ぼくは8歳、エイズで死んでいく
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今回は、南アフリカのエイズの実態を通して、地球規模でエイズ問題を考える本をご紹介します。
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◇本のタイトル:『ぼくは8歳、エイズで死んでいく ぼくの話を聞いて。』
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◇著者:青木美由紀 合同出版社(2010年) ¥1,300+税
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◇内容
日本国内ではだんだんとエイズに対する関心が薄れつつあるような気もしますが、世界に目を向けると今なお悲惨過ぎる状況があります。特にHIV感染者、エイズ患者が多い南アフリカの現状を通して、地球規模で抱えるエイズの問題点を取り上げています。
本文の中に、小さな子供たちがエイズで死んでいく、あるいは両親を亡くし一人取り残される、そんな実例が沢山登場します。読んでいて胸の痛みを禁じ得ません。
「では、あなたは南アフリカのエイズ患者に何が出来るのですか?」最後にそう読み手に問いかけます。
【目次抜粋】
第1章 エイズの影響を受けた子どもたち
第2章 エイズウイルスは人種を選ばない
第3章 南アフリカにHIV感染者が多いのは、なぜ?
第4章 アフリカに広がる貧しさ
第5章 エイズがもたらす社会への影響
第6章 エイズ治療薬が、南アフリカで普及しなかったわけ
第7章 世界はどんな取り組みをしているか
第8章 日本の私たちにできること
筆者の青木美由紀さんは認定NPO法人シェア=国際保健協力市民の会、海外事業リーダーです。南アフリカで予防啓発活動をされ、現在では日本から支援を続けています。
その青木さんが南アフリカの現地で見たり聞いたことを通してエイズの抱える問題を分かり易く説明してくれます。とても読みやすく1時間もかからずに読めるのですが、しかし後には重い問題提起を残します。
生まれたときからHIV感染者で12歳で死んだンコシ・ジョンソン君。「警察官になりたい。」と夢を語ってやはり12歳で死んだプリビリッジ君。南アフリカには120万人のエイズ孤児がいて、0歳から15歳までの子供では24万人のHIV感染者がいるのです。(2005年調査)
今の日本では到底考えられないような南アフリカの現状は改めてHIV感染者、エイズ患者に対する医療の不公平さ、そして差別や偏見の残酷さ、むなしさを思い知らされます。
では、いったい日本にいる私やあなたには何が出来るのでしょうか。重い問いかけが残る一冊です。
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◇オススメポイント
日本だけでなく、世界ではHIV感染者、エイズ患者の実態がどうなっているのかを知りたい人にオススメです。世界で一番エイズ被害が深刻な国の状況が理解できます。
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◇管理人の満足度(あくまでも主観による独断と偏見の採点です)・・・・100点
とにかく日本にいると全く知らないままの「エイズでこんな被害がまだ続いているのか・・・」と言う事実がとてもショッキングでした。日本でもエイズ患者は増え続けています。何かきっと、自分にも出来ることがあるはずだと思いました。
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