アメリカのオクラホマ州の歯科医院で、そこの患者約7,000人がHIVやC型肝炎ウイルスに感染している可能性があるとして大きなニュースになっています。

このニュースはすでにネット上ではあちこちのサイトで取り上げられているのであなたもご存知かもしれませんね。

でも、まだこのニュースを知らないあなたもいると思うのでここで取り上げてみます。

◇1人の感染者の後ろには7,000人の予備軍がいた!

アメリカ・オクラホマ州でスコット・ハーリントンという医師が歯科医院をやっていました。そこの患者の1人がHIVとC型肝炎ウイルスに感染していることが分かりました。

その患者は自分がどうしてHIVとC型肝炎ウイルスに感染したのか、いくら考えても分かりませんでした。たった1つの可能性がスコットの歯科医院だったのです。

歯科医院に対してタルサとオクラホマ州の衛生当局による共同調査が実施されました。そこであまりにずさんな衛生管理の実態が明らかになりました。調査に入った担当者があまりのひどさに「気分が悪くなった」とインタビューに答えているほどです。⇒『動画あり』

ネット上のニュースにはそのずさんな衛生管理の実態が出ていますが、私が一番驚いたのは法律で義務付られている器具の殺菌装置が、過去6年に渡ってまともに機能していなかった可能性があるという点です。

これはひどいですね。HIVやC型肝炎ウイルスが感染しても不思議はないです。

衛生当局は診療記録が残っている2007年以降の患者7,000人に対してHIV、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの検査を受けるよう通知を出すそうです。しかし、2007年より前は記録が残っておらず通知することが出来ないのだそうです。

むろん、問題の歯科医院はすでに閉鎖状態だそうです。


◇歯医者でウイルス感染は日本でもあり?

実は私はちょうどこのニュースがネットで流れた昨日、歯医者に行ってきたばかりでした。右の奥歯にかぶせていた詰め物が取れてしまい、新しいものを詰めてもらったのです。

すでに詰めていたものを新しいものと交換するだけなので2回の通院で終わったし、痛い目にも合いませんでした。

しかし、虫歯の治療などでは治療中に出血することは珍しくありません。

「ハイ、うがいしてください!」

医師や歯科衛生士がそう言って、私がうがいすると吐き出した水が赤く染まっていることは多々あります。あなたも歯医者に行ってそんな経験を何度かしたことがあるでしょう。

ゆえに歯医者ではHIVやC型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスの血液感染の可能性があるとされています。

こうした感染リスクに対して当然ながら病院側でも感染予防対策を実行しています。ネットで感染対策をしている歯科医院を探すと多数見つかります。

例えばこちらの歯科医院も感染対策の内容をネット上で公開しています。⇒『感染予防対策 村上歯科』

また、こんなサイトもあります。⇒『院内感染予防対策ガイドライン 東京医科歯科大学歯学部附属病院』

このように歯科医院におけるウイルス感染リスクは周知の事実であり、感染予防対策の充実が図られています。

 

◇あなたが注意するとしたら・・・

しかし、いくら感染予防対策が必要だと分かっていても、今回のアメリカの歯科医院のように医師がそれを確実に実行する気がないと危険な状態となります。

私たち患者の側で危険な歯科医院を見分けることが可能でしょうか。一般的には清潔感のあるきれいな病院は大丈夫などと言われますね。ホームページ上で院内ルールを公開し、感染予防の仕組みが明確になっている医院も安心できます。

まぁ、私の知る限りでは日本国内で歯科医院でHIVやC型肝炎に感染したというニュースは知りません。でも、全ての歯科医院で完璧に感染予防が実施されているかどうか、それはちょっと怪しい気もします。

そういえば・・・

私が今回も歯の治療をしてもらった行きつけの歯科医院では、院長先生はいつも素手で治療をしています。歯科衛生士さんたちはみんなゴム手袋をしているのですが、院長先生は素手です。

あれって、どう考えてもあまり衛生的ではない気がします。素手で患者の口の中を触り、また別の患者の治療を行うのです。とても大きな歯科医院で、一度に10人近い患者が治療を受けています。

むろん、院長先生が患者から患者へ移る間に消毒殺菌とかするのでしょうが、かなり忙しく動きまわっているのでどこまで完璧か・・・・?ちょっと不安。

今回のニュースを見て不安になったので、次回同じ歯医者に行ったらしっかり消毒しているかどうか見てきます。

*「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」

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