HIVは感染力の弱いウイルスである。こんな低い感染確率を心配してたら表を歩くことも出来ない!

自動車にはねられて死ぬ確率の方がずっと高いはずだ!

もう随分前になりますが、こんな趣旨のメールを読者から頂きました。私がこのサイトで必要以上にHIV感染のリスクを大袈裟に書き過ぎだと指摘されました。

このメールの件はずっと私の心に残ったままになっていたのですが、今回私の考えを記事にしてみたいと思います。

・・◇1000個に1個、あなたは平気か?怖いか?


いきなりの例え話で恐縮ですが、あなたの目の前にアンパンが1000個あります。そして、あなたはお腹がぺこぺこで死にそうです。目の前のアンパンによだれがこぼれそうなくらい空腹です。

「さぁ、美味しいアンパンを召し上がれ!」

あなたはアンパンを勧められます。しかし、この1000個のアンパンの中に、食べると確実にHIVに感染してしまうアンパンが1個だけ入っています。

さぁ、あなたは平気でアンパンを食べることが出来ますか?それとも怖くて食べるのを断りますか?

私は怖くて絶対に食べません。どんなに勧められても断ります。

早い話、この例え話を怖いと思うか、平気と思うか、その違いです。私は自分が1000個に1個でも怖いと思うので、「食べないように用心してください」と記事に書いています。

それに対して冒頭のメールを送ってくれた読者は1000個に1個なら怖くないと思っているわけです。これはもう考え方の違いとしか言いようがないかも知れません。


・・◇可能性が極めて小さいことと、可能性がゼロは全くちがう


HIVの性行為感染の確率は、相手がHIV感染者と分かっている場合、コンドームなしだと1回あたり0.1%だと言われています。まさに1000個の中の1個という確率です。

当然ながら相手がHIVに感染しているかどうか分からない場合は感染確率はもっと小さくなります。だからそんな小さな可能性を心配してたらキリがない、と言う指摘が生まれてくるわけです。

しかし、0.1%の可能性と0%の可能性は全く違います。どんなに小さい値でも可能性が存在する限り最初の1回で感染することもあり得ます。

あなたの何十年かのこれまでの人生を振り返ってみてください。あなたが体験した、超幸運、超不運を思い出してください。その体験の中に0.1%の可能性に出くわした体験が含まれていませんか?

私はモロに体験したことがあります。以前に記事にしましたが0.08%の確率にハマった経験があるのです。ある手術を受けたとき、失敗する確率は0.08%だと事前に聞かされ、安心して手術を受けたら何と失敗だったのです。⇒『HV感染の確率は・・・』

過去に2500人が同じ手術を受けてわずかに2人しか失敗しなかった手術。普通なら安心して受けるでしょう。でも、そこに失敗する可能性が存在する限り、私のような不運な患者が生まれても不思議ではないのです。



・・◇地雷原を歩いて渡りますか?


ある医療相談サイトで、「HIV感染の確率は小さいのでそんなに心配しなくてもいいのではないか?」と質問された医師が、次のように回答されていました。

『もし、地雷原に地雷が1個しか埋められていなかったら、あなたは歩いて渡りますか?私は御免です。』

こんな回答でした。

これは先ほどの私のアンパンの例え話と同じです。確率は極めて小さいけど、万一地雷を踏んでしまえば吹き飛びます。それは最初の一歩目で起きるかも知れません。

こうした例え話はいくらでも書けます。しかし、その本質はみな同じです。確率の大小で不安になったり安心したりする人はそうすればいいし、どんなに小さくても確率が存在すること自体が不安な人はそれなりに用心すればいいのです。

もしあなたが後者であった場合、世の中には自分はHIVに感染しないと信じて用心しない人が大勢いることを知っておいてください。あなたがかかわる誰もがあなたと同じように用心している訳ではありません。

それを知った上であなたがHIVに感染しないよう、用心してください。

ただし、必要以上にHIV感染を恐れる必要はありません。お風呂やトイレでの感染を心配したり、食器や衣類からの感染を心配するのはナンセンスです。それらは感染確率が低いのではなく全くゼロであり心配無用です。

HIV感染を不安に思うのも平気だと思うのも、その背景にHIVやエイズの正しい知識と正確な情報が必要なことは言うまでもありません。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

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