平成24年(2012年)第3四半期(7月~9月)に報告された新規HIV感染者、エイズ患者の年代別データです。

11月22日付厚生労働省エイズ動向委員会発表データからご紹介します。なお、本データは下記5データの3番目のデータです。

1.概要

2.感染ルート別データ

3.年代別データ

4.都道府県別データ

5.保健所検査/相談数

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新規HIV感染者の年代別分布データをご紹介します。

◇2012年第3四半期 新規HIV感染者の年代別分布

年齢区分 件数 比率 (%)
10歳未満 0 0.0
10歳~19歳 4 1.5
20歳~29歳 84 30.8
30歳~39歳 93 34.1
40歳~49歳 64 23.4
50歳以上 28 10.3
合計 273 100.0

表1.2012年第3四半期 新規HIV感染者の年代別分布

表1をグラフにしたものが図1です。

平成24年第3四半期HIV感染者年代別データ
図1.2012年第3四半期 新規HIV感染者の年代別分布

表1、図1からもお分かりのように、新規HIV感染者は30代が最も多く報告されており、次いで20代、40代、50代と続きます。この分布を見て気付くことは10代の感染者がとても少ないことです。全体の1.5%しかいません。クラミジアや淋菌などの性感染症と比べると際立って少ない分布です。

同じ性行為がメインで感染する性感染症なのに、どうしてHIVだけ10代の感染者が少ないのでしょうか。この疑問に関しての記事は見かけたことがありません。

もしかしたら、男性の性的接触による感染ルートが10代では少ないためにこうした分布になっているのかも知れません。私の個人的な推測です。

また、50歳以上の感染者が全体の10.3%を占めています。HIV感染に年齢は関係ないことが分かります。

◇2012年第3四半期 新規エイズ患者の年代別分布

年齢区分 件数 比率 (%)
10歳未満 0 0.0
10歳~19歳 0 0.0
20歳~29歳 6 5.4
30歳~39歳 32 28.8
40歳~49歳 37 33.3
50歳以上 36 32.4
合計 111 100.0

表2.2012年第3四半期 新規エイズ患者の年代別分布

表2をグラフにしたものが図2です。

平成24年第3四半期新規エイズ患者年代別データ
図2.2012年第3四半期 新規エイズ患者の年代別分布

新規エイズ患者の年代別分布データを見てすぐに気が付くことは50歳以上の占める割合が多いことです。これも他の性感染症とは際立って異なります。

HIV感染からエイズ発症までの潜伏期間は5年、8年、長ければ10年以上の場合もあり、クラミジアや淋菌、梅毒などと比べると断然長くなっています。そのためにエイズを発症する年代が他の性感染症よりも高くなるのは当然です。

しかし、それだけが理由ではないと思います。新規エイズ患者とはHIV感染に気付かず、「いきなりエイズ」を発症したケースです。高齢者になればなるほどHIV検査を受ける人が少ないのではないでしょうか。だから図2のような分布になっているような気がします。

ともかく、新規HIV感染者、新規エイズ患者の年代別分布データから言えることは、

●HIV感染に年齢は関係ない。高齢者であってもHIVは感染する。

●高齢者ほど「いきなりエイズ」の割合が高くなっている。これは高齢者にHIV検査を受けない人が多いせいではないか?

50代、60代のあなた。HIV感染の予防には注意していますか?自分だけは大丈夫などと根拠のない自信でノーガードになっていませんか?くれぐれもご用心ください。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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