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今回は、HIVの感染確率についてあなたにお話しようと思います。

最近見つけたHIV陽性の人が運営するブログで、胸にグサリと突き刺さる一言を見つけました。

もしもあなたが、「HIVなんてめったなことでは感染しない、自分は大丈夫だ」と思っているなら、ぜひとも知って欲しい一言です。

それは、こんな一言です。

『ただ言える事は、HIVに感染する確率は感染した人間からしたら何の意味もない事です。
どんなに確率が低い行為であっても、感染してしまった人にとっては100%なんですもん。』

「もしかしてエイズ感染・・・?」と言うブログの8月31日の記事から。

何とも重たい一言ではないでしょうか。私はこれを読んで考え込んでしまいました。まさに、ブログの記事の言ってる通りです。

このサイトでも、HIVの感染ルート別に感染確率を記事にしたことがあります。「行為別HIVの感染確率について」と言う記事などがそれに当たります。たぶん、あなたもこうした行為別の感染確率には関心があるだろうと思って記事にしました。

その記事の中にも書いてありますが、感染確率の低い行為が安全な行為ではありません。HIV感染の可能性があると言う点では感染確率に関係なく全く同じです。

例えば、性行為の中でもアナルセックスは非常に感染確率が高い行為です。ある調査によれば、行為1回あたりの感染確率は1%から3%だそうです。一方、オーラルセックスによる感染確率は0.01%から0.1%だそうです。

確率的にはアナルセックスの方が断然危険な行為となるのですが、しかしHIVを感染する可能性があるという点ではどちらも同じであり、事実オーラルセックスで感染した人がいます。

そこで、ちょっと話は横道にそれるのですが、私の体験を1つあなたにお話したいと思います。

今から7年ほど前のことです。ある日の朝、急に背中が痛くなりました。最初はシップ薬でも貼ろうかと思ったのですが、どんどん痛みがひどくなり、到底我慢出来る範囲ではなくなりました。

私は痛みをこらえて、救急病院に駆け込みました。まだ8時前の早朝で、一般の病院は開いてませんでした。救急病院で診察してもらって、すぐに原因が分かりました。尿管結石だったのです。あの痛みは経験者でないと、お分かり頂けないと思いますが、かなりの激痛です。

私はすぐに入院して、幸い痛みは翌日には治まりました。そして、念のために精密検査をしてもらったのですが、その検査で腎臓にはまだ大きな石が残っていることが分かりました。この石が、いつまた尿管に降りて激痛を発するかも分かりません。

それで、医師の勧めもあって、石の粉砕手術を受けることにしました。メスを入れる手術ではなく、超音波で粉砕する手術でした。

その手術についての事前説明を担当医がしてくれました。一通りの説明の最後に、ごくまれな失敗例を話してくれました。石の粉砕中に、腎臓周辺に内出血が起きることがあるのだそうです。その状態になると、非常に危険で絶対安静、即入院となるのだそうです。

ただし、そこの病院では、過去に2500人の患者がその手術を受けて、内出血が起きた例は2件のみだそうです。発生確率はわずかに0.08%です。1000人に1人も出ない確率です。

さて、あなたなら、この発生確率を聞いて、危険な手術だと思いますか?止めておこうと思いますか?普通は、そうは思わないでしょう。むしろ、安全な手術だと思うのではないでしょうか。私はそう思って手術の申し込み用紙にサイン、捺印しました。手術の成功確率99.9%なのですから。

もう、ここまで書いてきたら、次の展開はあなたにもお分かりでしょう。そう、そのたった0.08%の確率の内出血が私の身の上に起きたのです。それが分かったとき、担当医は椅子から飛び上がらんばかりに驚いていました。まさか・・・って感じです。

私はそのまま即刻入院し、ベッドの上で絶対安静状態で2週間もがまんするハメになったのです。

この、0.08%と言う発生確率は、先のデータによれば、オーラルセックスでHIVが感染する確率と同じ数値です。私がオーラルセックスによるHIV感染を不安に思った理由は、こんな自分の過去の体験があるからかも知れません。

色々と書いてきましたが、私はHIVの感染確率を全面的に否定するものでは決してありません。感染確率データの根拠はともかく、複数の専門書で傾向はほぼ同じです。アナルセックスの感染確率は高く、オーラルセックスによる感染確率はかなり低いのは事実だと思います。

ただ、繰り返しになりますが感染確率が低いと言うことが、その行為の安全性を意味するものではない、と言うことを言いたいのです。まさしく、最初にご紹介したブログの一言です。

『どんなに確率が低い行為であっても、感染してしまった人にとっては100%である。』

何度読み返しても、重たい一言だと思います。私も腎臓結石の手術後、ベッドの上で同じようなことを思っていました。

どうか、あなたも感染確率だけを頼りにすることなく、HIV感染の予防にはお気をつけ下さい。そして、まんいち感染が不安なら、迷わずHIV検査を受けることをお勧め致します。いきなりエイズにならないようにご注意ください。

「自分に限っては大丈夫・・」なんて根拠のない気休めや自信に頼っていると、「まさか自分が・・」となる危険性もあります。

2010年の厚生労働省の調査結果では、HIV感染者の30.1%は自分がHIVに感染したことに気がつかず、「いきなりエイズ」を発症しているのです。

「いきなりエイズ」発症前にHIV感染が見つかればエイズ発症を防ぐことも出来ます。近年エイズ発症までの潜伏期間が短くなっており、より早期のHIV検査が重要になっています。HIV検査はあなたにとって救命的検査になるかも知れません。

最後に、私が自分のHIV感染を疑ったときに使用した検査キットをご紹介します。あなたが保健所に行く時間がなかったり、誰にも知られたくない、誰にも会わずにHIV検査を受けたいと思うならこれがお勧めです。

*誰にも知られず、いつでも、どこでもHIV検査ができます。私は10分で終わりました。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

■この検査キットの信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性
■この検査キットを使用した人の声はこちら⇒利用者の声情報

あなたの自宅以外でも、手をきれいに洗える場所ならどこでも使用することができます。
私が入院して得た教訓。どんなに小さくても、可能性が存在する限りはいつか必ず発生する。

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