HIV検査を受けるときの注意点

このページでは、HIV(エイズ)検査を受けるときの注意点をまとめてあなたにお話します。

HIV検査であなたに最も注意して欲しい点は、いきなりエイズを発症する前に、早期にHIV検査を受けて欲しいと言うことです。

その他の注意点は検査実施機関のスタッフが必ずフォローしてくれます。あなたが事前に知識として持っておくことは有意義ですが、仮に知らなくても決定的に困ることはありません。

しかし、検査を受ける決心だけは誰もフォローすることが出来ません。あなた自身が自分で決心するよりないのです。

どうかそのことを分かった上で、以下の本文をご覧下さい。あなたがHIV検査を受けるとき、よりズムーズに検査を受けることが出来ると思います。

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・・1.HIVに感染したかどうかは、HIV検査を受ける以外には分からない。


あなたがHIVに感染したかどうかは、HIV検査を受けるしか知る方法はありません。改めて、これを最初に書いておきます。

HIVに感染したかどうかを知りたくて、次のようなことをしてもだめです。

×献血⇒検査結果を教えてくれません。

×会社や学校の健康診断(血液検査)⇒検査項目にHIV(エイズ)感染はありません。

×初期感染症から推測する⇒怪しい症状があっても断定は出来ません。

あなたが少しでも不安に思うなら、保健所か、病院か、自宅でエイズ検査キットか、どの方法かでHIV検査を受ける以外に判定方法はありません。

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・・2.HIV検査にはいろんな種類がある


あなたが受けるHIV検査には、検査原理、検査目的、検査時間などによっていくつかの種類があります。でも、それであなたが選択に困ったり、心配したりする場面はありません。ただ参考程度に知っておいてくだざい。

まず、検査原理によって「抗体検査」、「抗原抗体同時検査」、「NAT検査」などの種類があります。あなたが保健所や病院で受けるHIV検査は「抗体検査」が一般的です。

次に検査目的では、「スクリーニング検査」「確認検査」の2種類があります。普通、HIV検査はこの2つがセットになっています。

あなたはまず、「スクリーニング検査」を受けることになります。この検査の結果が「陰性(感染していない)」だったら、その時点であなたのHIV検査は終了です。

でも、「陽性(感染している)」だったら、次に「確認検査」と言う二次検査を受けて頂くことになります。それは2つの検査の目的が異なるからです。詳しくは本ページの「4.偽陽性の確率」をご覧下さい。

最後に、あなたが検査を受けてから、検査結果が分かるまでの時間によって、「即日検査」「通常検査」に分かれます。「即日検査」では、血液採取から1時間程度で検査結果が分かります。その日1日で終了できます。

一方、「通常検査」では血液採取の後、1週間から10日ほどして検査結果が分かります。あなたはもう1回、保健所や病院へ検査結果を聞きに行く必要があるのです。

二度行くのは面倒だからと言って、メール、電話、手紙などを希望しても原則不可です。HIV検査の結果は直接本人にしか伝えないことになっています。ですから代理人も不可です。

あなたの最寄の保健所が即日検査か通常検査か、ネットで調べればすぐ分かります。むろん電話で確認しても教えてくれます。

まぁ、出来るだけ1回で済ませたいし、あなたにHIV感染の不安があれば1週間も検査結果を待たされるのは辛いですよね。

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・・3.ウィンドーピリオドに注意する


HIV(エイズ)検査には、抗体検査、NAT検査、抗原抗体同時検査などの方法があります。
どの検査方法にもウィンドウピリオドと呼ばれる期間があり、この期間中は検査をしても正確な判定が出来ないことがあります。

どういうことかと言うと、それぞれのHIV検査では、あなたがHIVに感染しているかどうかを調べるために検査で見つけようとする対象物が存在します。

抗体検査では、HIVの抗体を見つけようとしますし、NAT法ではHIVの遺伝子の有無を調べます。また、抗原抗体同時検査ではHIV抗体とHIV抗原(HIVを形成しているタンパク質)が存在するかどうかを調べます。

この検査の対象物である、抗体、遺伝子、抗原は、仮にあなたがHIVに感染してもすぐにあなたの体内で生成される、あるいは増殖するものではありません。それぞれ検査で見つけることが出来る量に達するまでに、ある期間が必要なのです。これがウインドウピリオドです。

従って、あなたがウインドウピリオド中にHIV検査を受けて対象物が見つからない場合、それはHIVに感染していないのか、感染しているけどウインドウピリオドだから見つからないのか、区別が出来ません。あなたの検査結果が「陰性(感染していない)」と出ても信用出来ないことになります。

このウインドウピリオドは検査方法によってそれぞれ異なります。もし、あなたが保健所でHIV検査を受けようとすれば、感染の可能性があった行為から3ヶ月経過して検査を受けてください。保健所の抗体検査ではウインドーピリオドは3ヶ月となっています。保健所にHIV検査を予約するとき、必ず係員がこの点を確認するはずです。

ただし、ウインドウピリオドを過ぎずにHIV検査を受けることが全く無意味と言う訳ではありません。例えば、あなたが感染の可能性がある行為から2ヶ月してHIV検査を受けたとします。もしも結果が陰性と出たら、それは100%確実に陰性、とは言えないまでもかなり陰性の可能性が高いと分かります。

それが分かれば、あなたは少しは安心出来るかも知れません。そしてもう一度、3ヶ月が過ぎてから再検査を受けてください。それで検査結果が確定します。なお、2ヶ月経過の時点でも、検査結果が陽性と出ればこれは感染している可能性があるので、すぐに確認検査という二次検査を受けることになります。

抗体検査以外のNAT法や抗原抗体同時検査法にもそれぞれウインドウピリオドが設定されていますので、あなたが検査を受ける検査機関で確認してください。

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・・4.偽陽性の確率


2項の「検査の種類」でもお伝えしましたが、HIV(エイズ)検査は、一次検査でスクリーニング検査、二次検査で確認検査を行います。この2つの組み合わせになっています。

このスクリーニング検査で、本当は「陰性」なのに、誤まって「陽性」の判定が出てしまうことがあります。それを「偽陽性」と呼びます。

なぜ「偽陽性」が出るかと言うと、スクリーニング検査は少しでもHIV感染の疑いがあれば見逃すことなく知らせることを目的としているからです。そのため、はっきり分からないけど怪しい、と言うレベルを「陽性」としています。

ですから、スクリーニング検査の陽性者には本当は陰性の人が含まれる可能性があります。

そこで、スクリーニング検査で「陽性」が出ると、「偽陽性」か本当に「陽性」か、確認検査を受けることになります。確認検査では「NAT検査」と言う精度の高い検査が行われ、「偽陽性」が出ることはありません。

だったら最初からNAT検査をやればいいのに、あなたはそう思うかも知れませんね。確かにその通りなのですが、NAT検査は費用も高くつくし、検査時間もかかります。それなりの設備がある施設でないと出来ません。

そういった事情があるので、受検者全員にNAT検査を行うよりもスクリーニング検査の陽性者だけを対象にNAT検査を行う方が、より現実的でありメリットが多いとされているのです。

この「偽陽性」が出る確率について、保健所でもらった資料には、100人に1人程度だと書いてありました。これは即日検査の場合です。

一方、保健所のHIV検査で本当の陽性が見つかる確率は、1000人に3人の割合だそうです。(HIV検査相談マップ 厚生労働省運営サイトによる)

この2つのデータを、同じ1000人基準で比べると、「偽陽性」は10人、陽性は3人ということになります。つまり、スクリーニング検査を受けた1000人のうち、「陽性」の結果が出るのは13人で、うち本当の「陽性」は3人、「偽陽性」が10人ということになります。

従って、あなたがスクリーニング検査で「陽性」が出た場合、それが「偽陽性」である確率は77%です。凡その目安でしょうが、この確率を事前に知っておくといいと思います。一次検査で「陽性」になっても、決してそれは確定したものではありません。

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・・5.個人情報の保護


HIV検査における個人情報の保護について説明します。

まず、HIV検査は本人の同意なしには出来ません。あなたの知らないうちにHIV検査をやられてしまった、と言うことは基本的にありません。ただし、未成年者や、意識のない患者などの場合には、保護者や家族の口頭での同意があれば検査が出来ることになっています。

そして、HIV検査の結果は、必ずあなたに直接教えることになっています。むろん、あなたの同意なしに、第三者に検査結果を教えることは出来ません。

保健所や病院のスタッフ、医師には検査を受けた人の守秘義務があるのです。法的な裏付けとしては、「新感染症法」に守秘義務違反の罰則規定があります。

この他、「医師法」「保助看法」「検査技師法」などで守秘義務がうたわれています。

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・・6.一番注意して欲しいこと


以上、ここまでHIV検査を受けるときの注意点についてお伝えしてきました。最後に、HIV検査に関して最も注意すべき大事なことをあなたにお伝えします。

それは、エイズを発症する前にHIV検査を受ける、ということです。

もしもあなたが不幸にしてHIVに感染したとしても、エイズ発症前に検査で見つかればエイズの発症を抑えることも出来ます。しかし、エイズの発症まで気が付かずにいると早期治療が出来ず、治療が困難な場合もあります。

ここで書いたような細かな検査の注意点は、検査を受ける機関に確認すれば分かります。あるいはあなたが知らなくても向こうから教えてくれます。何も困ることはないし、心配する必要もありません。

でも、HIV検査を受けに行くかどうかは、あなた自身が決めることであり、誰も強制したり手伝うことも出来ません。

HIV感染には自覚症状がありません。あなたが体に異常を感じた時はすでにエイズを発症しているかも知れません。あなたに自覚症状がなくても、HIV感染に思い当たる過去があるなら、早期にHIV検査を受けておくことをお勧めします。

もしかしたら、そのHIV検査があなたの命を助けることになるかも知れません。

「自分に限っては大丈夫・・」なんて根拠のない気休めや自信に頼っていると、「まさか自分が・・」となる危険性もあります。

2010年の調査結果では、HIV感染者の30.1%は自分がHIVに感染したことに気がつかず、「いきなりエイズ」を発症しているのです。

繰り返しになりますが、「いきなりエイズ」発症前にHIV感染が見つかればエイズ発症を防ぐことも出来ます。

加えて近年エイズ発症までの潜伏期間が短くなっており、より早期のHIV検査が重要になっています。HIV検査はあなたにとって救命的検査になるかも知れません。

最後に、私が自分のHIV感染を疑ったときに使用した検査キットをご紹介します。あなたが保健所に行く時間がなかったり、誰にも知られたくない、会わずにHIV検査を受けたいと思うならこれがお勧めです。

*HIV検査の最大の注意点はエイズ発症前に検査を受けることです。

STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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HIV検査を誰かに相談するのは難しいでしょう。あなたがご自分で決めるしかありません。

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