HIV感染の多い年代とは、どの年代か、あなたはご存知ですか?

つい先日のことです。あるHIV感染サイトを見ていたら、こんなフレーズが目に入りました。

『HIV感染者が多いのは、性欲の強い10代から40代の男性です。』

このフレーズ、見た瞬間に違和感を感じました。なぜでしょう?

それはデータから見たときに事実に反するからです。

では、厚生労働省エイズ動向委員会が発表した最新データから検証してみましょう。

◇平成25年第1四半期(1月~3月)のデータを見る

5月22日に厚生労働省エイズ動向委員会が第1四半期(1月~3月)のエイズ動向を発表しています。この3ヶ月間のデータから、本当に

『HIV感染者が多いのは、性欲の強い10代から40代の男性です。』

と言えるのかどうか、検証してみます。

では、平成25年の第1四半期のデータをグラフにしたのでご覧頂きましょう。

新規HIV感染者の年代別分布

いかがでしょうか。これが第1四半期のHIV感染者の年代別分布です。明らかに、「10代から40代の男性に多い」という認識は間違っています。20代、30第に感染者が多いのですが、しかし40代、50歳以上にも多くの感染者がいます。逆に10代のHIV感染者は2人しかいません。

従って、

「HIV感染者は20代以上のどの世代にも一定の割合で存在する。」

というのが正しい表現だと思います。

なお、HIV感染者の総数は227人で、そのち女性はわずかに11人でした。圧倒的に男性のHIV感染者が多いのです。


◇50歳以上でもHIV感染者は多い!

先の、『HIV感染者が多いのは、性欲の強い10代から40代の男性です。』というフレーズは10代から40代は性欲が強いからHIVに感染する機会が多いだろうと思ってそう書いたのかも知れません。

もっと言えば、50歳以上は性欲が弱いはずだから感染機会は少ないだろうと思ったのかも知れません。

しかし、随分昔ならともかく、今の50歳以上はとても元気です。HIVに感染する機会はとても多いのです。しかも若い世代よりもHIVを始めとする性感染症についての知識や情報が少ないのではないかと思われます。

少なくとも40代以上では学校で性教育やエイズ予防教育は受けていません。また熟年同士の性行為では避妊の心配がないのでコンドームを使わないことも多いかも知れません。

ともかく新規HIV感染者全体の14.5%は50歳以上なのです。HIV感染に年齢は関係ありません。



◇50歳以上に多い「いきなりエイズ」

これも何度も記事にしてきました。またしてもか・・・と、思うような結果が出ています。第1四半期における、50歳以上の新規HIV感染者と新規エイズ患者の報告件数をみて見ると、

●50歳以上の新規HIV感染者 33件

●50歳以上の新規エイズ感染者 30件

つまり、50歳以上においてはHIVに感染したと報告された63人のうち、実に30人がエイズを発症していたことになります。割合にすれば47.6%であり、全体平均の32%よりかなり高率となっています。

これは50歳以上の方が若い世代に比べてHIV検査を受けていないことが原因だと思われます。色んな理由が考えられます。

●保健所や病院に行くのは世間体が悪い。恥ずかしい。

●まさか自分がHIVに感染しているはずがない。よって検査を受ける必要がない。

この2つがHIV検査を受けない理由なのではないでしょうか。私の周囲の50歳以上の友人、知人を見ているとそう感じます。

しかし、実体としてはHIV感染もエイズ発症も年齢には関係なく、50歳以上だろうが60歳以上だろうが若者と同じように感染してエイズを発症します。

もしもあなたが50歳以上なら、どうぞHIV感染にご用心下さい。HIVは若者よりも高齢者こそ要注意と言えます。

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