HIV急性感染症 その2

このページでは、HIV急性感染症の中から、帯状疱疹について詳しく書こうと思います。

もしも、「HIV急性感染症 その1」のページを読んでいないなら、まずはそちらを読んでから、このページを
見て頂ければと思います。

◆帯状疱疹(たいじょうほうしん)
この病気には実際に私がかかったので、まずはその体験談からお話します。

最初に、この病気の症状について説明します。私の場合、最初は左上半身の痛みがありました。ヒリヒリと言うか、するどい、突き刺すような痛みです。てっきり筋肉痛だと思い、シップ薬を痛いところにペタペタ貼りました。でも、何日たっても一向に痛みがひかないのです。(帯状疱疹は多くの場合、痛みから始まります)

しかも、そのうちシップ薬を貼ったところが赤くかぶれてきました。
シップかぶれだと思って、あわてて貼るのをやめました。でも、赤い発疹はどんどん広がっていきました。

最初の痛みから10日くらいすると、発疹は左の肩から首にかけてかなりひどい有様となってしまいました。
(帯状疱疹は、左半身か、右半身か、どちらか半分に症状が出ます。)

さすがに、これは何か変だと皮膚科の病院に行きました。そこで医師に「これは帯状疱疹です。」と診断されたのです。恥ずかしながら、私はそれまで帯状疱疹なるものを知りませんでした。

でも、薬をもらって飲み始めてから1週間もすると痛みも発疹もほとんどなくなりました。よかった、よかったでお終いです。
このとき、帯状疱疹がHIV急性感染症のひとつだなんて、思いもしません。皮膚科の先生も、HIVやエイズとの関連については一言もありませんでした。

さて、この帯状疱疹の原因についてお話しましょう。私もそうですが、多くの大人は子供の頃に水疱瘡(みずぼうそう)にかかります。1回かかると、体に免疫が出来て大人になって再発することはありません。

でも、この水疱瘡のウィルスは、体の中の神経細胞に隠れているのです。
なくなってしまった訳ではありません。ただ、普段は免疫力が働いて、症状が出ることはありません。

それが、大人になって、体調不良やストレスなどで免疫力が低下すると、このウィルスが出てきて帯状疱疹となるわけです。
つまり、「免疫力の低下」というのが問題で、HIVに感染すると出てくる可能性があるわけです。事実、HIV感染者で、帯状疱疹を発病した例は多くあるそうです。

こんな記事を、それなりに信頼できるサイトで読んだので、すっかり自分も感染してるのでは、そう思ったのです。

つまり、

「帯状疱疹は珍しい病気」+「HIV急性感染症に多い」=自分は感染

こんな方程式が頭に出来上がってしまっていたのです。
そこで、私なりにもう少し帯状疱疹の発病状況を調べてみました。
ちょっと古いのですが厚生労働省の、平成17年度傷病別患者数報告書と言うデータがあります。

これを見ると、平成17年の10月時点で、帯状疱疹の推定患者数は、5万人となっています。
(10月までの累計ではありません。10月時点の患者数)

年間の患者数は分かりませんが、10月の時点で5万人と言うことは、年間で言えば間違いなく何十万人といるでしょう。

一方、年度はちがうのですが、平成20年のHIV感染者数は、年間で1,126人です。
この感染者のうち、何人が帯状疱疹を発病したのか分かりませんが、仮に5割の人が発病したとしても、563人です。

年間、何十万人と出る帯状疱疹患者の中の、わずか563人です。
確率的には非常に小さなものです。だから、珍しい帯状疱疹にかかったからといって、HIV急性感染症ではないかと、決め付けるのは早計です。
帯状疱疹患者の、圧倒的多数はHIV感染者ではないのですから。

むろんそうは言っても可能性はあります。感染の可能性がある行為に思い当たることがあれば、ぜひ検査をするべきだと思います。

その他のHIV急性感染症は、以下のようなもので、およそ症状は想像がつくと思います。

◆下痢

◆発熱

◆頭痛

◆のどの痛み

◆倦怠感

◆発疹

特に説明はつけませんが、どれも普通の風邪や、体調不良でも見られる症状です。
疑いだしたらキリがないのですが、先ほどの帯状疱疹と同じで、感染の可能性がある行為が気になるのなら、HIV血液検査を受けることをお勧めします。

誰に何と言われようと、HIVに感染しているかどうか、それはHIV検査を受けてみるまで絶対に分かりません。保健所に行ってHIV検査を受けるのがベストですが、どうしても保健所には行けない、と言う人は自宅で簡単に匿名検査も出来ます。

HIV感染が心配なまま、放置することのないよう検査を受けて下さい。

「保健所でHIV検査を受けました」:管理人が保健所でHIV検査を受けたレポートです。

「HIV検査キットを使ってみました」:自宅で簡単に匿名検査が出来ます。写真付きの詳しいレポート。

□知っていますか? この病気に感染していると、HIV の感染リスクが何十倍にもなるって・・⇒ここから
検査キットの選定ミスをしないため、ここだけはしっかり押さえておきたい、4つの重要ポイント・⇒ここから
□この検査キットなら簡単、安全。 写真付きでとっても詳しい管理人の使用体験レポート。・・・⇒ここから

.
.
.
.
.
.
.
.


.