男性の性感染症患者におけるHIV感染率はどのくらいかご存知ですか?

当サイトの複数の記事で、再三あなたにお伝えしていることは、

●クラミジア、淋菌、梅毒などに感染するとHIVの感染確率が数倍から数十倍も高くなる。

●性感染症の感染ルートはどの病気もほぼ同じであり、どれか1つに感染していれば他の病気も感染している可能性がある。

この2点です。

つまり、あなたが何かの性感染症に感染していれば、健康な人よりも何倍もHIVに感染している可能性があり、すぐにでもHIV検査を受けて欲しいというメッセージです。

特に・・・

男性同士の性的接触によって梅毒などに感染している場合はHIV検査は必須です。その理由は本文にて。

◇男性性感染症患者におけるHIV陽性率

私が以前から読んでいるサイトに、『感染症診療の原則』というサイトがあります。感染症コンサルタントの青木眞氏が運営されているサイトです。このサイトのかなり古い記事に、「男性性感染症患者におけるHIV陽性率」という記事があります。(2012年8月4日付)

リアルタイムではうっかり見落としていたのですが、最近になって見つけて大変興味深く読ませて頂きました。ぜひあなたにもシェアしたくて今回取り上げた次第です。

同サイトによると、男性の性感染症患者におけるHIV陽性率は16.8%だったそうです。では、もう少し詳しく説明しましょう。同サイトとだぶる内容は詳細をここでは書きません。青木氏のブログでお読み下さい。

元々の情報発信は、「日本性感染症学会誌」最新号(23巻1号)に掲載されている「都内診療所における男性性感染症患者のHIV陽性率」という報告です。

新宿にある「しらかば診療所」(井戸田一朗院長)である期間、性感染症に感染している男性患者に対してHIV検査を勧め、113人がそれに応じてHIV検査を受けたそうです。

その結果、何とHIV陽性率は16.8%にも達していたそうです。

付け加えるなら、「しらかば診療所」はセクシュアルマイノリティを主な対象としているそうです。そして場所が新宿です。ここから想像されることは、男性同士の性的接触によって感染した感染した患者が多数含まれていたのではないかと言うことです。(むろん、全てではないと思われます。)

この16.8%と言う陽性率がどのくらい高いか、他の数字と比較してみましょう。

1.「しらかば診療所」における男性性感染症患者のHIV検査陽性率
⇒16.8%

2.保健所における平均的なHIV検査陽性率
⇒0.3%(HIV検査相談マップより)

3.東京都特別区保健所におけるHIV検査陽性率(平成25年)
⇒0.34%(東京都福祉保健局)

4.多摩地域保健所におけるHIV検査陽性率(平成25年)
⇒0.21%(東京都福祉保健局)

5.東京都南新宿検査・相談室におけるHIV検査陽性率(平成25年)
⇒0.86%(東京都福祉保健局)

6.献血におけるHIV検査の陽性率(平成25年)
⇒0.00121%(厚生労働省エイズ動向委員会より)

とまぁ、こうした数字と比べると1番は断トツに高いHIV陽性率となっています。まぁ、これは当然と言えば当然であり、比較対象が適切でないかも知れません。

2番目から5番目までは保健所など、無料・匿名でのHIV検査です。多少なりともHIV感染の不安を持った人が検査を受けに行ったと思います。そうした心当たりがある人たちでもHIV陽性率は0.2%台から0.3%台です。

ましてや6番の献血のように、HIV感染の不安を持たない、一般的な人たちにおいてはHIV陽性率は極めて小さい値です。潜在的なHIV陽性率は10万人に1.21人なのです。

それからすると、性感染症に感染した男性のHIV陽性率16.8%はいかにHIV感染のリスクが高いかを示しています。実際にどんな性感染症に感染していたのか、詳細は不明です。しかし、クラミジア、淋菌、梅毒などがHIV感染リスクを高めることは周知の通りです。まさにそれを裏付けるようなデータだと思います。

◇特に要注意なことは・・・

冒頭でも書きましたが、男性同士の性的接触で梅毒に感染している場合は、HIV検査は必須です。それも大至急に検査すべきです。なぜなら、次の2つの事実があるからです。

1.HIVと最も重複感染の多い性感染症は梅毒である。つまり、梅毒に感染していればHIVにも感染しているリスクは高い。

2.HIVの感染ルートのうち、男性同士の性的接触が最大感染ルートである。

梅毒に感染していること、それも男性同士の性的接触で感染しているとなればHIV感染のリスクは非常に高いのです。

今回は男性の性感染症患者にはHIV検査の陽性率が非常に高いことをデータでご紹介しました。あなたにもしも思い当たること、心当たりがあるなら、どうか早期にHIV検査を受けて下さい。

早期のHIV検査はあなたにとって救命的検査となるかも知れません。

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