世界のエイズ動向2012年版をご紹介したいと思います。たまには日本国内だけでなく、世界にも目を向けてみませんか?

エイズ予防情報ネットのホームページから、UNAIDS/WHOが公開した世界のエイズ動向を見ることができます。

●UNAIDS(Joint United Nations Programme on HIV and AIDS)
国際連合エイズ合同計画のことで、HIV感染対策のためにグローバルな行動をなす国際連合の機関。

●WHO(World Health Organization)
世界保健機関のことです。こちらはお馴染みですね。

それでは世界のエイズ動向について、主な数値データを中心にご紹介していきましょう。

◇全世界でHIV感染者はどのくらい?

日本国内において、2012年に新規HIV感染者の累計が2万人を超えたと発表がありました。世界に目を向けると、2011年末の時点で3,400万人のHIV感染者がいるそうです。

●世界のHIV陽性者(2011年末) 3,400万人。

●15歳~49 歳の成人の約0.8%がHIV に感染していることになる。

●サハラ砂漠以南では成人の4.9%、すなわち20人に1人がHIV陽性者である。

●同地域のHIV陽性者は全世界の69%にあたる。

●同地域のHIV陽性率はアジアの25倍も高い。

まずは以上のような数値が並びます。日本国内ではエイズに対する関心が低くなっていると言われていますが、世界に目を向けると3,400万人ものHIV陽性者がいるのですね。

ただ、世界各国のHIV感染予防の取り組みによって新規HIV感染者の合計件数は減少しています。

●2011年に新規にHIVに感染した人は250万人であり、2001年に比べると20%減少している。

●最も大きく減少したのは、カリブ諸国の42%減、とサハラ以南のアフリカで25%減となっている。


◇エイズで亡くなった人は?

次にエイズで亡くなった人の件数をみて見ましょう。

●2011年にエイズで亡くなった人の合計は世界全体では170万人であった。これは2005年の230万人より24%減っている。

●サハラ以南のアフリカでは、エイズ関連死は2005年に比べて2011年は32%減少した。

●同地域の2011年の死亡数は世界全体の70%を占めている。

●カリブ諸国におけるエイズ関連死は2005年から2011年を比べると48%減少し、オセアニアでは41%減少した。

●同じくラテンアメリカでは10%減少、アジアで4%、西欧・中欧・北米も1%の減少となった。

●しかし東欧・中欧アジアではエイズ関連死が21%増え、中東・北アフリカでは17%増えた。

このような数字が並びます。

世界の各国によって事情は異なりますが、全体として見ればエイズ関連疾患による死亡者数は、抗HIV 治療の普及により2000 年代半から減少し始めました。

やはり1997年頃に始まったARTが大きな変化点であったと言えます。⇒『エイズの治療について』

以上、2013年3月28日にエイズ予防情報ネットに公開された「世界のエイズ流行2012年版」からご紹介しました。

もっと詳細データをご覧になりたいあなたはこちらからどうぞ⇒『世界のエイズ流行2012年版』

*「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」

あなたがHIV検査を先延ばしに出来ない3つの理由とは?