2011年5月23日にエイズ動向委員会より、2011年第1四半期(1月~3月)のエイズ動向報告が出されました。その報告の中から、主な指標をあなたにご紹介したいと思います。

データはエイズ動向委員会2011年5月報告から(正確には2010年12月27日~2011年3月27日のデータ)

1.新規HIV感染者・エイズ患者

項  目 2011年第1四半期 前年同時期
新規HIV感染者(人) 243 227
新規エイズ患者(人) 117 94
合計(人) 360 321
いきなりエイズ発症率(%) 32.5 29.3


新規のHIV感染者、エイズ患者、ともに前年同時期に比べると増加しています。また、いきなりエイズの発症率も上昇しています。

2.新規HIV感染者の感染ルート



同性間の性的接触による感染がHIV感染全体の68%、異性間性的接触による感染は17%でした。

3.新規エイズ患者の感染ルート



同性間の性的接触による感染が58%、異性間の性的接触による感染が21%でした。

4.新規HIV感染者の年代別分布



20代、30代にHIV感染者が多くなっています。しかし、50歳以上でも全体の12.7%を占めており、決して若者だけがHIVに感染している訳ではないことが分かります。

5.新規エイズ患者の年代別分布



30代以上にエイズ患者が多く発生しています。

いきなりエイズの発症率を年代別にみると、30代⇒30%、40代⇒48%、50歳以上⇒50%となっており、年齢層が高くなるほどいきなりエイズの発症率も高くなっています。

中高齢者の方が、「まさか自分が・・・」と思う人が多かったり、世間体を気にしてHIV検査を受けないことが多いのではないでしょうか。

6.HIV検査件数・献血件数

項  目 2011年第1四半期 前年同時期
保健所での抗体検査件数(件) 24,475 23,789
献血件数(件) 1,327,109 1,316,019
献血でのHIV陽性件数(件) 29 14


ここ数年、保健所でのHIV検査は減少傾向が続いていました。今回の報告では前年同時期を上回る検査件数となっており、やっと減少に歯止めがかかったようです。ただし、今後も増加に転じるかどうか不明です。

また、献血件数も年々減少傾向にあるのですが、今回の報告では前年同時期を上回りました。同時に、献血の中から見つかったHIV陽性件数も前年同時期の2倍以上となっています。

7.まとめ

今回の報告から次のことが分かります。

●新規HIV感染者、新規エイズ患者ともに前年同時期を上回る人数となっている。

●いきなりエイズの発症率も32.5%と高く、前年同時期を上回る。高年齢になるほどいきなりエイズの発症率が高い傾向にあり、50歳以上では50%となっている。

●保健所でHIV検査を受ける人は前年よりも増えたが、献血で集めた血液から見つかったHIV陽性件数も前年の2倍と増えている。

こうしたデータから見ると、HIV感染の増加傾向には歯止めがかかっておらず、しかもいきなりエイズの発症率が上がっています。

若い世代はむろん、中高齢者の世代にもHIV感染予防、そしてHIV検査の呼びかけが必要なのではないかと思います。

私自身も50歳を超えているので、中高齢者が保健所でHIV検査を受け辛い気持ちも分かります。どうしても世間体が気になります。

しかし、HIVは年代、性別、家庭状況などに無関係に感染します。あなたがどうしても保健所に行くのが嫌なら、自宅で誰にも会わずにHIV検査が可能です。

私も使いましたが、自宅でたったの10分あれば使えます。

*私が使用したHIV検査キットはこれです。

STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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