保健所でのHIV検査に白衣は不要かも知れません。

私は最近、1冊の本を読みました。

『患者に言えない医者のひとりごと』

米山公啓 著  PHP研究所

・・◇『白衣はいらない』


この本の著者である米山公啓(よねやまきみひろ)氏は東京都あきる野市にある米山病院の院長であり、作家でもあります。患者に正面きっては言えないような医療の裏話や、健康に関する医師の本音が分かり易く、楽しく読めるように書かれた一冊です。

この本の中に、「白衣はいらない」というタイトルの記事が出てきます。米山医師は夏場は白衣を着ないそうです。それは表向き省エネということにしていますが、患者に余計な緊張感を与えないためだそうです。

確かに病院に行って医者や看護師の白衣を見ると、それだけで緊張しますよね。俗に「白衣高血圧病」と呼ばれる現象まであるくらいです。これは白衣を見るだけで緊張して血圧が上がってしまい、病院では正確な血圧が測れないことを言います。

何をかくそう、私と私の妻がこの「白衣高血圧病」です。二人とも血圧が高くて通院しているのですが、どうしても病院では緊張して高くなります。それでついに自宅で正確に血圧が測れる血圧計を購入しました。

それを使って自宅で毎日血圧を測定し、病院で医師にその結果を見せるようにしました。すると医師も普段はどのくらいの血圧か分かって、治療の効果がちゃんと把握できるようになりました。

すると不思議なもんで、「白衣高血圧病」は消えてしまいました。いくら高く出ても構わないと思うと緊張しなくなったのです。

しかしまぁ、一般に白衣は病院の権威の象徴のようでもあり、どうしても私たちは緊張しがちです。米山医師は、患者に出来るだけリラックスした状態、普段のままの姿で診察や治療を受けてもらおうと考えたのです。この配慮は患者側からすると嬉しい配慮ですよね。


・・◇では、保健所では?


この本を読んで思い出したのが、保健所のHIV検査です。私は自分がHIV検査を受けた体験記を書いているのですが、その中に白衣の話しが出てきます。私が保健所に行ったのはお正月明けの1月中旬でした。HIV検査担当の係り員は30代くらいの女性でした。白衣は着用しておらず、普通にセーターとパンツ姿でした。

その時の私の印象は正直あまりよくありませんでした。白衣を着ていないことがどうかなぁと疑問に感じたからです。少量とは言え採血もするので衛生面から考えると白衣を着用するべきではないかと思ったのです。

しかし、米山医師が病院に白衣はいらないと書いているのを読むと、保健所のHIV検査にも白衣は不要かも知れないと思えてきました。保健所は匿名検査ではありますが、係り員との面談があります。そこでは答えたくないことは答えなくてもいいのですが、保健所側からすれば出来るだけ何でも相談して欲しいと考えているはずです。

そんなコミュニケーションを図る上では白衣はない方が検査を受ける側も緊張感がなくていいのかも知れません。親しみを感じやすいというメリットがあるかも知れません。



・・◇とにかく保健所でHIV検査を


東京都福祉保健局の発表では、東京都における今年1月から9月23日までの新規HIV感染者、新規エイズ患者は共に昨年同時期を上回っています。

●新規HIV感染者
263件 (225件)

●新規エイズ患者
67件 (66件)

●合計
330件 (291件)

( )は昨年同時期です。東京都だけのデータですが、今年もまたHIV感染者は増加傾向にあります。

当サイトのいろんな記事で書いていますが、HIV感染症に自覚症状はありません。あなたにHIV感染の不安や心当たりがあるなら、ぜひ早期に保健所や「病院で検査を受けて下さい。

どうしても保健所や病院に行きたくない人、行けない人は自宅でもHIV検査が可能です。早期のHIV検査は救命的検査であることをお忘れなく。

*「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」

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