献血をご遠慮頂く場合」という注意書きを考えてみます。

もしもあなたが献血をしたことがあるなら、献血前に「献血をご遠慮頂く場合」という注意書きを見たことがあるでしょう。そこには献血をする人の健康を守る為と、献血で集めた血液に病原菌が入るのを防ぐ為の配慮が書かれています。

その注意書きの中にHIV感染を防ぐ項目も含まれているのですが、中には不思議に思われる項目があります。

・・◇ネットの質問サイトで見かけた疑問


あるネットの質問サイトを見ていたら、献血の注意書きに対する疑問が投稿されていました。その投稿者は何度も献血に協力されている方なのですが、この項目に疑問を持たれたそうです。

『エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方』

●不特定の異性または新たな異性との性的接触があった。

●男性どうしの性的接触があった。

この2項目です。(過去6ヶ月間)

最初の項目は納得なのですが、次に書かれている項目が前文に対して疑問なのですね。つまり、最初の文は「不特定の異性」と性的接触があった場合は遠慮して下さいと書いています。

これは逆に言えば「特定の異性」との性的接触は問題なし、ということです。当たり前です。結婚している人や特定のパートナーがいる人はみな該当します。

それなのに、次の注意書きでは「男性どうし」の性的接触が献血出来ないとされています。つまり、「特定の異性」」はOKだけど、「特定の男性どうし」はNGなのです。

ネットの質問サイトに投稿した人はここが不思議だった訳です。なぜ「異性」はOKなのに「男性どうし」はNGなのか。


・・◇注意書きの理由


この「献血をご遠慮頂く場合」に書かれた「男性どうし」の性的接触が該当する理由は言うまでもなく、

男性どうしの性的接触がHIV感染の最大感染ルートだからです。

当サイトでご紹介している平成23年の実績をご覧ください。⇒『平成23年エイズ動向』

平成23年に新規にHIVに感染した人は全部で1,529人(エイズ患者含む)です。このうち、男性どうしの性的接触で感染した人は984人であり、全体の64.4%を占めます。むろん、最大感染ルートとなっています。

それゆえ献血においては「男性どうし」の性的接触があった人に対して献血を遠慮してもらっているのです。

では、なぜ「男性どうし」の性的接触が最大感染ルートなのか。これを突き詰めていくことは非常に難しいものがあります。一般的には、

●男性どうしでは避妊の必要がないのでコンドームを使わない

●アナルセックスは出血したりキズができやすく、HIVが感染しやすい

といった理由があげられます。むろん、その通りなのでしょうが実体としてはそう簡単なものではありません。



・・◇最大感染ルートになっている真の理由


私は当サイトでHIV検査の受け方をメインに情報発信しています。従って、なぜ「男性どうし」の性的接触が最大感染ルートなのか、その理由は一般的に言われている範囲のことしか触れてきませんでした。そこは当サイトのメインテーマではないからです。

もしもあなたがその理由をもっと深く掘り下げて知りたいと思うなら、MSM(男性どうしの性交渉を持つ男性)関連のサイトやブログを見て下さい。もっと特殊な事情が見えてくるかも知れません。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性
■この検査キットを使用した人の声はこちら⇒利用者の声情報


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