あなたは、なぜHIVだけが無料・匿名で検査を受けることが出来るのだと思いますか?

これ、とても素朴な疑問だと思うのですが・・・。

◇あるHIV陽性者のブログから生まれた疑問

あるHIV陽性者のブログを読んでいたら、こんなことが書かれてありました。

『命にかかわる病気は決してHIV感染症だけじゃない。HIVに感染したからってそんなに自分の身の上を特別に思う必要はない。』

だいたいこんな意味のことが書かれてあったのです。それを読んだとき、確かにそうだなって思いました。

今、日本人の死因のトップはがんです。日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなっています。もしも私ががんの告知を受けたら、正直相当なショックだと思います。

むろん、がんの告知とHIV陽性の告知を比べることは出来ないし、意味のないことです。ただ死を恐れたり、それに匹敵するような怖い病気はHIV感染症以外にも存在することは間違いありません。

そこで私はふっと思いました。

「それなら、なぜHIVだけが保健所で無料・匿名で検査を受けることが出来るんだろう?」

今まで考えたこともなかった疑問が浮かんできました。

例えば各種のがん検査やウイルス性肝炎などは公的補助があって無料での検査や一部だけの自己負担で検査が出来ます。でも、完全無条件で無料・匿名検査をやっているのはHIV検査のみです。

梅毒やクラミジアなどを無料・匿名で検査している保健所もありますが、それはあくまでも同時にHIV検査を受けることが条件です。単独では無料・匿名検査をやっていません。

こうしてみると、やはりHIV検査は特別扱いなのだと思います。でも、それっていったいなぜでしょう。

この疑問、ネットで検索してみても回答は見つかりませんでした。それで、私なりに考えてみました。あなたはどう思いますか?

 

◇保健所HIV検査の歴史

まず、私の疑問を考える前に日本における保健所HIV検査の歴史をまとめておきたいと思います。

●1981年 アメリカで初めてエイズ患者が見つかる。(エイズ命名は翌年)

●1985年 初めて日本人のHIV感染者が報告される。

●1987年 保健所で有料・匿名によるHIV検査始まる。ただし、HIV-1のみ。

●1993年 保健所で無料・匿名検査始まる。HIV-2の検査も可能になる。

●2003年 即日検査が始まる。検査結果が1時間ほどで分かるようになる。

こんな歴史があります。

更にもうひとつ上の年表に足すべき出来事があります。

●1997年 ARTが始まり、エイズによる死者は激減する。HIV感染症は致死的疾患ではなくなる。

これです。

ARTとは多剤併用法と呼ばれる、3種類以上の抗HIV薬を同時に使う治療法です。この治療法が開発されたおかげでHIVに感染してもエイズ発症を防ぐことが可能になりました。

また、エイズ患者の免疫力を回復させることも可能になり、HIV感染=エイズ=死、と言う恐怖の方程式が崩れたのです。早期のHIV検査は救命的検査となりました。

逆に言えば、1997年にARTが現れるまではHIVに感染すると数年先にはエイズを発症し、2年以内にほぼ死亡していたのです。こうしたHIV感染症が致死的疾患であり、かつ日本国内でもHIV感染者が増えていく中で保健所でのHIV検査が始まったのです。

 

◇HIV検査が無料・匿名で行われている理由とは?

さて、そこで再び私の疑問に戻ります。なぜ、HIVだけが保健所で無料・匿名で検査を受けることが出来るのか?それは、こんな理由からではないでしょうか。

●病院での有料・非匿名検査のみだと、HIV感染者が爆発的に増えてしまうから。

一言で理由を言うならこれに尽きるように思います。無料・匿名にすることによってHIV検査を受ける人をとにかく増やす必要があったのだと思います。それはHIV感染拡大を防ぐためです。

何しろHIVは感染しても自覚症状が出ない、かつ潜伏期間が5年から10年と長い。だから自分のHIV感染に気付かず次々に感染が広まっていく可能性があります。

確かにHIVは感染力の弱いウイルスですが、さすがに5年、10年もあれば多くの人に感染します。でも、多少HIV感染の不安を持っていても、何も自覚症状がないのに高いお金を出してHIV検査を受ける人がどれだけいるでしょうか。

検査費用の問題だけではありません。自分がHIV検査を受けることを人に知られたくないと思う人も多くいます。

この2つの問題を解決したのが、無料・匿名検査です。たぶん、有料・匿名検査でも無料・非匿名検査でも今の受検数は達成していなかったと思います。両方が解決したので年間に13万人から14万人が保健所でHIV検査を受けているのだと思います。

先ほどの保健所HIV検査の歴史をご覧頂いてお分かりの通り、保健所で無料・匿名のHIV検査が始まった頃はHIV感染症は致死的疾患でした。感染することは数年先の死を意味していました。

だから当時のHIV検査の目的は二次感染防止と言う意味合いが大きかったと思います。表現は悪いですが、本人だけのことを言えばどうせHIV感染が分かっても命は助からなかったのです。

しかし、今は違います。早期にHIV感染が分かればエイズ発症を防ぐことが可能です。むろん二次感染防止の意味合いもありますが、何より患者本人の命を救うための検査なのです。

なぜ、保健所では無料・匿名でHIV検査を行っているのか?それはHIV検査が救命的検査であると同時にHIV感染拡大防止に有効だからです。これが私の考えた答えです。

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