TOP コラム一覧コラム(検査/治療)>HIV検査キットの課題とは

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ここでは、HIV検査キットの課題についてお話します。

最近、書物や医療サイトで、検査キットの課題について書かれているのを見ます。だいだい、こんな内容の記事です。

「インターネットで買える検査キットは、信頼性は問題ないようだが、検査結果が陽性となった場合にフォローがなく、一人で結果を抱え込まなくてはならない。ここに検査キットの課題がある。」

確かに、検査キットは郵送検査であり、自分の検体(血液)を検査してくれるのは検査キットの販売会社です。個人情報が完全に守られる代わりに、検査をしてくれる会社との接点はほとんどありません。

「検査結果が陽性の場合には、専門病院などをご紹介します。」

検査キットの販売会社のホームページにはこんなただし書きが目につきます。せいぜい可能なフォローはこの程度だと思います。それゆえ、私もこのサイトで、可能であればHIV検査は保健所で受けて下さい、とお勧めしています。

そして、どうしても保健所に行きたくない、行けない人は、検査キットも検討してみて下さいと、次善の策として検査キットをご紹介しています。

「検査キットの重要な役割」でも書きましたが、事実としてどうしても保健所には行きたくないからと、HIV検査を受けずに放置している人がいるのです。不安や心配を抱えながら、でもHIV検査は受けずにいる。保健所は嫌だと言うのです。

この状態は絶対にまずい、避けるべきだと私は思います。それなら、例え検査キットでもいい、やはりHIV検査を受けて欲しいと思います。

検査を受ける人のフォローが難しい検査キットであれば、最低限、次の2点については、検査キットを使う前に十分知っておいて欲しいと思います。

1.検査キットの正しい使い方を知る
「HIV検査キットを使ってみました」を読んでもらえれば分かりますが、検査キットそのものの使い方は非常に簡単シンプルです。しかし、念には念を入れて、取り扱い説明書を十分読んで、間違いなく指示通りに使って欲しいと思います。

2.偽陽性が出る可能性があることを知る
HIV検査キットでは、スクリーニング検査しか出来ません。仮に検査結果が陽性となっても、偽陽性の可能性があり、確認検査を保健所か病院で受ける必要があります。この点を、十分事前に知っておくことが大事です。

この2点を、検査キット販売会社は利用者に十分説明する責任と義務があると思います。私自身、自分が検査キットを選ぶとき、この2点の説明の分かり易さは選ぶ大きなポイントでした。⇒「検査キットの選び方」

最後にもう一度繰り返します。出来ることなら、HIV検査は保健所で受けて欲しいと思います。お勧めの一番は保健所です。無料、匿名、専門スタッフのフォローを受けることが出来ます。

でも、どうしても保健所は嫌だ、無理だと、と言う人は検査キットを利用してでも、HIV検査を受けて欲しいと思います。なぜなら、HIV感染はHIV検査を受ける以外には調べる方法がないからです。

個人的には、検査キット販売会社は、検査結果が陽性だったときにどうすればいいのか、利用者にもっと情報提供をして欲しいと思います。例え該当する陽性の人がまれであったとしてもです。それが販売会社の責任であり、義務だと思います。

「いきなりエイズ」を防ぐには、早くHIV検査を受ける以外に方法はありません。⇒ 「HIV検査があなたの命を救います」








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