最初にお断りして置きますが、この記事はタイ人、及びHIV感染者への偏見、差別とは
全く無縁の記事です。それは最後までこの記事を読んで頂ければ分かります。

つい先日、夕方のテレビニュースを見ていたら、自動車部品をタイの工場で生産していた
ある日本メーカーが、タイから従業員を何百人規模で連れてくると報道していました。

皆さんもご承知の通り、タイの洪水によって工場が稼働出来なくなり、急きょ日本国内で
生産拠点を立上ようとしているのです。

タイの工場で使っていた金型や生産設備を日本へ運びこむと同時に、タイで生産や品質
管理を行っていた従業員を連れて来るのです。

何しろ自動車部品の供給は世界中に向けて急ぎ復旧させる必要があり、設備と共に従業員を
いっしょに連れて来るのは当然かも知れません。

そう思っていたら、11月29日に東京エイズ通信が届きました。このメルマガの中にニュースで
報道されていたタイからの労働者の記事がありました。

その記事の主旨は、タイからの一時労働者の総数は何千人規模になるため、受け入れ側の
日本としては、彼らの健康を守るための準備を早急に進める必要がある、というものです。

その取り組みの中には、むろんHIV感染者への配慮も含まれます。

誤解のないようにして頂きたいのですが、タイ人のHIV感染者への配慮とはあくまでも健康管理
のお手伝い、援助であって、決して差別的な扱いや偏見の目で見ることではありません。

事実として、タイにおけるHIV感染は非常に深刻です。国連合同エイズ計画(UNAIDS)
が発表した2005年のタイにおけるHIV陽性者は人口6,600万人に対して1.4%でした。

90万人以上のHIV感染者がいるのです。

むろん、HIV陽性者であってもちゃんとした治療を受けていれば仕事を続けながらの生活も
可能です。

ただし、抗HIV医療においては薬の飲み忘れは厳禁です。HIVに耐性が出来て薬が効かなく
なってしまいます。

それゆえ、タイから日本に来るHIV感染者は、タイを離れる前の準備、及び万一日本で体調が
悪くなった場合にどうすればいいのかを知っておく必要があります。

むろん、これはHIV陽性者に限りません。どんな病気でも同じことが言えます。

そこで、日本の厚生労働省は、日本における医療事情をタイから来る人々に知ってもらうための
チラシを作り日本、タイの関連窓口を通じて配布しました。

日本語版⇒チラシ(日本語)

タイ語版⇒チラシ(タイ語)

このチラシの中で、日本国内で医療行為を受ける時の注意点と、緊急時の連絡先が書かれて
います。

また、タイ人を受け入れる日本企業向けに、受け入れにあたっての注意点を厚生労働省の
ホームページ上に公開しています。

⇒タイ人従業員の日本国内での就労にあたって

これから日本は寒い冬をむかえ、タイの人々には非常に体調管理が困難な季節となります。

どうか今回の洪水被害を日本人とタイ人の協力で乗り切って欲しいと思います。

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