TOP コラム一覧コラム(基礎情報)>ネコエイズ(FIV)ってなに?


今回はネコエイズ(FIV)猫後天性免疫不全症候群についてご紹介したいと思います。完全な番外編コラムです。

皆さんの中で、ネコを飼われている人がいるかも知れません。ご自分でネコを飼われていると、ネコエイズをご存知でしょう。そう、ネコがかかるエイズを文字通りネコエイズと言います。

人間に感染するのはHIVですが、ネコに感染するのはFIVと言うウイルスです。

FIV=Feline Immunodeficiency Virus = ネコ免疫不全ウイルスですね。Felineと言う単語は、「ネコ科の」と言う意味です。実は、私はネコがあまり好きではなく、これまでにも飼ったことがありません。なので、ネコエイズについてもほとんど知りませんでした。

ちょっと調べてみて、あんまり人間のエイズに似ているのでびっくりしました。どこが似てる?ちょっと、似てるところを並べてみましょう。

●FIVもHIVも同じレトロウイルスである。

●交尾、血液感染、母子感染が感染ルートである。(人間はむろん、交尾と言わず性行為ですが)

●潜伏期間が長い。ネコの場合、2年から3年、5年以上の場合もあるそうです。ネコの寿命からすれば人間並みに長い。FIVに感染しても、寿命までエイズを発症しないネコも沢山いるそうです。

●感染して1ヶ月後くらいに、発熱、下痢、リンパ節の腫れなどの症状が出る。これは人間のHIV急性感染症にあたる。

●エイズを発症すると、免疫不全に陥り、日和見感染症で衰弱し死んでしまう。

●いったんFIVに感染すると、完治することはない。また予防のワクチンもない。

●血液検査(抗体検査)で感染が分かるが、感染してから1ヶ月は検査が出来ない。人間でいう、ウインドーピリオドですね。

どうでしょう。HIVと似てますね。ただし、いくら似ているからといって、FIVが人間に感染することはありません。また、ネコ以外の犬やウサギなど他の動物に感染することもありません。そこには種の壁があります。

FIVに予防のためのワクチンはないのですが、HIVと同様に感染ルートが限られているために、感染ルートを断つことで予防が出来ます。一番確実なのは、他のネコとの接触を断つことです。

ネコエイズの多くは、オス同士のケンカによって感染するのだそうです。これは一種の血液感染ですね。だから家の中で飼っていれば大丈夫です。念のために、不妊・去勢処置などしておけば万全でしょうか。

そういう飼い方がネコにとって、幸せか?もっと自由にのびのび飼って上げたい・・・・。何がネコにとっての幸せか、と言うネコ哲学的な問題は、ネコが好きじゃなく、飼ったこともない私には何とも言えませんが。

ちなみに、同じ人間のペットとしておなじみの犬の世界にはエイズはないそうです。犬エイズはないのです。これもある意味不思議。どうしてネコにあって、犬にない?

「いきなりエイズ」を防ぐには、早くHIV検査を受ける以外に方法はありません。⇒ 「HIV検査があなたの命を救います」

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