もしもあなたがHIVに感染していることが分かったら、その後あなたはどうなるのでしょうか?

かつて日本には「エイズ予防法」という法律がありました。日本にエイズが登場した1980年代、日本中がエイズパニックに陥った頃に作られた法律です。

「エイズ予防法」の目的はHIV感染者、エイズ患者を徹底的に管理下においてHIV感染の拡大を防ぐことでした。そのためには感染者の人権、プライバシーは完全に無視されていました。

従ってこの「エイズ予防法」は作られた時からすでに悪法の呼び声が高い法律でした。そして1999年、同法は廃止され「新感染法」へと変わっていきます。この辺りの詳しい情報はこちらから⇒『エイズ予防法を振り返る』

今回、あなたにお伝えしたいことは、

「現在の日本ではHIVに感染してもかつてのように法律の元に管理されることはなく、あくまでも感染者本人の意識に頼るしか二次感染予防の決め手はない。」

ということです。

・・◇勘違いしている人もいる


私がたまたま見つけたのですが、ネット上でこんな書き込みをしている人がいました。

『HIV感染者だと判った時点で保健所の管理下に置かれるため、HIV感染者やエイズ患者がセックスにより感染者を増やしている認識は間違いです。』

これ、あなたはどう思いますか?

この書き込みには前段の部分があるので、ここだけ取り上げるのはどうかと思うのですが、要は次の2点の認識です。

●HIV感染者は保健所の管理下におかれる。

●HIV感染は、感染していると分かっている人が増やしている訳ではない。

この2点です。この2点において先の記事を書き込んだ人は間違っています。完全なる勘違いをしています。

事実は、

●HIV感染者だと分かっても保健所の管理下に入ることはない。

●HIVに感染していると分かっていてもコンドームなしのセックスをする人が事実いる。

もう少し詳しく説明します。


・・◇保健所や病院はフォローするけど管理はしない


もしもあなたがHIVに感染していと分かった場合、保健所や病院では専門スタッフがあなたをフォローしてくれます。あるいは、専門スタッフを紹介してくれます。そこではあらゆる相談が可能です。

家族や職場に感染したことを知らせるべきか。今後の治療をどうすればいいのか。病院は?治療費は?支援の仕組みは?こうしたすぐに目の前にくる不安について相談に乗ってくれます。

しかし、かつての「エイズ予防法」のようにあなたの基本的人権を無視してプライバシーに干渉することはありません。あなたが同意しない限り、あなたがHIVに感染していることを外部に情報を流すこともありません。

ましてやあなたを管理下において二次感染を防ぐような干渉をすることはあり得ません。ということは、逆に言えばあなたの意識に頼るしか二次感染防止の手立てはありません。

自分がHIVに感染していることを知っていながら何も予防の手立てをせずに無防備な性行為を繰り返せば二次感染は広まります。



・・◇データが物語る実態


「HIV感染者の早期発見と社会復帰のポイント」(医薬ジャーナル)に2005年ACCのデータが紹介されています。

●自分がHIVに感染していると分かったとき、パートナーへ告げたか

告げた 34%

告げていない 37%

●自分がHIVに感染していると分かったあと、コンドームを使用しているか

毎回使っている 20%

こんなデータが載っています。

むろん、これはあるデータを断片的に示してるに過ぎないと思います。しかも2005年とかなり以前のデータです。当サイトが現在HIVに感染している人に対して非難する意図があってこのデータを紹介している訳ではありません。その点誤解なきようご了解ください。

ただ、このデータから読み取れることはHIVに感染したと分かっても、その後に二次感染予防に積極的でない人もいるということです。

同書の編者である岡慎一氏もその点を非常に危惧する記事を書かれています。(岡真一氏はACCエイズ治療・研究開発センター長です)

つまり結論として、あなたの身を守るのはあなた自身であり、HIV感染の可能性がある性行為には必ずあなたの方から予防を注意すべきということです。あなたのパートナーだけに全てお任せではいつか後悔する日が来るかも知れません。

少なくとも、保健所や病院、法律はあなたをHIV感染から守ってはくれません。

*保健所や病院に行かなくても、簡単にHIV検査ができます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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