HIV感染が自然治癒した男性の情報です。ホントにそんなことがあるのでしょうか?

今回の情報はイギリスからのお話です。つい最近、ネットで話題になりました。

イギリス人のアンドリュー・スティンプソンさん(当時25歳)は2002年5月にHIVの検査で陽性と診断されました。
しかし、14ヶ月後に再検査すると、なんと体内からHIVが完全に消えていたのです。イギリスの新聞各紙がそう伝えてイギリス国内でも話題になっているそうです。⇒アンドリューさんの写真

これまでにHIVに感染して何年も治療なしでエイズを発症しない人の例はいくつも報告されています。しかし、その人たちはエイズを発症しないだけで体内にHIVは感染したままです。アンドリューさんはHIVが消えていたというのです。

ネットの情報によると、アンドリューさんが通院していたのはロンドンのチェルシー&ウエストミンスター・ヘルスケア病院です。スティンプソンさんは2005年5月にHIVに感染し陽性と診断されたましたが、14ヶ月後に再検査したところ、体内からエイズウイルスが発見されなかったそうです。

でも、継続検査をしていないため、ウイルスがなぜ消えたか、原因は分かっていないとしています。

エイズの専門家であるパトリック・ディクソン医師は、地元テレビ局のスカイニュースのインタビューに対し、

「体内からエイズウイルスが消えたのは、初めての症例だろう。恐らく彼の体内にある生物学的に重要なものが作用した可能性があるので、これを抗体として取り出すことが出来れば、理論上、エイズ治療薬として確立させることも可能になる」

と期待を膨らませているそうです。

病院側は、最初の検査時の検体の取り違えなどのミスの可能性は否定したものの、検査自体の誤差がないとは言えないとし、「はっきりさせるためにも、追跡検査を受けてほしい」と求めているそうです。

病院側も認めているように、最初のHIV検査の結果が偽陽性だった可能性もあります。「追跡検査」というけれど9年以上も経った今から検査して真相が分かるものなのでしょうか。

この件に対して医師の小西さんという方がブログでご自分の見解を述べています。

「B型肝炎もC型肝炎も自然治癒することがある。それらのウイルスとHIVは同じではないが、HIVの自然治癒を完全否定する証拠もない。」

なるほどです。私は「HIVに自然治癒はない」とかってに信じ込んでいますが、それは本当にそうなのか、証明されているのかと言えば断言することは出来ないのです。

以前、もう一人HIVが完治した男性のお話を当サイトで記事にしたことがあります。こちらは自然治癒ではなく、骨髄移植の手術をしたらHIVが完治したというニュースでした。⇒「世界初!HIV感染が完治した?」

これは非常に特殊なケースであり、エイズ患者にすぐ使えるような治療法ではありませんでした。それだけに今回の自然治癒のニュースが本物で、今後のエイズ治療に生かせるニュースならと願うばかりです。

*「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」

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