TOP コラム一覧コラム(基礎情報)>HIV・エイズに関する守秘義務

今回は、HIV感染者や、エイズ患者に対する守秘義務についてお伝えしたいと思います。

少し古いニュースですが、9月10日の新聞報道によると、愛知県のトヨタ自動車系部品メーカーの元従業員(46歳・男性)が、自身のHIV感染情報を社内の看護師によって周囲に漏えいされたとして裁判を起こしました。

もしもこれが事実ならば、その看護師は罰せられる可能性があります。HIVに感染しているとか、エイズを発症しているとかいった情報は、感染者や患者本人の承諾なしに第三者へ知らせてはいけないことになっているのです。

これは道義的なルールの話ではありません。ちゃんと法律で定められています。

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」という長い名前の法律があります。この中に、医師や看護師、医療カウンセラーなど、患者の情報を業務上知り得る立ち場の人が、その情報を正当な理由なく本人の承諾なしに第三者に知らせてはいけないと定められています。

ちゃんと罰則規定もあって、医師の場合には1年以下の懲役か、100万円以下の罰金となります。看護師やその他、業務上知り得た人の場合は6ヶ月以下の懲役、または50万円以下の罰金となっています。当然、医師の方が罰則が重くなっています。

ちなみに、HIV検査を行う場合にも、本人の承諾が必ず必要です。本人に知らせずコッソリHIV検査は出来ません。ただし、未成年者や意識不明者、精神障害のある患者などの場合には、保護者や家族の同意があれば可能です。

では、HIV感染者や、エイズ患者本人は、誰に自分のことを話すべきでしょうか。これは、結論的には本人が決めることです。必ず誰かに報告しなくてはならない、と言う決まりはありません。学校や職場でも、話すかどうかは本人次第です。

また、自分の家族に対しても、絶対に打ち明けなくてはならない、というものでもありません。ただ、普通に考えれば家族には正直に話して色んな面でバックアップして欲しいと思うでしょうね。

ただし、絶対にHIV感染を打ち明けなくてはならない人が2通り存在します。

まず、過去に性的接触を持った人たちです。当然、HIVに感染している可能性があるわけで、一刻も早く知らせてその人もHIV検査を受けなくてはなりません。

もうひとつは、これから先、性的接触を持つ人に対してです。何も知らせずに性的接触を持つことは許されることではありません。必ず打ち明けて、同意のもとにセーファーセックスを図るようにします。

しかし、この絶対に伝えるべき2通りの人たちに対して、本当に事実を話すかどうかは、私が知る限り本人次第です。その人の性善説に頼るしかない、と言うことろでしょうか。

過去の自分の相手を思い出して、ちょっとでも心配ならHIV検査を受けておいたほうが安心出来るのでは?管理人がHIV検査を受ける決心に至るまでの体験記も参考にしてみて下さい。下からどうぞ。

「HIV検査のススメ」=「いきなりエイズ」を防ぐには、早期の検査でHIV感染をみつける以外に 方法はありません。=

HIV感染からエイズ発症までの潜伏期間がどんどん短くなっているデータをご存知ですか? でも、HIV感染は早期に発見できればエイズ発症を抑え る(遅らせる)ことができるようになりました。「いきなりエイズ」の前に、絶対HIV検査を受けてください。

・・増加する「いきなりエイズ」を防ぐには、早期にHIV検査を受ける以外に方法はありません。⇒ 「HIV検査のススメ」








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