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2月12日に厚生労働省エイズ動向委員会から、2009年のHIV感染者、エイズ患者の動向データが発表になりました。そのデータによりますと、2009年に新たに見つかった感染者は1008人、エイズ患者は420人で合計で1,428人となります。

これを2008年と比べてみると、合計人数は1,545人から8%の減少となっています。
実に7年ぶりの前年比減少だそうです。2003年からはずっと過去最多の記録更新を繰り返していたそうです。
では、減少して良かったと喜べるのでしょうか?いえ、実は喜ぶどころか、未だかつてなく危ない状況なのです。

と言うのも、HIV(エイズ)検査を受けた人が前年より15%も減っているのです。
2008年に、全国の自治体で行ったHIV検査は177,156件でした。それが昨年の2009年には150,252件と減ってしまったのです。
検査を受ける人が減れば見つかる人が減るのは当然です。
しかし、それは感染者が減ったのではなく、見つからなかっただけです。

なぜ、2009年は15%も検査を受ける人が減ってしまったのでしょうか。
色んなニュースをネットで見ると、新型インフルエンザの影響ではないかと書かれています。そちらに関心が向って、HIV検査への関心が薄れたのが原因のひとつだと分析されているようです。
私個人としてはどうにも納得の行かない理由のような気がします。新型インフルエンザのような一過性の原因に左右されているのならまだいいのですが、もっと根本的に社会全体の関心が慢性的に薄れていく傾向にあるのではないでしょうか。
何故なら、私の身近には全くと言っていいほどHIVやエイズの情報を目にすることがないからです。

新聞やテレビ、ラジオやネット上でもっともっと、HIV、エイズの情報を発信し、検査を受けることを呼びかける必要があると思うのです。検査を受ける人が減れば二次感染は広がり、早期発見、早期治療も不可能になってしまいます。

「いきなりエイズ」を防ぐには、早くHIV検査を受ける以外に方法はありません。⇒ 「HIV検査があなたの命を救います」

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