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今回は、献血においてHIV陽性がどのくらい見つかっているか、過去22年間のデータをご紹介します。

下の表は、1987年(昭和62年)から、2008年(平成20年)までの22年間、献血が行われた件数と、HIV検査で陽性が見つかった件数です。(厚生労働省エイズ動向委員会 2009年報告書より)

これを見ると、献血の件数は年々減っているのに、HIV陽性の件数は年々確実に増えています。このサイトでも記事にしていますが、献血でHIV感染を確認しようとしてもダメです。献血で集めた血液はHIV検査を行いますが、陽性になった血液を破棄するだけで、献血者にHIV陽性の連絡はしてくれません。⇒「献血でHIV感染が分かる?」

献血者にHIV陽性の連絡をすると、献血がHIV検査として使われてしまう危険があるからです。ウインドーピリオドと言って、HIV感染初期には血液検査をしても、正確に検査出来ない時期があります。この時期に献血してしまうと、HIVに感染している血液がすり抜けて輸血に使われてしまう危険性があるのです。

それで、HIV感染の疑いがある人は、絶対に献血を受けないで下さい、と言うのが日本赤十字のお願いです。

2008年のデータを見ると、10万件に2件くらの確率で陽性が見つかっています。しかし、輸血用の血液が足りないと言うのをよく聞きますが、献血件数が本当に減っているのですね。

献血件数

陽性件数

10万件当り

◇ 1987年  (昭和62年)

8,217,340

11

0.134

◇ 1988年  (昭和63年)

7,974,147

0.113

◇ 1989年  (平成元年)

7,876,682

13

0.165

◇ 1990年  (平成2年)

7,743,475

26

0.336

◇ 1991年  (平成3年)

8,071,937

29

0.359

◇ 1992年  (平成4年)

7,710,693

34

0.441

◇ 1993年  (平成5年)

7,205,514

35

0.486

◇ 1994年  (平成6年)

6,610,484

36

0.545

◇ 1995年  (平成7年)

6,298,706

46

0.730

◇ 1996年  (平成8年)

6,039,394

46

0.762

◇ 1997年  (平成9年)

5,998,760

54

0.900

◇ 1998年  (平成10年)

6,137,378

56

0.912

◇ 1999年  (平成11年)

6,139,205

64

1.042

◇ 2000年  (平成12年)

5,877,971

64

1.140

◇ 2001年  (平成13年)

5,774,269

79

1.368

◇ 2002年  (平成14年)

5,784,101

82

1.418

◇ 2003年  (平成15年)

5,621,096

87

1.548

◇ 2004年  (平成16年)

5,473,140

92

1.681

◇ 2005年  (平成17年)

5,320,602

78

1.466

◇ 2006年  (平成18年)

4,987,857

87

1.744

◇ 2007年  (平成19年)

4,939,550

102

2.065

◇ 2008年  (平成20年)

5,077,238

107

2.107

厚生労働省エイズ動向委員会 2009年報告書より

「いきなりエイズ」を防ぐには、早くHIV検査を受ける以外に方法はありません。⇒ 「HIV検査があなたの命を救います」

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