HIV感染の可能性がある行為から50日後に受けたHIV検査で陰性でした。この場合、検査の信頼性は何パーセントくらいあるのでしょうか?

ネットの相談サイトでこんな書き込みを見かけました。実はこの手の相談はけっこうな件数見つかります。

・・◇ウインドーピリオド中のHIV検査に意味があるか?


HIVに限りませんが、ウイルスに感染してから検査が可能になるまでにはある期間が必要です。この期間をウインドーピリオドと呼びます。そしてHIV検査のウインドーピリオドは3ヶ月が一般的です。(HIV抗体検査の場合)

あなたが保健所や病院でHIV検査を受ける場合、必ずこんな質問を受けるはずです。

HIVに感染した可能性があった日から3ヶ月経過していますか?

これはあなたがウインドーピリオドをクリアしているかどうかを質問しているのです。

なぜこんなウインドーピリオドが存在するかと言えば、あなたがHIVに感染してもHIV抗体が生成されるまでに3ヶ月かかるからです。ウインドーピリオド中にHIV検査を行って陰性になっても、本当にHIVに感染していないのか、実は感染しているのにまだ抗体が生成されていないのか、その区別が出来ません。

ただし、HIVに感染してから抗体が生成されるまでの期間には個人差があります。早い人では30日後くらいからHIV抗体が現れます。しかし中にはもっと遅く現れる人もいます。そこで保健所や病院などのHIV抗体検査ではかなり余裕を持って3ヶ月と設定しています。

では、このウインドーピリオド中にHIV検査を受けることは無意味でしょうか?確かに正確な検査は出来ませんが、全く意味がないとは言い切れません。

中には自分のHIV感染を不安に思い、ノイローゼ状態になる人もいます。そうした人は到底3ヶ月もHIV検査を待てない心理状態になります。こんな場合にはウインドーピリオド期間中であってもHIV検査を受けることで気落ちが落ち着くこともあります。

例えば感染の可能性があった日から50日後にHIV検査を受けたとします。その結果が陰性であれば、100%安心は出来ませんがHIVに感染していない可能性が高いと判断できます。それだけでも救われた気持ちになれる場合もあります。

ただし、3ヶ月後に再検査を受けることが絶対条件です。


・・◇では、50日後のHIV検査の信頼性はどのくらい?


さて、今まで書いてきたことは長い前ふりです。ここからが本題となります。さっき例として出した50日後のHIV検査の陰性という結果は、どの程度の信頼性があるのでしょうか。3ヶ月後を100%だとすると、50日後は何パーセントくらいの信頼性があるのでしょう。50%?それとも80%?いかほどでしょう?

冒頭にも書いたように、こうしたウインドーピリオド中のHIV検査について、その信頼性を知りたがる人は多くいます。ネット上の相談サイトでHIV関連記事を見て下さい。必ずこの相談が出てきます。あるいは、医者が回答する有料の医療サイトでも同様に出てきます。

つまり、それだけ3ヶ月も待てずにHIV検査を受けたい人が大勢いると言うことです。100%でなくてもいいから、取りあえずHIVに感染していない可能性を知りたいのです。そして不安な気持ちを少しでも軽くしたいのです。



・・◇残念ながら・・・


しかし、そうした信頼性が何パーセントなのか、知りたい人の期待とは裏腹に実際問題としては分かりません。50日後の信頼性がどのくらいか、定量的には分からないのです。

途中でも書きましたが抗体が生成される時期は個人差があって、50日後に検査可能な人もいれば不可の人もいます。では確率は?ということになるのですが、そんなデータにはお目にかかったことがありません。

もっとも2,3のサイトで信頼性を数字を書いているのを見たことがあります。しかし、それは個人の運営するサイトであり、残念ながら信頼性の根拠には触れていませんでした。

結局、50日後のHIV検査はどのくらい信用出来るのか、明確には分からないのです。ただ、色んな医療サイトを見ると、50日、60日あたりでHIV検査を受けると、「かなり高い確率で信用出来る」と書かれています。

「かなり」という表現がいったいどのくらいの信頼性を示すのか、そこはあいまいです。何度も書いていますが個人差があって、一概に言えないのです。しかしどうしても3ヶ月待てない、100パーセントの信頼性でなくてもいいからHIV検査を受けたいと思う人にとっては意味のある表現だと思います。

以上、長々と50日後の信頼性について書いてきましたが、結論としては「分からない」ということになります。ただ、50日後の検査で陰性と判定されれば、ある程度は安心できる、ということです。そして3ヶ月後に再検査が絶対必要です。

むろん、50日後のHIV検査で陽性と判定される可能性もある訳で、その場合は早期治療が可能になります。3ヶ月後に再検査をする必要はありません。早期発見、早期治療が可能になるという意味でも50日後の検査は意味があると言えるかも知れません。

ただし、仮にあなたがHIVに感染していたとして、感染から50日後にHIV感染が見つかっても3ヶ月後に見つかってもその差が問題になることはまずあり得ません。だから保健所でも病院でも3ヶ月経過してからHIV検査を受けて下さいと案内するのです。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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