HIV検査の記事を色々読んでいると、NAT検査とRT-PCR検査の表記がよく出てきます。

あるいはリアルタイムPCR検査も出てきます。

この3つの関係は?

同じもの?

それとも別物?

さて、いったい・・・

今回は分かっているようでよく分からない、NAT検査とRT-PCR検査、リアルタイムPCR検査について取り上げてみたいと思います。

別にこんなことをあなたが知っておく必要はありませんが、HIV検査の雑学としてお読み下さい。

【今回のテーマと目次】

●テーマ:NAT検査とRT-PCR検査は同じか?

1.NAT検査とは?

2.RT-PCR検査とは?

3.まとめ

1.NAT検査とは?

HIV検査には色々な方法があります。

当サイトでも説明してきました。

例えばこんな記事です。

『HIV(エイズ)検査の種類』

この中に出てくるHIV検査の種類は、

①HIV抗体検査

②HIV抗原抗体検査

③NAT検査(核酸増幅検査)

この3つです。

現在、保健所や病院などのHIV検査で広く使われているのは②HIV抗原抗体検査です。

この検査ではHIV-1とHIV-2のHIV抗体、それにHIV-1のp24抗原を検査します。

一般に第四世代のHIV検査と呼ばれています。

この検査はスクリーニング検査であり、ここで陽性になると次に確認検査を行います。

その確認検査で使われるのがNAT検査です。

NAT検査とは、Nucleic acid Amplification Testの頭文字をとったものです。

●Nucleic acid=核酸

●Amplification=増幅

●Test=テスト

という訳で、日本語では「核酸増幅検査」と呼ばれています。

文字通り、HIVの核酸を人工的に何万倍にも増幅して検査するもので、非常に精度がよくかつ感染初期の検査が可能です。

多くの医療サイトでは感染後11日経過すれが検査可能とされています。

HIV抗体検査、HIV抗原検査より断然早期の検査が可能です。

ただし、どこの病院でもやってる検査ではなく、ごく一部の病院に限られています。

また通常はHIV-1の検査しか出来ません。

HIV-2については別途HIV抗体検査が必要になります。

献血で集めた血液は、全数NAT検査、それもHIV-1とHIV-2の両方を検査しています。

NAT検査については、以上のような説明が一般的です。

ちなみに、核酸増幅検査、と言う名前は他の性感染症検査でも見ることがあります。

例えばクラミジア検査などでもたまに出てきます。

しかし、NAT検査と言う名前はHIV検査にしか見たことがありません。

理由は分かりませんが、私の知る限りはそうです。

 

2.RT-PCR検査とは?

さて、お次はRT-PCR検査です。

色んな医療サイト、HIV検査の解説記事を読むと、こんな表記が出てきます。

「RT-PCR検査」「リアルタイムPCR検査」

こんな感じです。

これ、どう見ても、普通に考えれば、

●RT=Real Time=リアルタイム

って思いますよね?

すなわち、

RT-PCR検査=リアルタイムPCR検査

だと思う訳です。

事実それで正解なのですが、ちょっとややこしいのがこちらです。

同じRT-PCR検査でも、

●RT=Reverse Transcription=逆転写

と言う意味の検査もあるのです。

例えばこちらのサイト⇒『RT-PCR法』

なお、この2つのRTがどう言う関係にあるのか、また関係ないのか、そこまでは調べていません。

次にPCRの意味ですが、

PCR=Polymerase Chain Reactionの頭文字です。

Polymerase=ポリメラーゼ。DNAやRNAのような核酸ポリマーや長鎖を合成する酵素の事。

●Chain=鎖

●Reaction=反応

まぁ・・何となく雰囲気は分かるような・・・。

詳しく知りたいあなたは「PCR法」でネット検索してみて下さい。

私のような素人にはちょっと理解不能です。

要するにRT-PCR検査とは、核酸を人工的に増幅させて検査を行う方法の1種です。

すなわちNAT検査の1種であると言えると思います。

ちなみにPCR検査は、クラミジアや淋菌の検査でも普通に使われています。

 

3.まとめ

さて、今回はNAT検査とRT-PCR検査、リアルタイムPCR検査について調べてみました。

私が調べた限りでは、

●NAT検査=核酸増幅検査の総称

●RT-PCR検査=核酸増幅検査の1種

こんな感じです。

では、PCR法以外にどんな核酸増幅検査があるのか?

ネットで調べてみると、

●TMA(Transcription Mediated Amplification)

●NASBA(Nucleic Acid Sequence-Based Amplification)

といった方法があるようです。

しかし、HIV検査を医療サイトで調べたり、公的サイトなどで調べてみるとごく普通にNAT検査とリアルタイムPCR検査が同じ意味で使われています。

厳密にはリアルタイムPCR検査はNAT検査の一部なのでしょうが、同意語として使われています。

これが私の調べた今回の結論です。

症状が気になる

HIVが不安