平成24年(2012年)第3四半期の献血件数、及びHIV陽性件数のデータをご紹介します。あなたは絶対に献血をHIV検査代わりにしないで下さい。

11月22日に厚生労働省エイズ動向委員会が発表した第3四半期のデータから、献血に関する数値をご紹介します。当サイトでは「HIV感染は献血で分かるか?」という記事を載せていますが、その中でも献血をHIV検査代わりに使う危険性を説明しています。

その危険性とは献血で集めた血液によるHIV感染です。血液センターでのHIV検査も100%完璧ではありません。それゆえHIV感染の可能性がある人には献血を遠慮してもらうように呼びかけているのですが、実際にはHIV感染者が献血を受けています。

むろん、本人も自分がHIVに感染しているとは知らずに献血を受けてしまったケースがほとんどだとは思います。

・・◇献血で見つかったHIV陽性件数


では、実際にはどのくらい献血からHIV陽性が見つかっているのか、エイズ動向委員会の資料からみて見ましょう。

●平成24年 1月~9月累計

献血件数 3,942,718件

HIV陽性件数 56件(うち女性が5件)

このような数値になっています。第3四半期(7月~9月)だけを見ると、12件の発生となっています。

さて、ここにあげた件数は実際に血液センターで行ったHIV抗体検査、NAT検査(核酸増幅検査)で見つかった件数であり、実際には検査をすり抜けた感染例がゼロだとは言い切れません。

幸いなことに、日本国内では2003年を最後に輸血による血液感染は起きていないそうです。⇒『HIVが献血NATをパスした日』


・・◇2000年以降の動向


献血でHIV陽性が見つかる割合を2000年以降の動向で調べました。献血10万件当たりの割合で見ています。

このグラフで見ると、2008年をピークにHIV陽性発生の割合は下がっているようです。

なお、献血件数及びHIV陽性件数は以下のグラフの通りです。

献血とHIV陽性

こちらのグラフを見ると2008年までは献血件数は減っているのにHIV陽性件数は増えています。これは潜在的なHIV感染者が増加傾向にあったのではないかと思います。(事実この間はHIV感染者も増加しています。)

ここ数年はHIV陽性件数の増加が止まっているように見えます。これはHIV感染の可能性がある人が献血を受けないよう案内に力を入れた効果もあるのかなと思います。更に潜在的なHIV感染者が減少している結果であればなおいいのですが。

冒頭にも書きましたが、どうか献血をHIV検査代わりに使うことは止めて下さい。保健所に行けば無料・匿名でHIV検査が受けられます。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性
■この検査キットを使用した人の声はこちら⇒利用者の声情報


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