HIVに感染して間もない急性期にHIV検査を受けると、思わぬ落とし穴にハマることがあります。

あなたがHIV検査を受けるとき、ぜひ注意して欲しいこととは・・・・!

今回は『HIV感染症 診療マネジメント』(医薬ジャーナル社)から仕入れた最新情報をあなたにもお伝えします!

『HIV感染症 診療マネジメント』 医薬ジャーナル社(2013年 7月)

今村 顕史 著(都立駒込病院感染症科医長)

◇スクリーニング検査と確認検査

当サイトですでに何度も記事にしてきたので、あなたもご存知だとは思いますがHIV検査はスクリーニング検査と確認検査の2段構えになっています。

●スクリーニング検査

HIVに感染している人を絶対に見逃さないよう、非常に感度の高い検査。感染者を見逃さない代わりに、本当は感染していない人まで陽性判定してしまう。

これを偽陽性と言います。

従って、スクリーニング検査で陰性になった人はHIVに感染していないことが確定します。

一方、陽性になった人は本当にHIVに感染しているか、偽陽性か、どちらかまだ分かりません。

スクリーニング検査ではHIV感染は確定しないのです。

●確認検査

スクリーニング検査で陽性になった人が本当にHIVに感染しているかどうかを判定するための検査です。

確認検査で陽性になると初めてHIV感染が確定するのです。

HIV検査の手順は以下の図を参照ください。



⇒『HIV検査の種類』参照


◇急性期のHIV検査

さて、通常保健所や病院で行うHIV検査は上図の通りまずはスクリーニング検査から始まります。

このスクリーニング検査はHIV抗体検査が一般的であり、ウインドーピリオドは3ヶ月が普通です。

ウインドーピリオドとは感染してから正確な検査が出来るようになるまでの期間です。

HIV抗体検査では体内に検査で見つけることが出来るくらいの抗体が生成されるまでの期間として3ヶ月とウインドーピリオドを設定しています。

⇒『ウインドーピリオドとは?』

ところが、この3ヶ月は相当余裕を見ています。

抗体が早く出来る人は3週目、4週目ですでにHIV抗体検査で陽性判定が出ます。

その上近年HIV抗原検査もセットにした第四世代のHIV検査の導入が進み、ますます早期の判定が可能になってきました。

東京都内の保健所ではウインドーピリオドを2ヶ月としてHIV検査を行っていることろが沢山出てきました。

今後全国的にも2ヶ月とする保健所が増えていくと思います。

⇒『第四世代のHIV検査とは?』

ところが問題は確認検査です。

一般にはウエスタンブロット法が使われますが、この検査のウインドーピリオドは4週間から8週間とされています。

さて、それでは仮にあなたが性風俗で危険行為をしたとします。(あくまで仮に、のお話です)

ところがその後あなたは微熱が出たり寝汗をかいたり、喉が痛くなったりします。

時には下痢をしたり頭痛もします。

これは何だか変だと思ってあなたは保健所にHIV検査を受けに行きます。

それがちょうどあなたが性風俗で遊んでから4週目の時期でした。

そしてあなたはスクリーニング検査でHIV陽性判定を受けます。

あなたは相当ショックを受けますが、まだ確認検査を受けるまでは分からない、もしかしたら偽陽性かも知れないと保健所の人に説明されます。

しかしあなたの胸中は穏やかではありません。

もしもHIVに感染していたら・・・そう思うと不安で不安で食事も喉を通らないし、夜も眠れません。あなたの頭の中では悪い方、悪い方へ考えが進みます。

そしてスクリーニング検査から1週間が過ぎ、あなたは確認検査の結果を聞きに再び保健所へ行きます。

「検査結果は陰性でした。」

あなたは保健所の職員から陰性の検査結果を聞きます。1週間の不安がいっぺんに消えていきます。

安心して、嬉しくて、本当に良かったと心から喜びます。

しかし・・・・

実はあなたは本当にHIVに感染していたのです。

確認検査のウエスタンブロット法ではまだウインドーピリオドを抜けていなかったのです。

しかし、確認検査で陰性と判定を受けたあなたはまさか自分がHIVに感染しているとは思いません。

では、あなたの運命は・・・

数年先に「いきなりエイズ」を発症する可能性が大です。

そして知らぬ間に二次感染を広めてしまう可能性も大です。

◇急性期のHIV検査にはくれぐれもご用心

以上のようなことが実際に起こり得るのです。

『HIV感染症 診療マネジメント』の中で今村 顕史氏はくれぐれも急性期のHIV検査には注意が必要だと書かれています。

スクリーニング検査同様、確認検査にもウインドーピリオドが存在することを忘れてはいけません。

当サイトでもHIV検査を受ける時期については何回も記事にしてきました。

本来、危険行為から3ヶ月を過ぎてHIV検査を受けるのがベストだが、どうしても不安を抑えきれない人は1ヶ月目、2ヶ月目で検査を受けるのもアリだとお勧めしてきました。

しかし、その大前提は、「必ず危険行為から3ヶ月を経過して再検査を受けること」です。

先ほどのあなたの身の上に起きた仮のお話も、3ヶ月後に再検査を受ければ間違いなく確認検査でHIV陽性判定が出ます。

早期治療が可能となって「いきなりエイズ」を防ぐことも可能です。

このように、本当はHIVに感染しているのに偽陽性と間違ってしまうリスク、これが急性期のHIV検査の落とし穴です。

実際問題として、あなたがHIV検査を受けるとき、危険行為からどれだけの期間が過ぎているのか、それは保健所の職員にも病院の医師にも分かりません。

それを知っているのはあなただけです。

従って正確なHIV検査を受けるためにはあなた自身がしっかりと正確な情報を保健所や病院に伝えることが何より重要です。

なお、HIV感染の急性期に正確なHIV検査を希望するなら、NAT検査を受けることです。

⇒『NAT検査とは?』

NAT検査のウインドーピリオドは約2週間とされているので、現状では最短です。

ただし、NAT検査はHIV-1の検査のみしか出来ません。

HIV-2についてはやはり3ヶ月後にHIV抗体検査を受けるしか方法がありません。

以上、今回は急性期のHIV検査に潜む落とし穴について説明しました。

あなたのHIV検査に役立て頂けると幸いです。

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