・・2.検査対象によるウインドーピリオド
このウインドーピリオドがどうして存在するかと言うと、それぞれの検査ではHIV感染の証拠となるものを探すのですが、その証拠があなたの体内で作られる、あるいは増えるのに時間がかかるからです。
例えば、第三世代のHIV検査は抗体検査です。あなたがHIVに感染すると、あなたの免疫機能が働いてHIVを退治しようと抗体を作ります。この抗体を見つけてHIVに感染しているかどうかを判定します。
このHIV抗体が出来る時期には個人差があって、現在の保健所などの検査では余裕を見て90日、3ヶ月経ってから検査を受けてくださいと案内しています。
HIV検査で見つける抗体にはIgGとIgMの2種類があります。上の表をご覧頂いてお分かりのように、第二世代まではIgG抗体しか検出出来ず、第三世代になってからIgM抗体も検査出来るようになりました。
そして、あなたの体の中では、IgM抗体の方が早く作られます。従ってIgM抗体を見つける検査の方がウインドーピリオドは短くて済むのです。
実際の運用では、第二世代(IgG検出)も、第三世代(IgG+IgM検出)もウインドーピリオドは同じ90日、3ヶ月で運用されています。これは前にも書いたようにかな り余裕を持っています。
仮にあなたがHIV感染の不安があって、90日も待てずに取りあえず60日あたりでHIV検査を受けた場合、第三世代の検査は第二世代よりも検査精度が上がっています。
・・3.第四世代は抗原・抗体検査
第三世代までの検査がHIVの抗体検査であったのに対し、第四世代の検査では抗原と抗体を見つける検査になりました。
ここで言う抗原とは、「p24」と呼ばれるHIVのタンパク質の一部です。正確にはカプシドタンパク質と呼ぶらしいのですが、要するにHIVの一部を見つける検査方法です。
抗体検査がHIVそのものを見つけるのではなく、HIVを退治するために作られた抗体を見つけるのに対して抗原検査はHIVそのものを見つける検査です。
あなたがHIVに感染すると、p24抗原は抗体が作られる前にあなたの体の中で増えていきます。そのために、抗体検査よりもウインドーピリオドが短いのです。p24はHIV感染後30日経過していれば検査可能です。
ただ、体内で増殖したp24はその後いったん減少します。これはあなたの体内に抗体が出来てきて、HIVを攻撃するからです。
そのため、第四世代の検査では、単に抗原だけの検査ではなく、同時に抗体も検査します。p24が減少する時期になってきても、その時には抗体が増えているので正確に判定が出来ます。
なお、p24抗原検査ではHIV-1しか検出できない為、あなたがHIVに感染して3ヶ月以内に第四世代のHIV検査を受けた場合、陰性であっても90日経過してから再度検査を受ける必要があります。可能性が低くてもHIV-2に感染しているかも知れないからです。
こうしたことから、現在多くの保健所では第四世代の検査を採用していてもウインドーピリオドを90日とし、第三世代から短くしていません。
一部医療機関では第四世代の検査を感染後30日から検査可能として案内しているようですが、HIV-2の検査について事前説明が行われています。
・・4.PCR法検査とNAT検査
今まで説明してきた抗体検査、抗原・抗体検査とは別の方式で、HIVの遺伝子を検出する方法があります。それがPCR法、NAT検査と呼ばれるものです。
この検査では、HIVの遺伝子の存在を確認してHIV感染の有無を判定します。HIVの遺伝子が血液中に微量しか存在していなくても、その微量の遺伝子を人工的に何万倍にも増幅して検査をするため、非常に精度が高い検査です。
NAT検査ではウインドーピリオドは11日とされており、現在のHIV検査の中では最も早期にHIV感染を見つけることが出来ます。
ただし、それなりの施設、設備が必要であり、コストと時間もかかります。
現在、NAT検査は献血で集めた血液のHIV感染を検査するのに使われています。献血で集めた血液は輸血に使用されるため、万一HIVに汚染された血液が混じっていると血液感染が起こります。
そのため、最もウインドーピリオドが短く、かつ精度の高いNAT検査が使われているのです。
PCR法も原理はNAT検査と同様ですが、HIV-2の検査は出来ません。従って、HIV感染の可能性がある日から90日以上経過してから、抗体検査などを再度受ける必要があります。
PCR法は大きな病院などで使われており、90日も待てないHIV検査希望者に対してまずはHIV-1の検査だけを先行で行うものです。
以上、HIV検査の世代別事情についてお伝えしてきました。可能な限り信頼できそうなサイト情報を参考にした積りですが、残念ながら情報の全てを保証するものではありません。例えば、ウインドーピリオドの設定については公的なサイトでも結構バラツキがありました。
以上、ここに書いたように、HIV検査の世代は進み、検査精度は向上し、ウインドーピリオドは短くなっています。
しかし、どんなにHIV検査の技術が進歩しようとも、あなたがHIV検査を受ける決断をしない限り何の意味もありません。
かつてHIV感染は致死的疾患であり、感染はかなりの確率で患者の死を意味していました。しかし、今やHIV感染はエイズ発症前に見つけることが出来ればエイズを抑えることも可能になっています。
すなわち、早期のHIV検査は感染者にとってまさに命を救う救命的検査なのです。
もしもあなたにHIV感染の不安や、思い当たる過去があるなら、どうぞ勇気を出してHIV検査を受けて下さい。HIV検査の先延ばしは、あなたにとって何のプラスにもなりません。いきなりエイズのリスクが高くなるばかりです。
最後に、私が自分のHIV感染を疑ったときに使用した検査キットをご紹介します。検査原理はPA法と呼ばれるHIV抗体検査です。信頼性、安全性は問題なく使用出来ました。
あなたが保健所に行く時間がなかったり、誰にも知られたくない、誰にも会わずにHIV検査を受けたいと思うならこれがお勧めです。
*誰にも知られず、いつでも、どこでもHIV検査ができます。私は10分で終わりました。
・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)
![]()
■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性![]()
■この検査キットを使用した人の声はこちら⇒利用者の声情報
![]()
あなたの自宅以外でも、手をきれいに洗える場所ならどこでも使用することができます。
・
・
・
・
・
・
・
| ・・HIV(エイズ)検査完全ガイド TOP |