HIVが皮膚から感染しないのはなぜでしょう?

HIVに関する本はどれを見ても、

「HIVが健康な皮膚から感染することはない。しかし傷や炎症があれば感染の可能性がある。」

と書かれています。

これは本だけでなく、多くの医療サイトを見ても必ずそう書かれています。

従って、あなたがHIV感染者の血液や体液を指で触ってもそれだけでHIVに感染することはありません。HIVがあなたに感染するのは、あなたの粘膜部に感染者の体液が触れたときです。

では、どうしてあなたの皮膚からHIVは侵入してこないのでしょうか?

「からだを蝕むウイルスのすべてがわかる本」(楽書ブックス)を読んで知ったウイルスの秘密をあなたにもお伝えします。

実は皮膚から感染しないのはHIVだけではなく、多くのウイルスは皮膚から感染することはありません。その理由はウイルスの増殖方法にあります。

以前、『HIVはこうして増殖する』という記事を書いたことがあります。その中でも書いたのですが、ウイルスは自分だけでコピーを作って増殖することができません。感染して入り込んだ細胞の中でだけ、増殖することができるのです。

ウイルスは感染して侵入した細胞の中で、その宿主細胞が持っている増殖機能を巧みに利用して自分のコピーを作ります。言い換えると宿主細胞の増殖機能なしには増えることが出来ないのです。

これがウイルスが皮膚から感染しない最大の理由です。下の図1をご覧ください。

HIVが感染できない皮膚の構造
図1.皮膚の構造

私たちの皮膚は何層にもなっていて、体の内部の層からだんだんと外側の層へ移っていき、最後は剥がれ落ちていきます。私たちの皮膚は常に新しい層が生まれると同時に古い層が落ちていくのです。新陳代謝を繰り返しています。

そして、内部の新しい層の細胞には核があって活発な増殖能力があります。細胞分裂を繰り返して新しい細胞が生まれていくのです。しかし、外側(表面)に近づくに従って、細胞は分裂機能を失っていきます。

つまり、ウイルスが外部から侵入しようとして接触する皮膚は、一番古い、剥がれかけた層であり、その細胞は分裂機能を失った細胞なのです。

しかし、先ほども書いたように、ウイルスは自分の力だけではコピーを作ることが出来ません。感染した宿主細胞の増殖機能を利用して増えていくのです。従って、皮膚の一番外側の細胞に感染してもその細胞には増殖機能がなくなっているので、ウイルスは自分のコピーを作れません。

せっかく細胞内部に入り込んでも、増殖出来ないまま古くなった皮膚といっしょに剥がれ落ちておしまいなのです。これがウイルスが皮膚からは感染しない理由です。ウイルスが感染するということは細胞内で増殖して爆発的に数を増やすことです。それが皮膚からでは出来ないのです。

ただし、皮膚に傷や炎症がある場合は別です。一番古い層を飛び越えて、内部の細胞分裂が活発な層まで入り込みます。そこではウイルスは自分のコピーを作り、増殖することが可能です。HIVも傷や炎症がある皮膚からは感染します。

以上、HIVをはじめとするウイルスが皮膚から感染しない理由をお話しました。

*誰にも知られず、いつでも、どこでもHIV検査ができます。私は10分で終わりました。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性
■この検査キットを使用した人の声はこちら⇒利用者の声情報

あなたの自宅以外でも、手をきれいに洗える場所ならどこでも使用することができます。


・・HIV(エイズ)検査完全ガイド  TOP