中国のエイズ治療の専門家が、「HIV感染からエイズ発症までの潜伏期間が短くなっている!」と警告しています。いったい中国では何が起きているのでしょうか?

当サイトでは以前、「エイズの潜伏期間が短くなる?」という記事を載せました。厚生労働省エイズ動向委員会の岩本委員長談話によれば、日本ではエイズ発症までの潜伏期間が3年から4年と言う事例が増えているそうです。

かつてのように5年から10年という長い潜伏期間ではなくなってきているのです。

これは日本だけで報告されている変化ではありません。アメリカにおいても日本と同様か、それ以上に潜伏期間が短くなっていると報告されています。

そして今度は中国からも同じようにエイズ発症までの潜伏期間が短くなっているとの報告が発表されました。

◇中国のエイズ潜伏期間は5年!

今回の中国でエイズ潜伏期間が短くなったという情報はこちらの記事から仕入れました。

『中国でエイズ発症までの期間が短縮』(リンクが切れていたらごめんなさい!)

中国におけるエイズの潜伏期間が短くなったと警告するのは北京市協和医院(病院)の李太生教授です。中国ではこれまでエイズ発症までの潜伏期間は凡そ8年程度とされてきました。

ところが李太生教授が北京、上海、広東、河南、陝西、雲南の医療機関13カ所の協力を得て感染者577人について潜伏期間を調べたところ、平均で5年であることが分かったそうです。かつての8年から5年へと短くなっていたわけです。

なぜ中国におけるエイズ潜伏期間は短くなったのか?李太生教授によれば、従来とは異なるタイプのHIVが中国で多く見つかっていることが原因ではないかと考えられるそうです。

私たちは日頃HIVとひとくくりに表現しますが、実はHIVにも様々な種類が存在します。HIV-1とHIV-2と言う大きな分類ではなく、同じHIV-1の中にも異なる種類のHIVが存在するのです。

HIVは容易に変種が誕生するウイルスであり、それゆえ長い間有効な治療法が見つからなかったのです。HIVが変種を繰り返す中で従来よりも潜伏期間の短いHIVが誕生したのかも知れません。

 

◇中国の高齢者が危ない!

さて、中国でのHIV、エイズの話題を出したついでにもうひとつ中国ネタをご紹介します。実は中国では60歳以上のHIV感染者やエイズ患者が急増しているそうです。

中国疾病予防抑制センター性病エイズ予防抑制センターの呉尊友主任によると、次のように変化しているそうです。

【中国における60歳以上のエイズ発症者】

●2005年 全体の5.4%

●2010年 全体の11%

実に5年間で2倍以上に増加しています。

なぜ60歳以上のエイズ発症者が増加しているのか?中国の専門家が色々と分析しています。その中で私が大変興味深く感じた分析がありました。

ある年齢になって仕事での第一線から退き、時間に余裕が出来た年齢層の人達がいます。そしてその人達の中には比較的性欲が強く、元気モリモリの人がいます。

しかし、長年一緒に暮らしてきた妻への性的欲求はどんどん減退していくため、どうしても妻以外の相手を求めてしまうのだそうです。それが風俗であったり、不特定多数の出会い系だったりします。

当然、そういった相手との性行為はHIV感染のリスクが増します。

更に、長い間中国ではHIVに感染してもエイズ発症までは10年近い潜伏期間があると信じられていました。(前半の記事で書いた通りです。)

従って、60歳以上の男性にしてみれば、多少危険な行為をしてHIVに感染したとしても、エイズ発症までには自分の寿命が来ると思う訳です。ちなみに中国における平均寿命は男性が74歳、女性が77歳です。(日本では男性が79歳、女性が86歳)

そんなことを考える男性は(女性も同じですが)HIV感染の不安や心当たりがあってもHIV検査を受けないでしょう。しかし、実際にはエイズ発症までの潜伏期間は平均5年と短くなっており、自分の寿命が来る前にエイズを発症している訳です。

今やHIV感染症は早期発見、早期治療によってエイズ発症を防ぐことが出来るのに、その機会を自ら放棄しているのです。

しかし、ここまで書いてきたことは決して中国だけのお話ではありません。日本でも全く同じ傾向にあります。当サイトでも何回も記事にしてきました。例えばこんな記事です。

『年代別いきなりエイズ発症率』

日本においても50歳、60歳以上の中高年はHIV感染やエイズ発症に対して危機感が薄く、関心もあまり持っていないように思います。

以上のように、中国においても日本においても、エイズ発症までの潜伏期間は短くなっており、今まで以上に早期発見、早期治療が重要です。特に中高年のあなた。自分だけは特別だ、絶対大丈夫などと、根拠のな自信を持つのはお止めください。

HIV感染、エイズ発症に年齢は全く関係ありません。むしろ中高年こそが危ないのです。

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