東京都福祉局が作成した小冊子があります。冊子の名前は「たんぽぽ」と言います。

この小冊子は、HIV検査を受けて陽性が確定した人に向けて作られた冊子です。
それも、告知されて間もない人が対象です。

内容は、HIV感染を告知されて混乱した気持ちをどうすればいいのか、この先の
生活や治療をどうすればいいのか、そんな不安や悩みの対処法がガイドされています。

私はこんな冊子があるとはつい最近まで全く知りませんでした。一番最初に作られたのは
平成5年だそうですから、もう18年前になります。

当時はまだ抗HIV医療が今のように進んでいない時代だったので、HIVに感染することは
かなり高い確率で数年後の死を意味していました。

当時、HIV感染の告知が本人に与えるショックはいかばりか、察して余ります。
しかし、現在においてもなお、HIV感染=エイズ=死、といった図式のネガティブイメージが
固定したままの人は多いはずです。

一昨年、私自身がHIV感染疑惑で悩んだとき、私も初めはそんなイメージを持っていました。

もし、私が自分のHIV感染疑惑に悩んでいたとき、この「たんぽぽ」を読んでいたら、もしか
すると3ヶ月も悩まずにHIV検査を受けることが出来たかも知れません。

もはやHIV感染は致死的疾患ではなく、しっかりと将来を考える必要のある病気だと
分かります。そのくらい内容が充実した冊子です。

ここで、「たんぽぽ」2011年2月版の目次をあなたにご紹介致しましょう。

1.HIV陽性を告げられたあなたへ

2.エイズってどんな病気?

3.病院に行くってどういうこと?

4.日々の暮らしはどうなるの?

5.あなたらしいセックスライフのために

6.伝える?伝えない?あなたのために

7.あなたのプライバシーについて

8.役立つ制度や情報

9.相談窓口

こんな内容です。全部で36ページに及ぶ小冊子です。

そして、この冊子の中に11人のHIV陽性者の方々の声が記事になっています。
告知されて間もない人から、すでに10年以上経過した人までいます。

私はその1つ1つの声を読ませてもらったのですが、どれを読んでも胸が痛くなりました。

私自身のHIV疑惑は幸運にも陰性でした。でも、それは単に運が良かっただけの
話であって、それ以外の何ものでもありません。

もし、自分があのHIV検査で陽性と告知されていたら・・・

そう思うと、「たんぽぽ」に載っている陽性者の声はとても他人事とは思えません。

この記事を書いた人のように、HIV感染を前向きに受け止められただろうか・・・
正直、私にはまるで自信がありません。

ただただ、今さらながらにHIV予防の大切さと、HIV検査の重要性を再確認した
次第です。

あなたにとって早期のHIV検査がどれほど大事か、ぜひ次の記事をご覧ください。
HIV検査を遅らせることであなたにプラスになるこは何ひとつありません。

いかに危険ばかりが大きくなっていくか、お分かり頂けるはずです。

○「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」、この3つをご存知ですか?

あなたがHIV検査を先延ばしに出来ない3つの理由とは?


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