つい最近ネットで多くのメディアが取り上げた、15歳のカナダ人少女が発明したHIV検査キットのニュースからご紹介します。

『15歳の少女がHIV検査キットを発明!』

『15歳の少女が初期HIV感染を発見できる方法を発明』

このニュース、あなたもすでにご覧になりましたか?この手の新しいHIV検査キットの技術は毎年どこかの国で発表されており、いつもなら「またか・・・」と思うのですが、今回はさすがにちょっと驚きました。

それは、次のようなキーワードを持ったHIV検査キットだからです。

●15歳の少女が開発した。

●HIV感染後間もない初期でも検査可能。

●検査キットのコストは5ドル。

●検査に必要な時間は1時間。

まぁ、正直なところ誰が開発したかは興味本位です。15歳の少女という意外性がニュースになっている側面も当然あるでしょうね。

この15歳の少女はカナダ人のNicole Sabina Ticeaさんです。彼女は2015年5月16日に行われた科学のオリンピックとも呼ばれている大会「Intel ISEF」で堂々2位を受賞し、50,000ドルの賞金を獲得しました。

その「Intel ISEF」で発表したのが新しいHIV検査キットだったのです。

この検査キットが今までの検査キットと決定的に異なる点は、

「HIV感染後間もない時期に検査が可能」

と言う点です。具体的にどのくらいの時期に検査可能か、そこは記事の中では見つかりませんでした。ただ、検査原理が核酸増幅検査のようなので、恐らくHIV感染後2週間くらいで検査可能なのではないでしょうか。

今現在、日本をはじめ世界中で多く採用されているHIVスクリーニング検査はHIV抗体検査です。コストも比較的安いし即日検査なら1時間で検査結果が出ます。ただし、HIV感染後2ヶ月~3ヶ月経ってからでないと正確な検査が出来ません。なぜならHIV抗体がまだ体内に生成されていないからです。

HIV抗体の生成には個人差が大きく、早い人ではHIV感染後1ヶ月もするとすでに生成されます。しかし、遅い人になると2ヶ月後、3ヶ月後になります。

それゆえ、今回Nicoleさんが発明した検査キットで感染後間もない時期に検査可能という点が素晴らしいです。詳しい検査原理は記事にありませが、ピンプリック方法を用いた検査方法だそうです。

指先に小さな針を刺し、そこから抽出した血液をチップに通すことによって感染しているかいないかが瞬時にわかるものだそうです。また、「等温核酸増幅法によるHIVテストを開発」とも書かれているので、従来からある核酸増幅検査の一種なのかも知れません。

今までの核酸増幅検査はNAT検査と呼ばれ、HIV感染後最短で11日目から検査が可能と言われています。Nicoleさんの検査キットはもしかしたら、NAT検査より早期の検査が可能かも知れません。

ただ、従来のNAT検査はそれなりの検査設備が必要で、日本の病院でもNAT検査が可能な病院は限られています。しかも1回当たりの検査費用は1,5000円くらいかかります。

その点、Nicoleさんの検査キットはわずか5ドルで医療設備のない場所でも検査可能だそうです。例えばアフリカの僻地でも簡単にHIV検査が可能になります。

Nicoleさんはすでにこの検査キットを実用化して販売するための会社を設立し投資家に投資を呼びかけているそうです。何ともすごい15歳の少女です。

この検査キットが今後実用化されるのか、注目していきたいと思います。

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