平成29年(2017年)のエイズ動向正式版をお届けします。

8月27日に厚生労働省エイズ動向委員会から平成29年のエイズ動向報告が発表されました。

ここに平成29年(2017年)のエイズ動向正式版をお届け致します。

(本ページのソースはこちら⇒『エイズ動向委員会報告』)

【 目 次 】

■エイズ動向委員会 委員長コメント

1.エイズ発生動向の概要

2.HIV感染者/エイズ患者の報告状況

3.HIV感染者/エイズ患者の感染ルート

4.HIV感染者/エイズ患者の年齢別分布

5.いきなりエイズ

6.都道府県別の新規HIV感染者とエイズ患者

7.保健所におけるHIV抗体検査件数

8.献血件数と陽性件数

HIV感染者、エイズ患者の動向データが、あなたのHIV感染予防、エイズ発症予防に役立てば幸いです。

 

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■エイズ動向委員会 委員長コメント

厚生労働省エイズ動向委員会の岩本委員長からのコメントです。主な内容を箇条書きにしてみます。

●平成29年は新規HIV感染者、新規エイズ患者共に前年より減少し、11年ぶりに合計数が1,400件を下回った。

●新規HIV感染者、新規エイズ患者の8割は性的接触による感染であり、特に男性同性間性的接触による感染が多い。

●3年ぶりに複数の母子感染が発生した。妊婦検診を確実に受診して頂きたい。

●HIV感染が分かった時、すでにエイズを発症している人の割合が30%のまま推移している。早期発見は個人においては早期治療に、社会においては感染拡大の防止に結びつく。

以上のようなコメントでした。

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1.エイズ発生動向の概要

まずは、平成29年に報告された新規HIV感染者と、新規エイズ患者の件数をご紹介します。

表1をご覧下さい。

平成29年(人) (前年)
1.新規HIV感染者 976 1,011
2.新規エイズ患者 413 437
合計 1,389 1,448

(表1)平成29年新規HIV感染者・エイズ患者

平成29年の新規のHIV感染者は、平成28年よりも35件減って976件でした。

これは、過去11番目に多い数字となっています。ちなみに過去最多は平成20年の1,126件です。

一方、平成29年における新規のエイズ患者は、平成27年よりも24件減って413件でした。

これは過去11番目に多い数字となっています。こちらの過去最多は平成25年の484件でした。

また新規HIV感染者と新規エイズ患者の合計件数は1,389件でした。

これは過去11番目で最多は平成25年の1,590件でした。

以上のように、平成29年は新規HIV感染者、新規エイズ患者、共に減少しました。

また、2017年末までの新規HIV感染者、エイズ患者の累計は下のグラフの通りです。

HIVエイズ累計
(図1)累計

2017年末の時点で、累計は以下の通りです。

●新規HIV感染者 19,896人

●新規エイズ患者 8,936人

●合計 28,832人

以上のようになっています。

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2.新規HIV感染者/エイズ患者の報告状況

では、ここからもう少し詳しく平成29年の動向を見て行くことにしましょう。

まずは、新規HIV感染者と新規エイズ患者の報告件数を見てみることにします。

平成15年からの推移でグラフ化しています。(図2)

新規HIVエイズ動向
(図2)新規HIV感染者・新規エイズ患者の推移

グラフ2を見ると平成21年頃からはほぼ横ばい状態、直近ではやや減少、そんな感じです。

では、新規HIV感染者と新規エイズ患者の推移を男女別に見てみましょう。

 

●男女別 新規HIV感染者の推移

新規HIV男女動向
(図3)男女別 新規HIV感染者

グラフ3を見てお分かりの通り、新規HIV感染者は男女共にほぼ横ばいからやや減少といった感じです。

たまに、

「最近は女性のHIV感染者も増えている。」

なんて記事を目にすることがありますが、データからはそんな傾向は見えません。

 

●男女別 新規エイズ患者の推移

新規エイズ男女動向
(図4)男女別 新規エイズ患者

新規エイズ患者は男性は減少、女性は増加と言った感じです。

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3.新規HIV感染者/エイズ患者の感染ルート

3-1)新規HIV感染者の感染ルート

平成29年における新規HIV感染者の感染ルートは以下の通りでした。

感染ルート 件数 比率
異性間性的接触 149 15.3%
同性間性的接触 709 72.6%
静注薬物使用 3 0.3%
母子感染 3 0.3%
その他 22 2.3%
不明 90 9.2%
合計 976 100.0%

(表2)新規HIV感染者感染ルート

新規HIV感染者の感染ルートとしては性的接触が全体の約90%を占めています。

中でも同性間の性的接触が72.6%を占めています。これは全て男性同士の性的接触であり、女性はありません。

また、冒頭のエイズ動向委員会、岩本委員長のコメントにあるように、新規HIV感染者の感染ルートに母子感染が3件含まれていました。

日本人女性が1件、外国人女性に2件です。当サイトで繰り返し記事にしてきたように、母子感染は妊婦検診の段階でHIV感染が見つかっていれば、かなりの確率で防ぐことが可能です。

表2をグラフにしたものが図5です。

新規HIV感染ルート
(図5)新規HIV感染者感染ルート

先ほども書きましたが、性的接触が全体の約90%を占めています。(グラフの赤と青)

あなたや私がHIV感染で注意すべきは圧倒的に性的接触です。怪しい相手とは性的接触を持たない、不特定多数の相手と性的接触を持たないことが肝心です。

私もあまりえらそうなことは言えません。少なくとも、お互いコンドームの使用は必須にしましょう。

3-2)新規エイズ患者の感染ルート

平成29年における新規エイズ患者の感染ルートは以下の通りでした。

感染ルート 件数 比率
異性間性的接触 99 24.0%
同性間性的接触 226 54.7%
静注薬物使用 1 0.2%
母子感染 1 0.2%
その他 22 5.3%
不明 64 15.5%
合計 413 100.0%

(表3)新規エイズ患者感染ルート

表3からお分かり頂けるように、感染ルートの約8割は性的接触によるものです。特に同性間(この場合は男性同士)の性的接触が54.7%となっています。

新規エイズ患者の感染ルートにおいても男性同士の性的接触が最大感染ルートとなっています。これは男性同士だとコンドームを使用しないことが多いこと、アナルセックスによる出血から感染確率が高くなることなどが主な原因とされています。

表3をグラフにしたものが図6です。

新規エイズ感染ルート
(図6)新規エイズ患者感染ルート

グラフからもお分かりの通り、新規エイズ患者の感染ルートは約80%が性的接触となっています。また新規エイズ患者にも母子感染ルートが1件発生しています。

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4.HIV感染者/エイズ患者の年齢層

それでは、新規HIV感染者とエイズ患者は、どんな年齢層が多いのでしょうか。

それぞれ詳細なデータを見てみましょう。

 

4-1)新規HIV感染者の年齢層分布

新規HIV感染者(人) 比率
10歳未満 3 0.3%
10-19 13
1.3%
20-29 306 31.4%
30-39 323 33.1%
40-49 215 22.0%
50-59 78 8.0%
60-69 27 2.8%
70歳以上 11 1.1%
不明 0 0.0
合計 976 100.0

(表4)新規HIV感染者の年齢層分布

表4をグラフにしたのが下の図7になります。

グラフの方がずっと見やすいと思います。


新規HIV年代別
(図7)新規HIV感染者の年齢層分布

新規のHIV感染者は20代から40代が多いのですが、50代以上にも全体の12%が存在しています。凡そ8人に1人は50代以上と言う訳です。

HIV感染に年齢は関係なく、むしろ高齢者同士だとコンドームを使わないことも多く、より感染リスクが高いかも知れません。

4-2)新規エイズ患者の年齢層分布

新規エイズ患者(人) 比率(%)
10歳未満 1 0.2%
10-19 0 0.0%
20-29 56 13.6%
30-39 106 25.7%
40-49 136 32.9%
50-59 70 16.9%
60-69 31 7.5%
70歳以上 12 2.9%
不明 1 0.2%
合計 413 100.0%

(表5)新規エイズ患者の年齢層分布

 

表5をグラフにしたのが下の図8です。

新規エイズ年代別
(図8)新規エイズ患者の年齢層

新規エイズ患者については30代、40代に多いのですが、50歳以上にも全体の27.4%が分布しています。

しかも50代以上ではHIV感染が見つかった人のほぼ半分がすでにエイズを発症していました。いきなりエイズの割合はほぼ50%です。

いきなりエイズの全体の平均が約30%なので、50歳以上の50%は非常に高いです。この数字が意味しているものは、高齢者ほど早期のHIV検査を受けていない、と言うことです。

もしかしたら、あなたも保健所や病院へ行き辛い、と言うことがあるかも知れません。その場合はぜひ、自宅で使える郵送式のHIV検査キットを使って下さい。

早期のHIV検査はあなたにとって救命的検査となります。

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5.いきなりエイズ

次に、HIV陽性者におけるいきなりエイズの割合を見てみましょう。

いきなりエイズと言うのはHIVに感染している人が、自分のHIV感染に気が付かずそのまま放置して、HIV感染が分かった時にはすでにエイズを発症しているケースを言います。

文字通りいきなりエイズを発症してしまうことを言います。

いきなりエイズの割合=(新規エイズ患者)/(新規エイズ患者+新規HIV感染者)×100%

 

では新規にHIVに感染したと報告された件数のうち、どのくらいの割合でいきなりエイズが発生していたのか、過去15年間の推移をグラフで見てみましょう。図9をご覧下さい。

いきなりエイズ
(図9)いきなりエイズの割合

平成29年のいきなりエイズの割合は29.7%でした。この10年間はほぼ30%前後で推移しています。HIV感染者の件数は増減ありますが、いきなりエイズの割合はほぼ変わりません。

この点も委員長コメントの中で指摘されています。

確かにエイズを発症しても死に至ることは少なくなりました。それでもエイズ発症前に治療を開始した方が生存率は高いのです。

繰り返しになりますが、「いきなりエイズ」を防ぐ早期のHIV検査は、救命的検査と言えます。

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6.都道府県別の新規HIV感染者とエイズ患者

平成29年の都道府県別の新規HIV感染者、エイズ患者は以下の通りです。

昭和60年(1985年)からの累計データといっしょにまとめてみました。

区分 新規HIV感染者 新規エイズ患者
都道府県 2017年 累計 2017年 累計
北海道 19
312 15 191
青森県 4 55 2 34
岩手県 1 32 2 35
宮城県 10 142 3 95
秋田県 0 23 0 24
山形県 3 27 1 25
福島県 5 80 7 57
茨城県 9 546 3 329
栃木県 9 255 4 203
群馬県 8 204 5 149
埼玉県 25 552 9 365
千葉県 34 832 17 558
東京都 362 7,408 97 2,221
神奈川県 57 1,326 25 647
新潟県 9 101 0 60
山梨県 4 120 3 52
長野県 11 317 7 207
岐阜県 9 171 3 127
静岡県 11 433 8 216
三重県 7 165 5 95
愛知県 41 1,168 26 607
富山県 5 45 5 36
福井県 0 48 1 35
石川県 3 84 2 40
滋賀県 5 84 5 70
京都府 13 257 10 131
大阪府 124 2,554 50 840
兵庫県 25 431 11 240
奈良県 4 113 3 76
和歌山県 3 70 2 52
鳥取県 2 17 2 19
島根県 0 19 1 9
岡山県 16 160 6 82
広島県 7 231 7 120
山口県 4 68 5 27
徳島県 2 43 3 25
香川県 7 68 4 51
愛媛県 5 83 1 60
高知県 3 43 3 31
福岡県 54 564 24 302
佐賀県 2 35 1 21
長崎県 4 53 2 36
熊本県 10 101 2 64
大分県 2 57 2 31
宮崎県 7 59 4 45
鹿児島県 11 96 7 71
沖縄県 23 244 8 125
合計 976 19,896 413 8,936

(表6)都道府県別新規HIV感染者と新規エイズ患者

仮にあなたのお住まいの都道府県で、HIV感染者が少なかったとしても、だからと言ってあなたが安全だと言うことにはなりません。

かつて私もそうでしたが、何となく勘違いしてしまいがちです。

くれぐれも誤解なきようお願い致します。

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7.保健所などにおけるHIV抗体検査件数

続いて、平成29年における保健所など自治体でのHIV抗体検査の件数をご紹介します。

保健所HIV検査
(図10)保健所でのHIV抗体検査件数

平成29年の保健所におけるHIV検査の受検数は、123,432件でした。

平成28年と比較すると、5,427件増えています。それにしても平成20年には177,156件でしたから、約7割しかありません。

国も自治体も保健所HIV検査の受検数を増やそうと取り組んでいますが、なかなか成果が出ていません。やはり、世間の関心が低くなったこと、自宅で使える郵送式HIV検査キットが普及したことなどが理由でしょうか。

 

全国の保健所では無料・匿名でHIV検査が可能です。また、梅毒やクラミジアなどの性感染症も同時に検査出来るところが多くあります。

ぜひあなたも最寄の保健所をご利用下さい。

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8.献血件数と陽性件数

次は、平成29年に全国の血液センターなどで行われた献血の件数と、その中から見つかったHIV陽性件数をご紹介します。

献血とHIV陽性
(図11)献血件数とHIV陽性件数

平成29年の献血件数は4,775,648件、HIV陽性は43件でした。

図11をご覧頂いてお分かりのように、献血でみつかるHIV陽性は平成20年をピークに減少し続けています。これは潜在的なHIV感染者が減少しているからでしょうか。

あるいはHIV検査目的の献血が減ってきたからでしょうか。両方とも減少の要因と言えそうです。

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以上、平成29年(2017年)のエイズ動向正式版をお届けしました。(情報元はこちら⇒『エイズ動向委員会報告』)

新規HIV感染者、新規エイズ患者の動向、及び感染ルートや年代別分布、都道府県別の報告件数、更には保健所のHIV検査や献血から見つかるHIV陽性の実態などを紹介しました。

しかし、私があなたに最も注目して頂きたいのは「いきなりエイズ」の発生率です。HIV感染者の件数が増えようが、減少しようが、発生率はほぼ30%で変わりません。

同時に50歳以上に限定すればHIV感染が見つかった2人に1人はすでにエイズを発症しています。この状況も何年も前から変わりません。

抗HIV医療の進歩した現在、「いきなりエイズ」は早期のHIV検査で防ぐことが出来ます。エイズ発症前にHIV感染が分かれば薬の投与で防げるのです。

逆に言えば、「いきなりエイズ」を防ぐには早期のHIV検査しか方法はありません。

あなたや私にとって、早期のHIV検査は救命的検査となります。

一番大事なことは少しでもHIV感染の心あたり、不安があるなら放置しないでHIV検査を受けることです。保健所や病院へ行けないあなたは、自宅で使える郵送式のHIV検査キットを使って下さい。

私も利用しているSTDチェッカーなら第四世代のHIV検査であり、保健所や病院と同じ検査を受けることが可能です。

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