これで感染する? しない?

このページでは、いろんなケースでHIV感染の可能性があるかどうかQ&A形式で説明していきます。
あなたがHIV感染を予防するのに、ぜひ活用して頂きたい記事です。
まず、Q&Aの前に、HIV感染の基本を知っておいて下さい。HIVは非常に感染力の弱いウイルスであり、感染ルートは極めて限られています。そのルートさえ注意すれば感染する心配はありません。そのルートとは、次の3つです。
①性行為感染 ②血液感染 ③母子感染
あなたの普段の生活の中では①性行為感染のみが可能性のある感染ルートでしょう。
①性行為感染
性行為感染の基本は、「体液」と「粘膜」の接触です。
人間の体液とは、一般には次のようなものを指します。
汗、涙、尿、鼻水、唾液、精液、膣液、母乳
このうち、HIVが感染するほど大量に含まれる体液としては、精液、膣液、母乳です。これに血液を加えた4つが要注意です。
従って、唾液や汗から感染することはなく、キスをしたり、握手したりすることでHIVに感染する可能性はありません。
一方、粘膜とは、次のような場所を指します。
口の中(喉)、ペニス、膣、尿道、肛門、直腸
などです。
これらの粘膜部に先ほどの精液、膣液、血液が接触するとHIVに感染する可能性があります。逆に言うと、粘膜部以外に体液が接触しても感染はしません。
あなたの手や指、肌にHIV感染者の体液が触れても、普通に健康な皮膚を通過してHIVが侵入感染することはありません。
ただし、小さくても傷があったり、炎症を起こしていると、そこからHIVが感染する可能性があります。
従って、あなたがHIVに感染する可能性があるか、ないか、その判断をするときには、次の3つを覚えておいて下さい。
●HIV感染の可能性がある体液は、精液、膣液、母乳、血液の4つである。
●上記体液が、自分の粘膜部である、口の中(喉)、性器、肛門、直腸、尿道に接触すると感染する可能性がある。
●粘膜部以外の皮膚でも、傷があったり、炎症を起こしているとそこからHIVに感染することがある。
ちなみに、粘膜部に傷があったり、炎症があると、これは最も危険です。ただでさえ感染しやすいのに、更にHIVの侵入が容易になります。
だからクラミジア、淋菌、性器ヘルペスなどに感染するとHIVの感染確率が2倍から5倍、場合によっては何十倍にも高くなるのです。感染による性器の炎症や潰瘍が原因とされています。
②血液感染
かつて多くの血友病の患者が、治療のために使った血液製剤によってHIVに感染しました。材料となった血液がHIVで汚染されていたのです。
またHIV感染者が使用した注射針を他の人が共用することで感染が広がることもあります。薬物使用者でHIV感染が広まるのはこのケースです。
このような、血液から血液というルートは非常に高い確率で感染していきます。
③母子感染
母親がHIVに感染して治療を受けないまま出産すると、生れてきた赤ちゃんにHIVが感染することがあります。
その感染確率は15%から35%と言われています。
ただ、事前にHIV感染が分かっていれば感染確率を1%以下にすることが可能になっています。
残念ながら日本では2010年に3件の母子感染が発生しています。
以上がHIV感染の基本です。基本が分かれば、個々のケースで感染の可能性があるかどうか、判断出来ると思います。
しかし、あなたにHIV感染の不安があれば、最終的には検査を受ける以外にはっきりさせる方法はありません。
どんなに情報を集めてみても、自覚症状と思われるものがあったとしても、逆に何も症状がなくても、検査を受けない限り絶対に感染しているかどうかは分かりません。
あなたに少しでも不安や心当たりがあれば、HIV検査を受けることをお勧め致します。

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【Q1:ディープキスでHIVに感染しますか?】
A1:HIVには感染しません。唾液に含まれるHIVの量では、感染までは至りません。
【Q2:セックスのとき、挿入しなくてもHIVに感染することがありますか?】
A2:HIV感染の可能性はあります。感染者の血液、精液、膣液が、粘膜部分である、ペニス、膣、肛門、直腸、口の中に直接接触すれば感染の可能性があります。挿入前の、いわゆる先走り汁(カウバー腺液)にもHIVは含まれています。コンドーム着用は挿入直前ではなく、男性が勃起状態になったら装着します。またオーラルセックスでの感染もあります。
【Q3:コンドームさえしていれば、絶対にHIVに感染しませんか?】
A3:コンドームの着用は、効果的なHIV感染予防策ですが、正しく使用することが条件です。「HIV感染ルート」にコンドームの正しい使い方をご紹介してありますので参考にして下さい。当然ですが、正しい使い方をしていなければ、HIV感染の可能性がでてきます。
【Q4:オーラルセックスで感染することがありますか?】
A4:オーラルセックスでも感染します。感染確率は挿入した場合などに比べると低いですが、可能性はあります。この件については、HIV感染の専門書、保健所でもらった予防冊子、公的医療機関のサイトなど、信頼出来る情報源では全てがオーラルセックスでもHIVは感染する可能性ありと書かれています。
もっと詳しく知りたい人はこちら⇒『オーラルセックスとHIV感染』
【Q5:歯ブラシや、かみそりなどからHIVに感染することはないですか?】
A5:まず感染の可能性はありません。例えば、HIV感染者が口の中を切っていて、歯を磨いたら歯ブラシが血まみれになっていたとします。その血まみれになった歯ブラシを他の誰かがそのまま使って、しかもその誰かも口の中に傷があれば、HIV感染の可能性があるかも知れません。でも、そんなことは実際問題としてあり得ないですよね。
【Q6:トイレでHIVに感染することはないですか?】
A6:感染はありません。仮にHIV感染者の体液や血液が便座などに付着していたとしても、HIVは空気中では活動できません。また、HIVは普通に皮膚から侵入することも出来ません。
【Q7:犬や猫などのペットからHIVに感染することはないですか?】
A7:感染することはありません。人間が感染するHIVは人間の体の中だけに存在します。つまり、人間には人間からしか感染しません。なお、ネコエイズ(FIV)はHIVと別物です。
【Q8:蚊やノミ、ダニなどからHIVは感染しませんか?】
A8:感染しません。HIV感染者の血液を蚊が吸ったとしても、その量は微々たるものであり感染には至りません。蚊を媒体に感染するマラリアは、蚊の体内で大量に増殖するため人間にうつりますが、HIVは蚊の体内では増殖できません。
【Q9:HIV感染者の使用済み衣類、シーツなどからHIVは感染しませんか?】
A9:感染しません。衣類やシーツなどに感染者の体液や血液が付着していたとしても、それを触るだけでは感染しません。粘膜部分や傷口から取り込まない限り感染はしません。普通に洗濯や片付けする範囲ではありえません。
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以上、HIV感染の有無では必ずお目にかかるお約束みたいな9項目を説明致しました。日常生活の中では、HIVの感染ルートはほぼ性行為のみです。その他のルートで感染することはありません。
くしゃみや咳でも感染しませんし、食器の使いまわしや食べ物から感染することもありません。お風呂、プールの共用も問題ありません。
今回の9つの質問の中でちょっと気になるのはQ2、Q3、Q4ではないでしょうか。実際、私自身が最も不安に感じたのはこの3つでした。
特にQ4について、私はHIV検査を受けるまでオーラルセックスでは感染しないと思っていました。あなたは感染すると知っていましたか?
NPOでエイズ患者の支援を行っている現役の医師が、オーラルセックスによるHIV感染事例をブログ上で公開されているのを読んだことがあります。オーラルセックスは今や風俗店だけでなく、一般的な愛情表現として広く普及しています。あなたもどうぞお気をつけください。詳細はこちらから⇒「オーラルセックスでHIVに感染?」
最後にひとつ「いきなりエイズ」についてお伝えしておきます。日本ではHIV感染者の3人に1人が自分の感染に気付かず、いきなりエイズを発症しています。抗HIV医療は進化していますが、それでもエイズ発症前の方が治療の効果は大きいのです。
しかもHIV感染からエイズ発症までの潜伏期間が短くなっているという報告もあります。不安を抱えて検査を先延ばしすると、いきなりエイズのリスクが大きくなるばかりです。
でも、何度も繰り返しますが、HIV感染は検査を受けてみないと分かりません。オーラルセックスのように感染確率が低い行為であったとしても、可能性があ る以上は絶対安心とは言えません。
あなたがご自分の行為を思い出して、あれくらいでHIVに感染するかな・・・と不安に思うようでしたら、悩む前にまずHIV検査を受けることをお勧めします。「いきなりエイズ」発症前に絶対検査を受けて下さい。
ご参考に私が使ったHIV検査キットをご紹介しておきます。保健所の対面検査は嫌だと思うあなたはどうぞこちらを使ってください。自宅で誰にも知られず簡単に使うことができました。
*私がHIV感染の不安を晴らすのに使った検査キットです。
・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)
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■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性![]()
■この検査キットを使用した人のクチコミ情報はこちら⇒利用者のクチコミ情報
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とにかく、HIV感染が不安な時には一刻も早くHIV検査を受けて下さい。
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