HIV(エイズ)の初期症状

HIV(エイズ)の初期症状とはいったいどんなものでしょうか?

このサイトの色んなページで取り上げていますが、多くの人がネット上の相談サイトにこんな
書き込みをしています。

「先月風俗に遊びに行ったのですが、最近になって微熱が続いたり、喉が痛くて心配です。
これはHIV(エイズ)に感染した初期症状でしょうか?」

つまり、HIV(エイズ)感染に心当たりがある人が、何かの自覚症状を覚えて、それがHIV感染
による症状ではないかと不安になってしまうのです。

そこで思わずネット上で書きこんで少しでも不安を解消しようとします。
あなたにもこんな経験がありませんか?

まず、最初にお断りしておきますが、HIV感染の初期症状はあっても、エイズの初期症状は
ありません。あなたが感染するのはHIVであって、エイズではないのです。

○HIV感染の初期症状

×エイズの初期症状

エイズはHIV感染による免疫不全が原因で起きる症候群を指します。つまり、色んな病気の
集まりです。(実際にはエイズ指標疾患23種類)

なので、本来はエイズの初期症状と言う表現は不適当なのですが、一般には多くの人が
使っているし、それで通じると思われます。

当サイトでも「HIV(エイズ)の初期症状」と言う表現にして説明したいと思います。

HIV(エイズ)の初期症状とは?

もしもあなたがHIVに感染すると、感染後2週間から6週間くらいして風邪やインフルエンザに
似た症状が出ることがあります。これを「急性HIV感染症」と言います。

あなたの体内に侵入したHIVは、あなたの免疫細胞に取り付いてその中で急激に増殖し
始めます。

この急激に増えたHIVがあなたの血管に入って、高度のウイルス血症を起こすことが原因と
されています。

ウイルス血症とは?

これ、色々と調べてみましたが、詳しくは分かりませんでした。要するに感染したウイルスが
体内で増殖して血管に入り、全身に巡り回ってしまう状態を言います。

仮にあなたがHIVに感染すると、感染直後にはまだHIV抗体が出来ていないので、HIVの
増殖をじゃまするものがないため、どんどん増えてしまうのです。

HIV感染直後にどんな症状が出るか、具体的に言えば、

●発熱

●リンパ腺が腫れる

●下痢をする

●喉が痛む

●筋肉痛や関節痛がでる

●直径5mmから10mm程度の発疹がでる

●倦怠感がでる

このような症状です。

そしてこれらの症状は放置しておいても2週間くらいで消えてしまいます。

でも、こんな症状は今までにもあなたは必ず経験しているはずです。
本当の風邪やインフルエンザ、あるいは体調不良のときにはこうした症状が出ますよね?

そう、これらの初期症状は別にHIV感染とは限らない、ありふれた症状なのです。
だからこそ、余計にあなたは不安になるのだと思います。

私が読んだどの専門書も、どの医療サイトも、上記のような症状を上げてHIV(エイズ)感染
初期の症状だと解説しています。

しかし、同時にこうも書いています。

「HIV(エイズ)感染を特定する方法はHIV検査以外にない。」

としています。つまり、あなたの自覚症状だけで、あなたがHIVに感染しているかどうかは
絶対に分からないのです。

冒頭のネット上の相談サイトですが、中には回答者が医療の専門家というサイトもあります。

そうした専門家の回答でも、

「感染の可能性があった日から3ヶ月が経過したらHIV検査を受けて下さい。」

と言う回答しかありません。

例えば、「キスだけでHIVに感染するか」とか、「お風呂で感染するか」などといった質問なら、

それは

「HIV感染の可能性はありません。」

と回答も出来るでしょう。しかし、1回でも性行為を持てば誰にでもHIV(エイズ)感染の可能性は
あります。例え自覚症状があっても、なくてもです。

そしてHIV感染の不安、疑惑はHIV検査以外に確かめる方法は存在しません。

結局、あなたにHIV(エイズ)感染の心当たり、思い当たる過去があって、しかも心配になるような
自覚症状がでたら、すぐに迷わず保健所などに行ってHIV検査を受けることです。

どんなにネット上で相談してみても気休めにしかなりません。

こんなことを書いている私も、かつては随分とネット上に書き込み、不安を消そうとしたことがあります。
私の場合は、全身の発疹、帯状疱疹、発熱、頭痛、下痢などの症状が連続して出ました。

でもいくら書き込みをしても、いくら「あなたは大丈夫です」と回答してもらっても、私の心が休まることは
ありませんでした。なぜなら、HIV検査以外に感染の有無を確かめる方法がないと知っていたからです。

さて、最後に結論です。

あなたが心配する発熱や喉の痛み、リンパ腺の腫れは、ただの風邪や体調不良かも知れません。
それをいちいち不安がっていたらキリがないでしょう。

でも、もしかしたら、本当にHIV感染の初期症状かも知れません。あなたが誰かと1回でも性行為を
持てば、それだけでHIV感染の可能性はゼロではありません。

ましてやあなたに思い当たる過去があるなら、HIV検査を受けるきっかけとして気にすることは大正解
だと思います。

あなたが万一、HIVに感染していたら早期発見があなたの命を救うことになります。

あなたの最寄の保健所では、無料匿名でHIV検査を受けることが出来ます。
あなたが一人で悩んでいるだけではいつまで経っても、何も解決しません。

どうぞ勇気を出してHIV検査を受けて下さい。

かつてHIV感染の不安に悩み、怯え、それでも勇気を振り絞ってHIV検査を受けた私の経験から、
最後にあなたに申し上げます。

「あなたがHIV検査を先延ばしにしてもプラスになることは何一つありません。いきなりエイズ発症
のリスクが高まるだけです。」

関連記事:「急性HIV感染症」

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