TOP コラム一覧コラム(HIV/エイズの現状編)>HIVを身近に感じること


『Living together』と言うサイトがあります。このサイトでは、HIV陽性者の手記が掲載されています。

こちらから⇒『Living together』

私は、かつて自分がHIVに感染しているのではなないかと悩み、検査を受けた経験があります。風俗で遊び、HIV急性感染症と思える症状が多発しました。特に帯状疱疹と、原因の分からない全身の発疹は決定的だと信じ込みました。

勇気をふるって受けたHIV検査の結果は、陰性でした。涙が出るくらい嬉しかったのを覚えています。確かに、HIV検査を受けるまでは悩みました。仕事も手につかないくらい、不安になりました。でも、結局、陰性だったのです。

『Living together』で手記を書かれている、何人かの陽性者の人たちの本当の気持ちは私には分かりません。でも、手記を読んで、ぐっと胸にこみ上げてくるものがあります。それはきっと、HIVに感染していると言うリアリティです。

私はHIVの検査は受けたけど、それだけです。もしも、あのとき受けた検査結果が陰性ではなく、陽性だったとしたら・・・。そう思うことはあります。でも、そこから先はどうしたって想像の世界でしかありません。本当のリアリティはないのです。

私は地方の小さな町に住んでいます。でも、HIVに都会も田舎もありません。この町のどこかにもHIV感染者がいるかも知れません。でも、それは私には分からない。本当に、HIVやエイズのことを身近に感じていなかったのは、私自身ではないのか。思わず、そんな気持ちに襲われました。

『Living together』には、いろんな体験が寄せられています。自分がHIVに感染したと知った瞬間の動揺、絶望、不安。でも、生きていくんだと言う前向きなエネルギー。どうやって周囲の人にカミングアウトすればいいのか・・・悩み、迷う日々。それらは、ネットの中の文字でありながら、現実の世界を私に突きつけます。

やはり、当事者の一言、一言はとてつもなく重いです。リアリティに溢れ、強烈に読む人の胸に刺さります。そして、私はこれらの手記を読んだあと、しばらく考え込みました。

私自身が、自分の身体でHIVを身近に感じることは不可能です。でも、そんな私が自分のサイトを運営することで、少しでもHIVをより身近に感じることは出来るだろうと思いました。

HIV検査で陽性だったら・・・陽性と告知された人の気持ちは・・・これは、決して軽々しく言えないです。私には踏み込めない世界だと思います。

私は、これからも自分のサイト運営を通して、HIV検査を受けようか、どうしようかと、迷っている人に少しでもお役に立てる情報を発信していこうと思います。それが、私なりのHIVを身近に感じることだと思います。

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